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2016年01月26日

ビル清掃・新津春子

Posted by いざぁりん  at 23:24
こちらです。
http://www.nhk.or.jp/professional/2015/0202/
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2年連続で「世界一清潔な空港」に選ばれた羽田空港。その栄光を陰で支えるのは、日本一の称号を持つビル清掃のプロ・新津春子だ。その技術はまさに職人技。80種類以上の洗剤を駆使し、あらゆる困難な汚れを素早く落としていく。だが新津の真骨頂は、目に見えない汚れをも落とすところにある。たとえば、トイレで洗った手を乾かす乾燥機。放置しておくと排水溝に雑菌が繁殖し悪臭となる。そこで新津は、専用ブラシをメーカーと共同で開発、1センチ幅の排水溝を徹底して清掃する。さらに、一見きれいに見える床にも目をこらし、かすかに舞うホコリも絶対にゆるがせにしない。赤ちゃんやアレルギーを持つ人への影響を考えてのことだ。
使う人のことを考え抜き、手を尽くす新津は、「やさしい心で、清掃する」という信念を持っている。「心を込めないと、きれいにできない。“どこまでできるか”常に考えることが、やさしさです」と、口癖のように言う。
新津の半生は険しい道のりの連続だった。生まれは中国・瀋陽、父は第二次世界大戦のとき、旧満州に取り残された日本人残留孤児、母は中国人だった。その境遇のため、幼い頃から壮絶ないじめを受けて育った。日本にきてからも差別に苦しみ、就けた仕事は清掃のみ。「自分はいったい何なのか」と悩み、誰かに存在を認められたくて、朝も夜もひたすら清掃に明け暮れた。清掃の技能選手権で日本一に輝いたころ、心を込めて掃除するという言葉の意味が、本当に分かるようになったという。そして行き交う人々から、「ご苦労様」「きれいですね」と声をかけられるまでになったとき、ようやく気付いた。この清掃という仕事こそが、ずっと探していたみずからの居場所だと。
日本にきて26年、清掃を極めようとする新津の歩みは、今も決して止まることはない。

清掃の“職人”であれ

「やさしさ」で清掃する

仕事を、怖がれ
町中を清掃しているのは、清掃員だけではない。新津が尊敬してやまない、ある仕事がある。「高所の窓ガラス清掃」。特殊な訓練を積んだものにしかできないこの業界で、屈指と呼ばれる職人が羽生田信之(54)だ。1つのミスが命取りとなるこの仕事を30年、あらゆる高層ビルの窓を拭き上げてきた。

業界でも指折りのベテランの羽生田、だがその流儀は、意外なものだ。「仕事を怖がれ」。羽生田は、とにかく初心者のような仕事ぶりに徹する。安全管理を徹底し、何度も心の中で確認を繰り返す。そして1枚1枚、1ミリの隙間もないように丁寧に窓を拭いていく。同時に素早さを突きつめるため、作業のむだを徹底してそぎ落としていく。
その裏には、かつて仕事中の事故で部下がけがを負った苦い経験がある。羽生田はそれ以来、徹底して仕事を見直した。その中で、「仕事を怖がる初心者は、決して失敗をしないこと」、「初心者こそ、仕事は遅くても仕上がりがいいこと」に気付いたという。
羽生田は職歴30年が過ぎた今も、仕事への慣れを恐れ、初心者であり続けろと自戒している。

窓ふき歴30年。ロープに命を託す

常に、初心者のように丁寧に仕事をする


  


Posted by いざぁりん  at 23:22
こちらです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160125-00000140-spnannex-ent
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 分裂の危機を乗り越えたSMAPの代表曲で、ファンが騒動の渦中に購買運動を起こした「世界に一つだけの花」が、オリコンの2月1日付シングルチャートで3位を獲得した。1週間で4万7000枚を売り上げた。03年3月にリリースされ、同6月まで40回の1位を獲得。同年のNHK紅白歌合戦で歌われ、1位に返り咲いた04年1月19日付以来、12年ぶりのトップ3入りとなる。

【写真】「SMAPのトラブルです」に共演者は思わず固まる

 歌手の訃報などでベスト盤などアルバムが再ヒットしたことはあるが、シングルが10年以上の年月を越えて上位に返り咲くのは「極めて異例」(オリコン関係者)。サザンオールスターズが03年にデビュー25周年を記念して「勝手にシンドバッド」を再リリースした際に1位を獲得。その時の25年のブランクが最長記録として残っているぐらいだ。

 購買運動が始まったのは、スポニチ本紙が分裂危機を報じて一夜明けた14日。騒動前に約258万枚だった売り上げを300万枚に到達させることで、分裂を阻止する世論を盛り上げようと、ファンがツイッターなどでCD購入を呼び掛けた。

 運動の広がりの早さを物語るように、同曲は14日付デイリーチャートで9位を獲得。CD店やオンラインショップは品切れ状態になった。25日付週間ランキングでは75位と06年1月30日付以来、10年ぶりのトップ100入り。15~18日付のデイリーチャートは30位以下に下降したが、19日付で19位に入った後、3位→2位→1位と推移した。

 オリコン編集主幹の垂石克哉氏は「品切れで一度順位が落ち、その時に入った注文分にメーカー側が対応。在庫が入ったことで売れ行きが伸びたのだろう」と推測。「メーカー側の戦略もなく、シングルがトップ3に返り咲くのは記憶にない。ファンのSMAP存続への思いと団結力がうかがえる結果」と話している。  


Posted by いざぁりん  at 09:28
辺野古移設は、してはなりません。
米軍基地の存在&自衛隊の存在は、違憲です。
米軍基地の撤去と、自衛隊の解散が、必要です、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160125-00000011-okinawat-oki
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<佐喜真氏勝因>実績アピールが実る

 佐喜真淳氏は市民の生命、財産を守る立場から普天間飛行場の「固定化阻止」へ政府に強く働き掛けるとの訴えに加え、防衛省の基地関連交付金の増額など1期4年間の実績をアピールする戦略が奏功した。一昨年の県知事選、衆院選と続く辺野古移設に反対する「オール沖縄」の流れにくさびを打ち込んだ。
 最大の争点となった普天間飛行場問題は辺野古移設の是非ではなく、市民の安全確保が最優先だと主張。西普天間住宅地区の跡地利用や福祉事業の財源獲得といった政策実現へ「全力を尽くす」との訴えに、経済や生活面の政策に関心の高い若年層を中心に支持を集めた。任期中の4年間で地域のラジオ体操や集会に小まめに顔を出し、市民に身近な市長として活動を続けてきたことも一定の評価を得た。
 集票では、自民党本部が名護市や沖縄市といった首長選に続く「国政選挙並み」の態勢で支援。茂木敏充選対委員長が4度来県し「前例のない」(選対関係者)態勢で運動をてこ入れした。医療や農業、建設、運輸といった職域団体から支持を受ける比例選出議員が関係企業や団体を回り、組織票固めに注力。相手陣営が取り込みを狙った企業・団体票の流出を一定の範囲に抑えた。
 佐喜真氏との政策協定締結後、公明党も支持基盤の創価学会を中心に票を固めた。三日攻防でも支持者が主要道路で街頭活動を実施するなど最後まで運動を引き締め続けた。(中部報道部・仲田佳史)

<志村氏敗因>基地で差別化図れず

 名護市辺野古の新基地建設反対を明確に掲げた志村恵一郎氏だが、組織的な運動の出遅れも響き、知名度不足を補えなかった。普天間飛行場の「固定化反対」を掲げた相手候補との差別化を有権者へ十分に伝えられなかった。辺野古問題を前面に打ち出しすぎたあまり、子育てや福祉、産業振興などの課題政策を浸透させることができなかった。
 「オール沖縄」の枠組みで翁長雄志県知事らが志村氏を全面支援した。翁長知事は年末から積極的に市に入り、告示後は連日、志村氏と遊説した。稲嶺進名護市長や城間幹子那覇市長、県出身の国会議員らも志村氏をアピールし続けた。しかし、保革がそれぞれで運動したことで、陣営の取り仕切り役不在のため連帯するまでに時間がかかり、支持を拡大できなかった。
 陣営も2度の総決起大会や地域懇談会を積極的に開き、票の掘り起こしに力を入れた。しかし、支持する市議が相手候補に比べ少なく、出身市議がいない地域や西海岸などの保守地盤地域は崩せなかった。支援する市民団体や労組も街宣やビラ配りに奔走したが、届かなかった。
 企業対策でも総決起大会を開催し、企業票の取り込みを図った。大会は目標数以上の人数は集まったが、市外からの動員も目立ち、相手候補の基盤を切り崩すほどの盛り上がりはつくれなかった。
 本部町や八重山、久米島などの離島出身者の集会も開催。一定の動員はあったが、開催時期が遅く、相手候補の後手に回る結果となった。(中部報道部・仲間勇哉)

■基地争点外し奏功 返還どう実現

 佐喜真淳氏が現職の強みを発揮し、2期目の当選を果たした。市民は4年間の実績と経済政策に期待を寄せて、市政のかじ取りを託した。佐喜真氏は辺野古新基地建設問題の争点化を避け、選挙運動中は「辺野古」イエスかノーか、態度表明を徹底して拒んだ。佐喜真氏再選で宜野湾市民が辺野古推進を選択したととらえることはできず、政府に辺野古推進のお墨付きを与えたものと必ずしも言えない。
 2014年の県知事選で辺野古反対を掲げた翁長雄志氏が当選、続く衆院選の県内の全選挙区で「オール沖縄」が議席を獲得し、「辺野古ノー」の民意が示された。知事選の際、宜野湾市では辺野古反対を訴える翁長氏が、辺野古埋め立てを承認した仲井真弘多氏に約3千票差をつけた。
 宜野湾市長選で本紙と朝日新聞、琉球朝日放送(QAB)が実施した合同出口調査でも全体の6割近くが普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対している。佐喜真氏に投票した中にも反対と答えた人がいた。佐喜真氏の再選には、世界で最も危険とされる普天間飛行場を抱える宜野湾市民の複雑な事情がうかがえる。
 一日も早い米軍普天間飛行場の返還を求める思いが市民の間には強い。過重な負担をどうにかしてほしいという切実な願いだ。佐喜真氏は選挙で「普天間の固定化ノー」を掲げた。基地被害に苦しむ市民には受け入れやすい言葉だった。その公約をどう実現させるのか佐喜真氏は市民に明確に示さねばならない。
 一方、安倍晋三首相や菅義偉官房長官は「選挙結果が辺野古移設に影響を与えることはない」などと述べている。今回の結果を盾に新基地建設を強行することは許されない。

【解説】「オール沖縄」勢力に痛撃

 米軍普天間飛行場の返還問題を最大争点とした宜野湾市長選は移設先は政府が決めるとして返還実現を訴えた佐喜真淳氏(51)が激戦を制した。
 辺野古新基地建設によらない返還を訴えた志村恵一郎氏(63)を擁立した翁長雄志知事を中心とする「オール沖縄」勢力は2014年の知事選、衆院選以降初めて敗北し、6月の県議選とその後の参院選に向けた痛撃となった。自民は14年の名護市長選、知事選、衆院選で敗れた“辺野古ドミノ”に歯止めをかけた格好で、県政野党としての「反転攻勢」に弾みをつけた。
 保守系9市長でつくる「チーム沖縄」の一角を担う佐喜真氏の再選は協力関係にある自民にとって議席増を狙う県議選、県連会長の島尻安伊子氏の3期目を目指す参院選など全県選挙での好材料となりそうだ。
 県議選、参院選は普天間の争点化が予想されるが、宜野湾市長選で自民と佐喜真氏は「普天間の移設先は政府が決める」として辺野古の賛否ではなく返還実現を訴えて、票を獲得しており、今後も同様の論陣で支持拡大を図る見通しだ。
 公明県本部は自民と同様に佐喜真氏を推薦し、勝利に貢献した。県本は辺野古反対を堅持する立場だが、県議選や参院選で再び自公協力を構築するか注目される。
 「オール沖縄」はこれまで社民、社大、共産、生活、県議会会派県民ネット、那覇市議会保守系会派の新風会で構成していたが、今回で反辺野古を理由に民主県連も加わった。政党的な層の厚さは増したものの敗れた背景には調整役となる人材の不足がある。組織がフル稼働したのは翁長知事が指揮を取り始めた昨年末だったため、組織的な運動の出遅れが敗因の一つとなった。調整機能を含め、「知事頼り」になりがちな選挙運動全体の見直しが迫られる。  


Posted by いざぁりん  at 00:28
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160125-00000020-okinawat-oki
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 今季最も強い寒気が沖縄地方に流れ込んだ24日、沖縄県内の量販店やコンビニでは暖房器具やおでんの売り上げが伸びた。
 家電量販店のエディオンでは、数日前からストーブや電気カーペットが売れ、「売り上げは前年同期比で約7割増」(担当者)。那覇メインプレイス店ではストーブの売り切れが続出。24日午後時点で、陳列棚はガラガラ。「在庫は用意していたが、予想を上回るペース。展示品まで無くなる状態」という。
 コンビニでは中華まんやおでんの売り上げが急上昇。ローソン国際通牧志店では、同日午前0時から昼すぎまでで、中華まんが70個近く売れた。アルバイトの男性(19)は「いつもの倍ぐらい売れ、おでんも1・5倍ぐらい増えて、ずっと補充しっぱなしです」。カイロや手袋代わりの軍手を買い求める客も多かった。
 マツモトキヨシ久米店では23日から、目に付く出入り口近くやレジ前にカイロや入浴剤のコーナーを設けた。店員は「売れ行きは上々」と話した。
  


Posted by いざぁりん  at 00:27
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160125-00000103-jij-pol
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 金銭授受疑惑が浮上した甘利明経済再生担当相に対し、自民党内には「わなにはめられた」(高村正彦副総裁)との同情論も出ている。
 甘利氏を「被害者」と印象付けることで、野党からの追及圧力をかわす狙いがあるとみられる。ただ、こうした主張に、野党側は「無責任だ」(共産党の山下芳生書記局長)と反発を強めており、攻撃の手を緩めない考えだ。
 安倍晋三首相は25日、首相官邸で甘利氏と面会。今後の対応について意見交換したとみられる。この後、首相と会った河村建夫衆院議院運営委員長(自民)は、記者団に「(首相は)心配していたが、われわれとしては乗り切ってもらいたいという話をした」と語った。
 政権サイドは、業者側が甘利氏との会話を無断で録音して「証拠」と主張していることに着目。政府関係者は「相手は相当悪質だ」と批判した。高村氏は23日の民放番組で、「まさにわなにはめられた。攻撃側が用意周到にストーリーをつくっている」との見方を示した。
 甘利氏も25日夜の記者会見で、業者側について「最初から隠し録音をし、写真を撮ることを目的とした人たちだから、こちらは慎重にやっている」と述べ、不信感をあらわにした。
 甘利氏は自らの疑惑について、28日までに説明する意向。政府・与党はこれを踏まえて今後の対応を検討する。野党は速やかに説明責任を果たすよう攻勢を強めているが、自民党幹部は25日、「調査には時間がかかる」と反論した。
 甘利氏が進めている調査内容が今後のカギを握るが、政府関係者は「甘利氏自身はカネを受け取っていないということは言える」と明言。政権側では、調査の焦点は秘書と業者の関係にあり、整合性の取れた説明ができれば、続投可能との見方も広がる。
 これに対し、民主、維新両党は25日、合同で設置した疑惑追及チームが初会合を開き、独自調査に乗り出した。維新の党の柿沢未途氏は、高村氏発言について「はめられた、と言い張れば賄賂を受け取っても不問にできるのか」と批判。別の出席者も「仮に(業者側の)策略としても、実際にお金をもらって動いたら犯罪が成立する」と違法性を指摘した。  


Posted by いざぁりん  at 00:27
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http://bylines.news.yahoo.co.jp/saruwatariyuki/20160124-00053732/
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SMAPの解散騒動が日本のマスコミをずいぶんにぎわせたようだが、長年アメリカに住み、ハリウッドについての記事を書いてきている私には、奇妙に感じることだらけだった。

ひとつ言えるのは、こんな騒動は、アメリカでは絶対に起こり得ないということ。人気グループの解散も、タレント事務所の移籍も、本人たちがしたいならするだけのことで、当たり前に起こる。なぜなら、エンタテインメント業界の構造自体が、まったく違うからだ。

このYahoo!個人のページでも、このSMAP騒動を日本のサラリーマン社会になぞらえていらっしゃるオーサーさんの記事があったが、まさにそれは当たっていると思う。日本の芸能界がサラリーマン式なら、ハリウッドは完全なる自営業式。タレントは、自分のキャリアを自分でコントロールし、その代わり、責任も、全部自分で持つのだ。

アカデミー賞などの受賞スピーチで、俳優が、たらたらと“感謝したい人”の名前を連ね、その中に弁護士まで入っていたりすることがある。業界外の人にとっては、「は?弁護士?」という感じだろうが、そのエンタテインメント業専門弁護士も、その男優なり女優なりのキャリアを導く“チーム”のひとりだったのである。そしてそのチームを作るのは、その俳優本人。自分が最高のキャリアを築けるよう、俳優は、自分でチームメンバーを選び、期待にそぐわない場合は、随時、構成メンバーを変えていくのだ。

日本の芸能事務所とハリウッドのエージェンシーは全然違う

ハリウッドの俳優のほとんどは、タレントエージェンシー(タレント事務所のような存在)と契約している。“所属している”ではなく“契約している”という表現にしたのには意味がある。また“ほとんどは”とした理由は、後述することにしよう。

とりあえず、基本的には、俳優はひとつのエージェンシーの元で、担当者のエージェントを持っている。駆け出しであればとくに、自分のエージェントを持てるかどうかは、非常に重要だ。エージェントは、さまざまなオーディション情報や、業界内に出回っている脚本にアクセスでき、クライアント(顧客)である俳優に、これはいいのではないかと勧めてくれ、ギャラの交渉もしてくれる。

しかし、日本の芸能事務所と決定的に違うのは、完全コミッション制(出来高制)であること。エージェンシーは、クライアントのギャラの15%程度を取ることで儲けを得、俳優は決まった給料をもらえないし、エージェントもクライアントに対して月いくら、という金額をチャージしたりはしない。エージェントは、その俳優の仕事に対してもっと高いギャラを得られれば、自分の取り分も上がるので、がんばる理由がある。一方で、お金に困っていないトップスターは、「ちょっと4、5ヶ月休みたいから静かにしておいてくれ」と言う自由がある。いや、もちろん、落ち込み気味のスターがそう言ったとしても、別にかまわないのだが。

ハリウッドには、CAA、WME、ICM、UTAなど大手を中心に、いくつかのタレントエージェンシーが存在する。俳優にとって、大手と契約するメリットは、多数ある。エージェントがスタジオの大物などと仲良しであることはそのひとつ。そして、日本の芸能事務所と決定的に違うことに、これらハリウッドのエージェンシーは、監督、脚本家、ひいてはスポーツ選手もクライアントに抱えているのである。

たとえば、シリアスな演技派として知られている俳優が、ある大手エージェンシーと契約しているとしよう。その俳優は、担当エージェントに、「いつかコメディにも挑戦してみたいんだよね」と漏らしていたとする。そのエージェントが、社内でその情報を共有してきていたところ、同じエージェンシーが抱える脚本家がすばらしいコメディの脚本を書き、エージェンシー内で「じゃあ、これはその俳優にどうか?」ということになったりするのだ。エージェンシーは、そうやってパッケージした上で、スタジオに企画を売り込む。エージェンシーとしては、そうすれば脚本家からも俳優からもコミッションが取れる上、俳優、脚本家双方ともにその結びつきに満足であれば、言うことなしである。その組み合わせは、監督と俳優や、俳優と俳優、監督と脚本家、ひいては有名スポーツ選手と監督にもなりえる。大手と契約する人々は、その分野で光っている人であることが多いため、エージェントが積極的に動かなくても、「たまたま同じエージェントについていたから」という理由で、パーティなどの機会に監督と俳優が知り合いになり、そこから何かが生まれていくこともある。



マネージャー、パブリシスト、スタイリスト。専門に応じて、自分が雇い、ギャラを払う

エージェントの役割は、基本的に、仕事を探し、提案して、契約に結びつけること。一方で、マネージャーは、その俳優のキャリアプランを立て、たとえば演技クラスや何かのレッスンを受けさせるなどの提案をしたりする人たちというのが、定義だ。とは言え、優れたエージェントは、その俳優のキャリアアップも考慮した上で作品を提案し、キャリアのためのアドバイスも行うので、実際のところ、エージェントとマネージャーの仕事は、重なるところが大きい。エージェントとマネージャー、両方持っている人もいれば、どちらかという人もいる。

このほかに、取材の対応やイメージ管理をする、パブリシストと呼ばれる人たちがいる。パブリシストは、どのジャーナリストあるいは媒体に取材を許し、誰を断るかを決めるなど、取材の管理を行ったり、とくに若手の俳優、女優に関しては、ジャーナリストの質問にどう答えるのがいいか、“コーチング”を施したりする。場合によっては、取材部屋に一緒に入ってきて、気に入らない質問があると、タレントに「その質問には答えなくていいから」などと指示を出したりすることもある(もっともこれは、若手新人女優の場合がほとんどで、大の大人の俳優がパブリシスト付きでやってきたりしたら、取材もひとりで受けられないのかと、内心ばかにされるはずである。)しかし、取材前と取材中はそうやって口出しをしても、パブリシストは、日本の芸能事務所のように、出版前にそのインタビュー記事を見せろと言ってくることはない。

さらに、とくに女優の場合は、スタイリストを日常的に雇う人もいる。また、たいていはエンタテインメント業界専門の弁護士もつけている。これらの費用は、すべて俳優/女優たちが自分で支払う。高いお金を払う価値はないと思えば、使わなければいいし、もっといい人がいれば、そちらに変えればいい。

たとえば、アンジェリーナ・ジョリーは、マネージャーも、パブリシストもつけていない。「ずっと前にパブリシストをつけていたこともあったけれど、好きじゃなかったから」というのが理由だ。多忙な大スターには非常に珍しいことに、彼女は、誰のインタビューを受けるかを自分で選んでいる(筆者自身も彼女にインタビューをしたことが何度もあるが、最近の取材の許可を得るにあたっては、過去に書いた自分についてのインタビュー記事をいくつか見せてほしいというリクエストを受け、スター本人がそこまでするのかと驚いた。)「トワイライト」シリーズで、全世界の若い女性のアイドルになったロバート・パティンソンも、やはりパブリシストをつけない。その理由について、彼は「僕はケチだから」とジョークを飛ばすが、20代のトップアイドルが、好き勝手に野放し状態にあるなどとは、日本ではありえないだろう。ゲイリー・オールドマンにもパブリシストはおらず、ビル・マーレイに当たっては、エージェントも、マネージャーも、パブリシストもいない。当然、マーレイに仕事を頼みたい人は、彼を捕まえるのに、かなり苦労をするらしい。

お世話になったエージェントにくっついて移籍するのは忠誠心の証明。タレントが責められることはない

自分のキャリアを良い方向に導いてきてくれたエージェントが別のエージェンシーに移籍したり、あるいは、自分で新しいエージェンシーを立ち上げたりするとわかったら、今のエージェンシーを解約して、その人に着いていくという俳優は、とても多い。そのエージェントを雇い入れる別のエージェンシーは、ある意味、それを期待して、その人を迎え入れるのである。俳優/女優たちにとって、それは忠誠心の証明であり、むしろポジティブなことで、彼らが批判されることは、絶対にない。

そういう状況でなくても、タレントがエージェンシーを移籍することはいつだってある。が、それらのニュースは業界サイトに出る程度。業界内の一部で、「ああ、この人気俳優がA社からB社に移籍したのか。Bは、してやったなあ」とささやかれる程度のことだ。少しニュースになった例と言えば、無名だったクリス・パインを懸命に売り込んであげた小さなエージェンシーが彼のために「スター・トレック」を取り付けた後、パインがそのエージェンシーにメール1通送っただけで大手への移籍を告知した時くらいだろう。その時は、その小さなエージェンシーが、今後作られる続編の分も含め、「スター・トレック」にからむパインのコミッションは自分たちにも入るべきだと、訴訟を起こしている。しかし、この件も、あくまで業界の間でしか知られておらず、一般のメディアではまったく騒がれていない。

自分のプロダクション会社を立ち上げるのも、自分のキャリアを自分でリードするため

ハリウッドでは、若くても、俳優が自分のプロダクション会社をもつことは、珍しくない。ジョシュ・ハッチャーソンは10代で自分のプロダクション会社を立ち上げているし、ザック・エフロンも20代初めに設立している。プロダクション会社をもつというのにはそれなりに苦労もともない、メグ・ライアンのようにクローズしてしまう人も少なくないが、ブラッド・ピット、レオナルド・ディカプリオ、リース・ウィザスプーン、マーク・ウォルバーグ、トビー・マグワイアなどは、大成功している例だ。

俳優、とくに若手や女優が自分でプロデュースをしたがるのは、主に、自分が出たいような映画が向こうから歩いてくるのを待っているのではなく、自分で積極的に探そうとするから。ピットやディカプリオのようなトップクラスの男性スターだと、どんな脚本も選びたい放題なので、彼らの場合は、自分が出るかどうかは関係なく、純粋に、スクリーンで語りたい話を語るためにやっているが、多くの俳優にとっては、意外にも、外が自分に対してもつイメージと違う作品で役を得るのは、そう簡単ではないのである。コメディで知られてきたジェニファー・アニストンは、シリアスでダークな「Cake」を自分の会社でプロデュースし、真の演技力を見せようと計った。その結果、オスカー候補入りこそ逃したものの、映画俳優組合(SAG)賞にはノミネートされている。ウィザスプーンも、自分の会社を通じて「わたしに会うまでの1600キロ」の原作の映画化権を獲得し、ひとり芝居のシーンがたっぷりの役で存分に演技力を見せつけ、オスカー候補入りを果たしている。

周りにおんぶに抱っこを期待せず、成功しても、ステップアップのための道を自分で切り開く。それがハリウッドだ。華やかなドレスやタキシードの奥には、そういった、自分に対するプロデュース能力と、日々の努力が隠されているのである。
  


Posted by いざぁりん  at 00:26
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http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/01/22/kiji/K20160122011902580.html
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 ナインティナインの岡村隆史(45)が21日深夜放送のニッポン放送「ナインティナイン 岡村隆史のオールナイトニッポン」(木曜深夜1・00)に出演。SMAPの一連の騒動によって「芸能界の裏側みたいなのが全部知れ渡ってしまった」と口にした。

 18日に放送されたフジテレビ「SMAP×SMAP」(月曜後10・00)でのSMAP“生謝罪”に「いろんな思いあるんでしょうけど。なんかねえ、メンバー全員も本意ではないと思いますけど。あそこで言うとかんと。(中略)あんまり見たくないシーンでしたけどね、あれは」と重苦しい雰囲気になったあいさつを振り返った。

 「僕25年芸能界にいてますけど、今回の件で芸能界の裏側みたいなのが全部、一般の人に知れ渡ってしまったというか」とSMAPの騒動が連日報じられたことによる影響の大きさを説明。さらに「連日こういう芸能界でわーっとニュースが集中している時は、もう1つどこかでとんでもないことが起きている」と“ゴシップ報道=陰謀論”に言及し、「もっとすごいの来るよ。宇宙人、飛んでくるよ」とボケた。   


Posted by いざぁりん  at 00:25
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