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こちらです。
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/170313/plt17031316120012-n1.html
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自由奔放な発言で、注目を集めている安倍晋三首相(62才)の妻・昭恵夫人(54才)。そのアッキーこと昭恵さんが、土地取得問題で揺れる森友学園の名誉校長に就任したということで、一気に渦中の人となった。

 それでも安倍首相が昭恵さんに何も言わない、何も言えないのはなぜか。昭恵さんは安倍氏が「2度目の首相にチャレンジする」と言ったとき、猛反対したという。

 「その時、昭恵夫人は安倍首相に、“それなら私は私の好きなようにやらせてほしい。絶対に口を出さないで”と詰め寄って言質をとった。この“家庭内密約”があるから、昭恵夫人はあそこまで強く出られるのでしょう」(ベテランの政治ジャーナリスト)

 「安倍さんは幼い頃から兄に対してコンプレックスを抱いていたと近親者から聞いたことがあります。安倍さんは私大卒だが、兄は東大大学院卒。また、兄は両親の愛情を受けたのに対し、安倍さんは多感な幼少期を両親不在で過ごした。それなのに、兄が商社マンになり、自分は映画監督に憧れていたのに政治家の跡継ぎを強いられたと考えているフシもあります。そんな過去も、兄の長男が自分の後継者になることに抵抗する一因になっているのでしょう」


 一枚岩だった母との対立に、夫は不安を覚えたのかもしれない。政治関係者はこう語る。

 「国会では強気な安倍総理ですが本来は根が優しい、むしろ気弱ともいえる性格です。とくに女の人には強く言えない。父親を早くに亡くした後、絶対的な母親だった洋子さんと対立してしまった上、昭恵夫人ともけんかにでもなったら、家でも針のむしろです。せめて今は揉めたくないという思いがあるのでしょう」

 夫婦の微妙な距離感には、かつて思わぬ世話をかけたことも影響しているという。

 「第一次安倍政権の末期、潰瘍性大腸炎が悪化した安倍総理はおむつが欠かせなくなりました。その時、おむつを替えていたのが昭恵夫人だそうです。いちばんつらい時期に下の世話をしてもらった妻になかなか文句は言えません。

 普段は私邸に帰るのであまり使っているわけではありませんが、公邸の寝室にはベッドが2つ置かれ、その距離は80cm。同じ寝室であることは拒まないけれど、絶対にベッドはくっつけない、まさに2人の距離だと思いました」(前出・政治関係者)

 走る昭恵夫人を止められる人はいない。
  


Posted by いざぁりん  at 05:55
こちらです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170324-01796835-nksports-soci
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 籠池泰典氏の長男佳茂氏が23日、取材に応じ、安倍首相に対し、昭恵夫人の関与について「認めて国民に説明してほしい」と訴えた。

【写真】「安倍晋三」と書かれた文字がうっすらとと見える受領証

 この日、昭恵夫人付きの国家公務員で当時秘書、谷査恵子氏から籠池氏に「小学校敷地に関する国有地の売買予約付定期借地契約」についてファクスが送られたことが国会の証人喚問で明らかになった。ファクスには「本件は昭恵夫人にもすでに報告させていただいております」と書いてあり、佳茂氏は「(無関係とするのは)無理がある」と語った。

 安倍首相が国会で、土地取得への関与があれば首相、国会議員ともに辞める意向があると答弁しているが、佳茂氏は「我々家族は安倍首相に総理も議員も辞めてほしいとは思っていない。ただ説明してほしいだけ」と切に語った。

 3通の契約書について籠池氏が国会での答弁を拒否。助成金のために虚偽の金額で作成していれば違法となる恐れがあるが、佳茂氏は「国会答弁で出た木原設計事務所と(顧問弁護士だった)酒井(康生)さんを父は信頼し、丸投げしていた。2人に聞いて調べてほしい」と述べた。  


Posted by いざぁりん  at 05:42
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170324-00000038-asahi-soci
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 稲田朋美防衛相は24日、学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題で証人喚問された学園の籠池泰典氏が2016年1月に稲田氏の夫である弁護士の事務所で、弁護士立ち会いのもと、近畿財務局と大阪航空局の職員と会ったと証言したことについて、コメントを発表した。稲田氏の夫が籠池夫妻と国側との話し合いに同席したことを認めたが、「(その場で)ほとんど発言していない」と釈明した。

 稲田氏は過去の国会審議で「夫からは本件土地売却には全く関与していないことをぜひ説明してほしいと言われている」と述べており、稲田氏の夫をまじえ、国側との間で国有地を定期借地していた際の土地改良費をめぐる話し合いをしたとの籠池氏の証言との整合性が焦点になっていた。稲田氏は、話し合いは「(国有地)売却の話ではなく、借地の土壌汚染対応の立て替え費用の返還の話」だったと説明した。

 コメントによると、稲田氏の夫は顧問契約終了後の16年1月、学園が開設を予定していた小学校の用地に関し、「土壌汚染対応の立て替え費用を国が返してくれない」と籠池夫妻から連絡を受け、国側との話し合いに立ち会うように求められた。同月、夫の事務所で籠池夫妻と国側の話し合いに立ち会った。話の冒頭、籠池氏の代理人でも顧問でもないが、要請があったので話し合いに同席だけすることになったとの趣旨を述べ、その後はほとんど発言しなかったという。  


Posted by いざぁりん  at 05:38
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https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170324-00000020-pseven-soci
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 森友学園の小学校設置申請取り下げで宙に浮いた形になったのが、格安で払い下げられたあの国有地だ。国が買い戻す場合、森友側は15億円以上かけて新築した校舎を取り壊して土地を原状回復する必要があり、現実的には難しいとされる。そこに政界を1つの情報が駆け巡った。
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「籠池泰典・理事長の窮状を見かねたタカ派言論人の仲介で、アパグループに森友の小学校用地を建物ごと買い取ってもらう話が持ち込まれた」(自民党関係者)
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 アパグループは世界で400以上のホテルを経営する大手企業で資金力もある。
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 だが、コトはそう単純ではない。アパグループの元谷外志雄・代表といえば、安倍首相の有力な支援者として知られる。安倍首相と主張が対立した森友の救済に、首相の支援者が乗り出すとすればウラにキナ臭い取引があるのではないかと勘ぐられても仕方がない。
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 本誌はアパグループの元谷外志雄代表を直撃した。
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──森友学園支援の話が持ち込まれたか。
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「ある人物から、支援で、融資かなんかをしてあげてほしいという話だったね」
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──小学校用地を買い取る?
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「いや、融資だった。『素敵な学校じゃないですか、融資してあげたらどうですか』という話だったから、『そんなことできませんよ。基本的にもう学校は経営状況的にも成り立たない。私は全く融資もしないし、あなたもそんなところに関与しないほうがいいんじゃないですか』とお断わりした」
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──話が持ち込まれたのはいつ頃か。
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「2月末か3月。小学校の建設費を3種類の違う金額を報告していたという報道があったでしょう。あれ以降だったから、相手によって、違う数字を出すようなことはおかしいんじゃないですか。だから、そんな人は信用できません」
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──籠池氏と面識は?
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「ありません。(森友学園の騒動は)保守を騙る“保守ビジネス”じゃないでしょうか。保守を前面に出して、支援を集めて、義理もないのにそんなもの求めてさ。けしからんと思います」
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 思想といい夫婦揃ってのキャラといい、似た者同士かと思いきや……。元谷氏からしてみれば、籠池氏は“保守の端くれにも置けない人物”に映るようだ。
  


Posted by いざぁりん  at 05:33
昭恵夫人は、証人喚問に応じなければ、籠池氏との関係で、不公平になります。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170324-00000172-jij-pol
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 安倍晋三首相夫人の昭恵氏は24日午後、北九州市で講演した。

 昭恵氏は学校法人「森友学園」への国有地売却問題で関与が取り沙汰されていることに触れ、「多くの方に騒がれることになってしまい、自分の甘さがあったのかなと反省している」と語った。会場からの励ましの拍手に涙ぐむ場面もあった。

 講演は報道陣に非公開で行われた。出席者によると、昭恵氏は自身について、「本当に私は普通の主婦、普通の女性だ」と強調。「主人と私と、一生懸命この国のために働いていることをぜひご理解いただければ」と訴えた。   


Posted by いざぁりん  at 05:33
こちらです。
http://news.livedoor.com/article/detail/12840496/
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 ワイドショーは連日「森友劇場」を流し、テレビクルーは籠池泰典・理事長を追いかけ、自宅前には報道陣がひしめき合う。

 しかし、ワイドショーが「スクープ映像」「スクープ資料」として流したネタのほとんどが独自に入手したものではない。

 森友学園が経営する幼稚園の園児による「安倍ガンバレ」映像も、鴻池事務所から流出した籠池氏の陳情記録も、昭恵夫人から森友学園への100万円寄付の傍証とされた郵便局の振込用紙まで、1人のノンフィクション作家が入手し、提供したものだ。

 ワイドショーの「森友劇場」を支えたその人物は、『日本会議の研究』の著書で知られる菅野完(すがのたもつ)氏である。

「僕は2月からこの問題を取材していますが、仕事をしている時間の4分の3はマスコミ対応なんです。大手メディアの姿勢には疑問も多々ありました」

 菅野氏はそう前置きして語る。

「僕はフリーランスとしてやっているのに、大手マスコミからは取材で得たものの無償提供を要求されたり、取材する側として最低限のモラルもないような無理な企画の協力を頼まれたりもしました。詳しくは言いませんが、あるテレビ局からは“カメラの前でもっと籠池氏をイジってほしい”というような要求をされて、さすがにやめさせました」

 ところが、森友劇場の盛り上がりに危機感を持った官邸や自民党は、仕掛け人である菅野氏についてメディア側にネガティブな情報を流し始めた。すると官邸の顔をうかがうテレビは、それまでさんざん世話になった菅野氏に掌を返した。

 例えば、テレビ朝日系『モーニングショー』では、コメンテーターの田崎史郎氏が「菅野さんて方は存じ上げないので、どの程度正確なことを書かれる方かわからない」と菅野氏の取材に懐疑的なトーンを向けた。

 さすがに菅野氏も腹に据えかねたらしい。ツイッターでこうつぶやいている。

〈日テレ、TBS、フジ、テレ朝は、これまで散々、人の時間を奪い、人のネタを使い、クレジットさえ入れず自分の番組を構成してたのに、俺が抜いたら、今度は、「怪しげなフリージャーナリスト」扱いかよw〉

 改めて菅野氏が語る。

「森友疑惑の核心は国有地売却を決めた財務省と、小学校の設置認可妥当とした大阪府にある。私はフリーだから財務省や大阪府知事の会見にも出席できないから籠池氏に食い込むしかなかった。しかし、財務省や府の記者クラブにいる大手メディアの記者は疑惑の本丸を取材できる。どうしてもっと役所側を取材して疑惑の真相を解明しようとしないのか。それが言いたい」

 大メディアが“トカゲの尻尾”にすぎない「籠池いじり」にばかりのめり込むのは、“本体”を逃がすことに加担しているに等しい。
  


Posted by いざぁりん  at 05:32
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http://news.livedoor.com/article/detail/12841149/
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フィフィ 安倍昭恵氏へ送った籠池諄子氏のメールに呆れ「脅迫みたい」

2017年3月24日 13時25分

23日、タレントのフィフィが自身のTwitter上で、森友学園理事長・籠池泰典氏の妻・諄子(じゅんこ)氏が、安倍昭恵氏に送ったメールに呆れた。

この日、泰典氏は衆参両院で証人喚問に応じ、自身にまつわる疑惑を証言していた。安倍晋三首相の妻・昭恵氏から100万円を授受したという疑惑について、民進党の福山哲郎参院議員が「口止め」にあたるメールがあったのかと質問したときのことだ。籠池氏は、諄子氏と昭恵氏が2月と3月に複数回メールをやり取りし続けていると証言していた。

この証言を受けて、同日放送の「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)で大村正樹アナウンサーが、16日に入手したという両者のメール内容を紹介した。その日、野党議員たちが籠池氏の自宅を訪れた後、諄子氏は昭恵氏に対し、「小学校も開設できない 幼稚園も破産 お父さんも詐欺罪 あまりにも権力を使うなら死にます」とメールしたそうなのだ。そして、昭恵氏は「権力など使っていません とにかく祈ります」と返信したという。これに出演者は、昭恵氏の返事について「無難」「距離を起きたい感じ」だとコメントするのだった。

フィフィは、このメール内容を紹介した番組のキャプチャ画像を投稿するとともに、「自ら裏で動いてきた人間がそれを諭されたら死にますって…脅迫みたいじゃん」と呆れた反応をみせた。

そして、「そりゃ死にますなんて送ってきた相手に下手にキツい返信もできないし『祈ります』は無難な返信だと思うよ…」と、昭恵氏の返信は妥当だったと指摘したのだった。  


Posted by いざぁりん  at 05:32
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170323/k10010921661000.html?utm_int=all_side_ranking-access_004&nnw_opt=ranking-access_a
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学校法人「森友学園」の籠池理事長の証人喚問が国会で行われたことについて、インターネットでは「おもしろすぎてテレビから離れられない」といった書き込みがある一方で、国有地が鑑定価格より低く売却された経緯が明らかになっていないことについて、不満を訴える書き込みが相次ぎました。

学校法人「森友学園」の籠池理事長の証人喚問が国会で行われたことについて、インターネットでは「籠池氏の証人喚問の国会中継がおもしろすぎて、夜勤明けなのに寝るタイミング見失ってる」とか、「仕事中なのでテレビが見られないのでツイート頼りなんですが、こういうのは国民みんなが見られる時間帯にやってほしい」などといった書き込みが相次ぐなど、この問題に対する関心の高さがうかがわれました。

一方で、証人喚問では、国有地が鑑定価格より低く売却された経緯については明らかになりませんでした。
これについて、ネットでは「この証人喚問は何を追究したいのか全くわからない。8億円値引きの話はどこへ?」とか、「なんで的外れな質問や、訳のわからん演説しかしないわけ?土地は?8億円は?」といった不満の書き込みが相次ぎました。

また、「やっぱり籠池氏だけ呼ぶのではなくて、安倍昭恵夫人や松井知事といった登場人物を全員証人喚問して、何が起きていたのか明らかにしないと意味がないな」とか、「私人の籠池氏に証人喚問したんだから、私人の昭恵夫人にもしないと」などと、籠池理事長以外の関係者にも証人喚問を行うべきだといった意見も相次ぎました。

さらに、「籠池氏が信用ならぬ人間であるとしたい意図が見え見えの質問だったね。国有地売却に政治家が関与したか否かを問うのが本筋のはず」とか、「籠池氏を偽証罪にもっていくことだけに必死な質問。そこが本筋じゃないと国民はちゃんと見てる」などと、議員の質問のしかたについての不満の書き込みも目立ちました。
  


Posted by いざぁりん  at 05:31
こちらです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170324/k10010923391000.html
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大阪の学校法人「森友学園」が開校を計画していた小学校の爆破を予告する書き込みをインターネットの掲示板に行ったとして、群馬県立女子大学の非常勤講師が威力業務妨害の疑いで書類送検され、24日、大学から免職処分を受けました。

免職処分を受けたのは、川崎市に住む群馬県立女子大学の42歳の男性非常勤講師です。

大学によりますと、非常勤講師は先月27日、大阪の学校法人「森友学園」が開校を計画していた小学校について、自宅のパソコンからインターネットの掲示板に「安倍晋三記念小学校を爆破する」という書き込みをしたとして、今月14日、威力業務妨害の疑いで大阪府警察本部が書類送検していました。

大学が非常勤講師に問い合わせたところ、ネットへの書き込みなど事実関係を認める書類が提出されたことから、24日付けで就業要領の規定に基づき免職処分にしました。

群馬県立女子大学は「大学に対する信頼と期待を大きく損ね、心からおわびします。教職員の指導を改めて徹底します」としています。
  


Posted by いざぁりん  at 05:31
こちらです。
https://dot.asahi.com/wa/2017032100085.html
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──森友学園問題で連日、国会などで疑惑が追及されています。

田久保:週刊文春が籠池泰典理事長は日本会議大阪代表を務めていると報じたが、日本会議大阪は千家敬麿(よしまろ)さんが議長。こんないわれもなく、問題が日本会議にあるように言われることに千家さんが怒りまくってました。実際、2011年1月に籠池理事長は退会届を提出している。もう関係は絶っている。理事長の奥さんは生長の家(信者)で、生長の家がらみの内紛に巻き込まれるのが私は嫌なんだ。日本会議を悪者にして、全部形容詞的に生長の家の田久保と付けるので迷惑だ。
  


Posted by いざぁりん  at 05:30
こちらです。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=4492334&media_id=240
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「森友学園問題」を巡り、23日に日本中が注目する中で行われた籠池理事長の証人喚問。同日掲載の速報ライブ記事「籠池理事長、証人喚問で昭恵夫人からの寄付や政治的関与に言及」でも既報の通り、籠池氏側と安倍首相夫妻との主張が食い違うなど、問題はさらに泥沼化の様相を呈してきました。メルマガ『国家権力&メディア一刀両断』の著者・新 恭さんは「森友疑惑の淵源は安倍首相と維新の意気投合にあり」とした上で、今回の証人喚問でも籠池氏が「ハシゴを外された」と名指しで批判した松井一郎・大阪府知事や、その府知事がやはり名指しで責任を転嫁したとも取れる発言を行った財務省の「不可解な動き」について詳細に分析し、問題の本質に迫っています。

森友疑惑の淵源は安倍首相と維新の意気投合にあり

2012年2月26日は、森友学園の運命を変えた日といえるかもしれない。

大阪の市立こども文化センター。ステージ上には、その年の12月に総理の座に返り咲くことになる安倍晋三氏と、大阪府知事に就任して間もない松井一郎氏の姿があった。

もう一人の登壇者は、このイベントを主催した一般財団法人「日本教育再生機構」の八木秀次理事長(麗澤大学経済学部教授)だ。

日本教育再生機構は第1次安倍内閣のころに発足、「道徳」の教科化を提言するなど、安倍氏の教育思想を支える団体である。

そのころ、松井・橋下体制の大阪府と大阪市では、教育における政治主導の明確化をめざす教育基本条例の制定にむけて議会の審議が大詰めにさしかかっていた。

司会役の八木氏から、大阪府市の取り組みについて考えを問われた安倍氏は、こう語った。


条例は閉塞状況にあった教育現場に大きな風穴をあけると評価している…日の丸掲揚、君が代斉唱に3回従わず着席をしたままという教師は分限処分の対象となるのは当然。愛国心を培い、日本人としてのアイデンティティーを育てるのは教育が当然やるべきことだ。
•個人の自由とともに規範意識を重んじる
•個人の権利とともに義務を重んじる
•伝統文化を深く理解し、愛国心及び郷土愛に溢れる
•グローバル競争に対応できる─そんな人材の育成をめざす

のが、大阪の教育基本条例だ。こうした理念は日本教育再生機構の次のような考え方と通底している。


かつて、日本の教育は、世界から絶賛される高い水準にありました。日本人一人ひとりの胸にある使命感や道徳心がその教育力を支えていたのです。しかし、今や見る影もありません。

道徳心や教育水準が「見る影もなく」低下しているのであれば、クールジャパンとか言って、日本人や日本文化の美点を世界に触れ回ることもできないだろう。海外からやってくる人々が日本人の礼儀正しさや規律を守る姿勢を賞賛することもあるまい。

ならば、この場合の「かつての日本」とは、戦前のことであろうか。道徳心とは「修身」教育によって養われた精神をさすのだろうか。

つまるところ、ステージ上の三人に共通する考えは、個人の自由や権利を主張するより、愛国心や使命感を持って国のため世界の競争に勝てる人材を養成することこそ教育の主目的だ、ということだろう。

イベントがあったその夜、安倍氏と側近の衛藤晟一氏は松井氏ら大阪維新の会の幹部らと大阪の居酒屋で、共通する教育観を語り合い、大いに意気投合したそうだ。

安倍氏がその後まもなく、橋下徹大阪市長と会い、維新との絆を深めていったのは周知のとおりだ。



実は、この時期、森友学園の籠池泰典理事長は大阪府からの吉報を待っていた。

財務基盤が弱く幼稚園しかない同学園には小学校設置に規制の壁が立ちはだかっていたため、2011年夏、大阪府に規制緩和を申し入れていた。

府は小中学校を設置した実績のある学校法人にしか借入金による小学校新設を認めていなかったのだ。

翌2012年4月、大阪府はこの審査基準を緩和した。森友学園は念願の小学校新設へ向け最初の障壁をクリアしたのだ。

松井一郎府知事は「外から私学にどんどん入ってきてもらうためにハードルの高い部分を見直した」と話すが、そのころ他に具体的な要望事例はなく、森友学園を念頭に置いた規制緩和であったことは間違いない。

森友学園の運営する塚本幼稚園が、戦前の「教育勅語」を園児に暗誦させる愛国教育を進めていることは当時からよく知られていた。

とくに自民党大阪府議団から右派思想の持ち主たちが飛び出し、人気絶頂の橋下徹氏をトップに据えて誕生した「大阪維新の会」にはウケがよかった。

森友学園が小学校建設への決意を固め、審査基準の緩和を大阪府に要望した背後で、維新の府議や、国会議員秘書らが蠢いていたことは容易に想像される。

むろん、維新の親分格である松井知事そのものが、まさに安倍氏の言う「教育現場に大きな風穴をあける」ための実績づくりとして、森友学園の愛国教育に目をつけていたことは確かだろう。

実際、大阪府知事の行動記録を見ると、2014年10月に森友学園が小学校設置認可を申請し、府私立学校審議会で「認可適当」との答申が出る2015年1月までの間、担当の私学大学課職員が頻繁に知事室に出入りし、松井知事と打ち合わせを重ねていたことがわかる。

たとえば森友学園が設置認可を申請した2014年10月だけでも、松井知事が私学大学課の課長らと打ち合わせをしたのは、10月7、8、20、21、22、24日の計6回にもおよぶ。

私学審議会で委員たちから設置認可に否定的な意見が多かったにもかかわらず、実務を担う私学課が無理な理屈を通して「認可適当」に誘導した背景に、松井知事の意思があったと考えるのは自然である。

条件が付きながらも「認可適当」との府の判断を受けて、国有地払下げの是非などを審議する2015年2月10日の国有財産近畿地方審議会でも、数々の疑問点がありながら、「10年間の定期借地、その間に購入」を了承するという、学園側への配慮の行き届いた判断を下したのである。

府の「認可適当」について、松井知事は、財務省からの要請を受けて出したものだという認識を示している。近畿財務局の役人が何度か大阪府庁を訪れて「認可の見込み」を知らせるよう求めていたらしい。

できるだけ国に責任を転嫁したいという松井知事の心理もうかがえるが、なぜか財務省が異様に焦っていたのも事実である。

財務省の役人が地方の役所に足を運ぶのは滅多にないという。そこまでして、森友案件にこだわる財務省を突き動かしたものは何か。

常識的には、安倍首相、あるいは麻生太郎財務相に喜ばれることをして、評価されたいという官僚のサガが働いていたと考えるべきだろう。



森友学園の籠池氏は、かなり前から政治家と付き合ってきた。2008年7月12日、塚本幼稚園で開かれた「教育再生地方議員百人と市民の会」第10回定期総会で基調講演をしたのは鴻池祥肇参院議員だった。

その案内チラシにはこう書かれていた。


次期総理に最も近いのが麻生太郎氏、その麻生氏に最も近いのが鴻池氏。しかるべき日には党で幹事長、または内閣で文部大臣。かなり可能性がある話だと思います。

ちなみにこの会合には、大阪市議、吹田市議、柏原市議ら大阪府下の地方議員が参加している。

麻生太郎氏は事実、その年の9月に総理大臣となり、鴻池氏は官房副長官に就任した。

国のトップにつながる人脈をつかみ、籠池氏は普通の人々なら持っているはずの、まっとうな感覚を失っていったのだろう。

2015年に小学校の「認可適当」が下りると、資金不足も顧慮せず、自分には大物政治家がついている、支援者も多い、寄付金はたんまり入ってくると錯覚して小学校建設に突き進んだと推察される。

この年の9月5日、安倍昭恵夫人が塚本幼稚園で講演し、新設小学校の名誉校長を引き受けたときは、天下をとったような気分だったのではないだろうか。かりに安倍首相から100万円の寄付があったとしたら、なおさらだ。

それだけに、この国有地払い下げにまつわる疑惑が、NHKやテレビ大阪のローカルニュースや朝日新聞の記事をきっかけに政権を揺るがす大問題に発展し、これまで協力的だった役所はもちろん、頼りにしていた政治家たちがいっせいに無関係を装って遠ざかったことは、籠池氏にとってさぞかしショックだっただろう。

籠池氏のもくろみは、ものの見事に砕け散り、巨額の負債を背負ったまま、小学校開校が見通せなくなった。頼りの寄付金も途絶えた。誰かの働きかけがあったのかどうか、認可申請を取り下げたものの、目下最大の危機である金銭面について救いの手が差しのべられた様子はない。

かつて所属していた日本会議からも嫌がらせメールが届き、孤立無援となった籠池ファミリーは、天敵だったはずの「日本会議の研究」著者、菅野完氏を頼るほかなくなった。昨日の敵は今日の友。人生、わからないものである。

このメルマガが届く23日、籠池氏は証人喚問に呼び出されている。幼稚園児に「安倍首相ガンバレ」とまで言わせて権力者の機嫌をとろうとした自らの愚かさを反省するとともに、都合が悪くなれば知らぬ存ぜぬを通そうとする政治家や官僚の真実の姿を、怒りに任せて、洗いざらいぶちまけてみたらどうだろうか。

塚本幼稚園のような教育を褒め称え、その小学校版を今の日本につくることが教育再生だと信じて疑わなかった国のトップ、大阪府の知事。その思いを汲み取って、特定の学校法人を異常に優遇した役人たち。彼らこそ、この国の根本を蝕む存在なのではないだろうか。
  


Posted by いざぁりん  at 05:30