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委員会採決は、無効です。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11970402.html
(以下は、コピーです)
 与野党議員がもみ合い、激しい怒号が飛び交う中、安全保障関連法案の可決はどう認定されたのか。

 参院特別委の鴻池委員長によると、自らの不信任動議が否決されて委員長席に戻った後、自民党議員から質疑終局と討論省略、直ちに採決を求める動議が出された。委員長席周辺で与野党がもみ合う中で可決され、さらに法案と野党3党が提出した付帯決議も賛成多数で可決されたという。その後、法案可決の事実などを盛り込む「審査報告書」の作成を鴻池氏に一任することも認められたという。

 起立採決だったが、ほぼ委員全員が立ち上がり、鴻池氏の声も聞き取れない中、賛成多数をどう確認したのかはわからない。だが、参議院事務局は「最終的には委員長が賛否を認定する」と話す。委員長発言はマイクを通さなくても、委員会室で発言する限り有効とされるが、議事録に記載する必要がある。今回も鴻池氏の発言を記録する目的か、委員長席を囲む人の輪へICレコーダーを突っ込む人の姿が見られた。

 2004年6月、参院厚生労働委員会で年金改革関連法案の採決が強行された際も、与野党委員が委員長席を囲んで押し合いになった。議事録には「発言する者多く、議場騒然、聴取不能」などの文字が並ぶが、賛成多数を認めたり、法律案の可決を宣言したりする委員長発言は記され、可決の事実は確認できる。

 今回の審議について、参議院記録部が17日時点でまとめた速記録には、採決に至るまでの鴻池氏の発言は一切書かれていない。このため、野党から「採決は無効だ」との声が出ている。(冨名腰隆)


 ■<考論>カオスの中、決まった

 漫画家のしりあがり寿さんの話 参院特別委の採決は、カオスの中で大切なことが決まってしまう原始的な光景に思えた。

 一連の審議で感じたのは、与野党ともに正しいと信じる目的のためには手段を選ばなくなっていることだ。違憲っぽい法案を無理やり通そうとする与党は、そうでもしないと国民を守れないと思っている。一方の野党も、法案を止めることだけが国民のためだと思って議事進行を遅らせるなど国会戦術に偏っていた。

 何が正しいかなんて誰にも分からない。中国の武力行使があるのか、自衛隊のリスクは高まるのか。将来が見えない中で道を選ぶには、プロセスを大事にするしかないのではないか。



Posted by いざぁりん  at 17:55