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体が大きいと、細胞が癌化する可能性は高まります。
しかし、ゾウは例外で、体が大きいけれども、遺伝子上の理由で癌にはなりにくいです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3062049?utm_source=yahoo&utm_medium=news&utm_campaign=txt_link_Fri_r1
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身長が高いほどがんリスクは増加するとした研究結果が1日、スペインのバルセロナ(Barcelona)で開催された欧州小児内分泌学会(European Society for Paediatric Endocrinology、ESPE)で報告された。この傾向は特に女性で顕著にみられ、身長が1メートルから10センチ高くなるごとにがん発症率が男性で10%、女性で18%高まるという。

 研究は、スウェーデンで1938~91年の間に生まれた男女550万人を対象に、出生や既往歴、軍隊記録などを調査したもの。対象者のなかで最も高かった成人期の身長は2メートル25センチだった。

 記録を分析した結果、身長が10センチ高くなるごとに、女性では乳がんリスクが20%上昇し、悪性黒色腫(メラノーマ)のリスクは男女ともに30%も増えることがわかった。

 この研究結果は科学誌上では発表されていないが、身長とがんリスクの関連を指摘した過去の研究結果を裏付けるものとなる。研究チームによれば、調査対象の男女の人数はこれまでで最大だという。

 ただし、今回の発見が気候や食生活、遺伝的背景が異なる人々にも該当するかどうかはわかっていない。また、外部の専門家らは解析手法を疑問視し、結果についても懐疑的だ。彼らは、がんリスク上昇の原因は身長の高さではなく、むしろ成長ホルモンといった要因が身長とがんリスクの双方に影響している可能性を指摘している。

 これに対し、英ロンドン大学(University of London)セントジョージ校のドロシー・ベネット(Dorothy Bennett)教授は、サイエンス・メディア・センター(Science Media Centre)が発表したコメントのなかで「一見すると、この関係性は奇妙にみえるが非常に妥当なものだ」と述べ、人間のがんリスクは身体の細胞の数に関連しており、よって身長が高ければ「危険性」を持つ細胞の数も多くなると説明している。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151009-00000013-jij_afp-sctch
(以下は、コピーです)
ゾウにがんが少ない理由を解明、米研究

ゾウは、その大きい体にもかかわらず、がんになることはほとんどない──。この「謎」をめぐる研究結果が8日、発表され、ゾウが持つ、がんに対する防御機能の秘密が明らかにされた。ヒントは遺伝子の中に隠されていたという。

 米国医師会雑誌(Journal of the American Medical Association、JAMA)に掲載された研究論文によると、ゾウには、腫瘍の形成を抑制するタンパク質「p53」をコードする遺伝子の一部が変化したコピーが38あるが、人間は、この種のコピーを2つしか持っていないという。

 これは、ゾウの体が進化の過程で、腫瘍の形成を阻止する遺伝子の追加のコピーを多数作成してきたことを意味する。

 ゾウは人間よりはるかに多くの細胞を持っているため、50~70年間の一生のうちにがんになるリスクは、人間より高いと通常は考えられる。だが実際はそうではないのは長い間、謎とされてきた。

 ゾウの死因の膨大なデータベースを分析した結果、がんで死ぬゾウは全体の5%に満たないことが分かった。これに対し人間では、がんは死因の11~25%となっている。

 論文の共同主執筆者で、米ユタ大学医学部(University of Utah School of Medicine)ハンツマンがん研究所(Huntsman Cancer Institute)の小児腫瘍医、ジョシュア・シフマン(Joshua Schiffman)氏は「論理的に推論すると、ゾウは途方もない数のがんを発症するはずで、実際には、高いがんリスクにより今頃はもう絶滅しているはずだ」とした上で、「より多くのp53を作ることが、この動物種を今も生存させている自然の方法だと考えている」と続けた。

 さらに、がん化する危険性がある損傷した細胞を殺傷するための、より攻撃的な体内メカニズムが、ゾウには生まれつき備わっていると研究チームは指摘。このことについて論文では「隔離したゾウの細胞では、この活性が、健康な人間の細胞の倍になっている」と記されている。

 論文の共同執筆者には、米アリゾナ州立大学(Arizona State University)や米人気サーカス団が運営するリングリング・ブラザーズ・ゾウ保護センター(Ringling Bros. Center for Elephant Conservation)の専門家らも名を連ねている。

 研究チームは、今回の成果が人間の抗がん治療法の新たな開発につながることを期待している。



Posted by いざぁりん  at 00:11