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http://digital.asahi.com/articles/ASJ335SRTJ33ULFA022.html?rm=667
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 1月から動き始めたマイナンバー(社会保障・税番号)のシステムで不具合が続き、市区町村の窓口でマイナンバーカード(個人番号カード)が受け取れない事例が全国で相次いでいる。システムを運営する総務省の外郭団体「地方公共団体情報システム機構」によると、不具合の原因は分かっておらず、正常化のめども立っていない。

 カードはインターネットや郵送で申請し、市区町村の窓口で受け取る仕組み。ところが千葉市では、受け取りに来た申請者が窓口で今後使う暗証番号を登録する際、システムの作動が止まり、登録できない状態になってしまうことがある。

 本来は番号登録後にカードをその場で手渡しするのが原則だが、「市民を待たせるわけにもいかない」(担当者)ため、暗証番号を紙に書いて残してもらい、正常に作動するようになったときに職員が代わりに入力し、簡易書留で郵送しているという。

 名古屋市では2月22日~3月2日、窓口で交付できなかったカードが1350枚を超えた。2月22日は300人超が受け取れず、「仕事を休んで来たのに」といった苦情が相次いだ。職員は「いつシステムが動くかわかりません」と対応に追われた。職員の残業も増えており、担当者は「一刻も早くシステムを安定させてほしい。市民には謝り続けるしかない」と話す。

 機構によると、同様の事例は全国の市区町村で起きている。また、カードの申請から受け取りまでの期間も長期化。元々カードの作成能力に限りがあったところに不具合が重なった。機構から市区町村にカードが届いても、交付の処理が遅れる事例も頻発している。

 ログイン前の続き千葉市の平山健治さん(75)は昨年末、返納した運転免許証の代わりの身分証明の手段としてカードを申請したが、2カ月以上たった今も受け取っていない。「何の連絡もないがどうなっているのか。税金を使っているのだからもっと早く発行して欲しい」

 不具合は、自治体から送られてくる申請者の情報の暗号を解いたり保管したりする装置(サーバー)で発生。少なくとも1月に6回、2月に1回の障害があったほか、ほぼ毎日、情報処理の遅れが出ている。

 「原因は特定できていない」。2月22日の緊急会見で機構幹部は繰り返した。装置は当初2台だったが、3台目を追加して、最も不具合が多い1台を交換。それでも障害が起こるため、4台目を加えた。だが、いまなお急に処理速度が遅くなる。そのたびに機構は装置を再起動しているが、再起動で市区町村が送った住民情報が消え、送り直してもらう手間が生じる。

 システムを作ったのは、NTTコミュニケーションズ、富士通、日立製作所、NTTデータ、NECの5社で、いずれも官公庁と関係の深いメーカーだ。5社が共同で、別の関連システムと合わせて一般競争入札で約70億円で落札。ほかに入札に参加した企業はなかった。総務省幹部は「5社がそれぞれの担当分野をそれぞれのやり方で作っており、原因究明に時間がかかっている」という。

 高市早苗総務相は4日の閣議後の記者会見で、「機構や関係事業者は不具合が発生しないよう緊張感を持って運営してほしい。一刻も早い原因究明が重要だ」と述べた。(真海喬生、木村浩之、斉藤太郎)

     ◇

 〈マイナンバーカード〉 12桁のマイナンバーが裏面に記されたプラスチック製のカード。顔写真つきで身分証明書にも使える。社会保障、税、災害対策の3分野でマイナンバーの利用が始まった1月から、申請者に無料交付を始めている。ICチップがあり、コンビニの複合機で住民票などを取得できるが、活用できる自治体はまだ一部にとどまる。民間のポイントカードなどとして使えるようにする構想もある。



Posted by いざぁりん  at 04:10