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こちらです。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160819-00131054-toyo-bus_all&p=2
(以下は、コピーです)
「あの人、話は論理的なのに、中身がない…」

 また、二流で終わる人の話し方で多いのは、「マッキンゼー本の形式のマネばかりして、論理構造だけは立派なものの、いかんせん内容がない」ということである。

■ 星一徹もビックリの、怒りの鉄拳制裁を

 【3】MECEで論理的だが、内容が超絶につまらない

 コンサルかぶれの二流の人ほど、「理由は3点ありまして……」などとロジカルぶった話し方をするものである。

 ビジネスパーソンの中にも、昨今のコンサル本ブーム、マッキンゼー本ブームのせいか、やたらと「MECE」「ロジックツリー」「ゼロベース」「フレームワーク」などの単語を「問題解決の魔法」のように振りかざす人も少なくない。

 しかしながら、MECEもフレームワークも、使い方を間違えれば、たんなる「抽象的で退屈な使い古されたゴミ箱」である。

 「MECEにまとめて」「フレームワークは何?」「ロジックツリーが組めていない!」とばかり言ってくるコンサルかぶれの上司には、心の中で「巨人の星」の星一徹もビックリの、怒りの鉄拳制裁を食らわせようではないか。

 「マッキンゼー本を読んで論理的ぶっているが、中身はゼロないし他人の時間を無駄にするのでマイナス」であることは、少し話すとすぐ相手にバレるものだ。

 コンサルのケース面接でもない限り、「当たり前でつまらない論理」より「面白い実例」をひとつくれたほうが、よほど人は話をしていて楽しく学べるものである。

 【4】そもそも「伝えたい内容、気持ち」がない

 最後に、「一流と二流の話し方」を分ける最重要ポイントは「そもそも伝えたいことがあるか」という一点に尽きる。

 会話能力が低い人は、「テクニック」うんぬんよりも、そもそも「伝えたいことがない」ことも多い。頭がよくて真面目な人の中にも、こういう話し方をする人は少なくないのだ。

 二流の人は、ひたすらありきたりな「知識」や「事実」をたっぷり時間をかけて、実に論理的に、つまらなく説明しただけで終わる。情報やデータはあるが「伝えたいメッセージ」がなく、それゆえ「感情を揺さぶる驚き」が一切ないのだ。

 人の脳は退屈な話は覚えないように出来ている。それに、相手の心を動かそうと思ったら、そもそも自分自身が話す内容に「情熱」を感じている必要があるのは当然ではないか。

 会話で人を動かすのは、往々にして「事実」や「情報」ではなく「自分の熱い情熱」だということを、いつも忘れないようにしよう。

では、「一流の話し方」の秘訣は?

 では、どうすれば、「つまらない話し方」の呪縛から逃れ、「魅力的な会話」ができるのか。その秘訣は、実は驚くほど簡単な2つの基本にある。

■ 「一流の話し方」をするための2つの秘訣

 1. いちばん大切な基本は「相手に興味をもつ」こと

 「いい会話のいちばん大切な基本は、相手に興味をもつことだ」というのは、長年CNNでアンカーマンを務めていたラリー・キング氏の著作に書かれていたことだ。高校生のときに読んで以来、私が胸に抱きつづけている真実のひとつである。

 米国の臨床心理学者カール・ロジャースは、相手の言葉をすすんで「傾聴」する姿勢や態度、聴き方の技術を「アクティブ・リスニング」と称しているが、会話を単なる「情報交換」ではなく「信頼関係構築の機会」にするには、この「相手に興味をもち、傾聴する姿勢」が最も大切である。

 よい会話とは、自分が話したいことを一方的にぶちまけるのでは当然ない。相手のニーズや想いを聴き出し、「この人は自分の話を聞いてくれた」という信頼感を勝ち得ることなのだ。

 2. 「どうしても伝えたい」ことをきちんと持つこと

 会話が上手な人には、往々にして、そもそも心の奥底からほとばしる、どうしても伝えたいことがひとつある。

 テレビ朝日で長年アナウンサーとして活躍してきた友人(別に差し支えないと思うので言うと、以前対談でもご一緒した松尾由美子さん)に、「うまいプレゼンにいちばん必要なことは?」と聞いたことがある。すると、奇しくも私がそう思っていた「どうしても伝えたいという情熱があるかどうか」だという言葉が返ってきて、私も大いに納得したものである。

 頭のいい人がやりがちな「事実」「データ」「情報」を羅列しただけ、無味乾燥なデータや骨格だけの、ガリガリな「ガイコツトーク」では、永遠に人の心を動かすことなどできないのだ。

 さあ、「一流の話し方」を追求する、親愛なる同志のみなさん。謎のマニュアル主義からご自身を開放して、太古からの「会話の基本」に立ち戻ろう。

 うまく話すための秘訣は、謎の話し方講座に通うことでもなければ、お腹に力を入れて一生懸命発声練習することでもない。本記事で紹介したように、意味ある会話の基本は「相手の興味をきちんと踏まえること」と「どうしても話したい内容をまず自分がもつこと」の2点が重要なのだ。

 それができたうえで「自分が言いたいことを、相手の聞きたいフレームに落とし込んで話していける」かどうか――それが「一流と二流の話し方」を分ける決定的な差になるのである。




Posted by いざぁりん  at 02:43