京つう

イベント  |伏見区

新規登録ログインヘルプ



こちらです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170504-39801775-bbc-int
(以下は、コピーです)
仏大統領選の決選投票を7日に控え、極右「国民戦線」のマリーヌ・ル・ペン氏と中道派のエマニュエル・マクロン氏がテレビ討論会で2時間以上にわたり、お互いを攻撃し続けた。その結果、視聴者の63%がマクロン氏に軍配を上げた。

仏テレビ局BFMTVが視聴者の意見を調べたところ、63%がマクロン氏の方が「説得力があった」と回答。ほとんどのテーマについて、マクロン氏の方が高評価だった。

討論会の主な話題はテロ対策、経済、欧州との関係など。ル・ペン氏は、投資銀行出身で前経済相のマクロン氏を「野蛮なグローバル化の候補」と呼び、マクロン氏が示すフランスの姿は「全員が自分のためだけに戦う、(銀行や証券会社の)ディーリングルームのようなもの」と非難した。

これに対してマクロン氏は、ル・ペン氏が公然と嘘をつき、何ひとつ提案せず、国民の懸念を大げさに吹聴していると反論。「恐怖の巫女様が目の前に座っている」と皮肉った。

BFMTVはテレビ討論会を観た18歳以上の1314人に対して、反応を調査。第1回投票で左派ジャン=リューク・メランション候補に入れた有権者の3分の2が、マクロン氏の方が「説得力がある」と評価。共和党のフランソワ・フィヨン候補に入れた58%も、同様にマクロン氏を評価した。

さらに、どちらの候補がより正直で、有権者の価値観に近く、より良い政策を掲げているかという質問についても、マクロン氏が優位だった。

仏大統領選の決選投票に、右派と左派の二大政党から候補が出ていないのは異例。推定18%の浮動票の動向が重視される一方、マクロン氏はすでに得票率59%が予想されている。

こうした状況で開かれた討論会でル・ペン氏は攻撃を重ね、全国平均10%になる失業率について前経済相としてなぜもっと手を打たなかったのかなど批判。マクロン氏は、確かに現政権の雇用対策は不十分だったと認めた。

ル・ペン氏はさらに、イスラム過激主義テロの脅威にマクロン氏が鈍感だと批判。「安全保障とテロ対策は、あなたの政権公約にすっかり欠けている重要課題だ」と述べた。

これに対してマクロン氏は、「過激主義」なモスク(イスラム礼拝所)を閉鎖し、「過激な」イスラム指導者を追放して、イスラム過激主義を「撲滅」するなどといったル・ペン氏の提案は、むしろ「内戦」を引き起こそうというテロリストの思うつぼだと批判した。

両候補さらに、欧州連合(EU)の未来について激しく対立。ル・ペン氏は、離脱をめぐり国民投票を実施すると公約しており、最近ではユーロはもう通貨として終わったと宣言した。

討論会でル・ペン氏は、フランス独自の通貨を復活させ、ユーロとフランのどちらを決済通貨として使うか企業や銀行が選択できるようにすると提案。

マクロン氏はこれを「ばかげている」と一蹴し、「ユーロで支払いをしつつ、別の通貨で従業員の給与を払うなど、大企業にそんなことができると思うのか」と反論した。

7日の決選投票を前に両候補が直接顔を合わせるのは、このテレビ討論会が最後の機会だった。

フランスの公職選挙法では、選挙運動は5日夜で締め切られる。これ以降、7日夜の投票締め切りまで、選挙報道は規制される。

<解説> ヒュー・スコーフィールド、BBCパリ特派員

フランスがとるべき道についてまったく違う意見の両候補は、時に厳しく、時に激しく、議論し合った。

世論調査で大きく後れをとるマリーヌ・ル・ペン候補は明らかに、全面攻撃が最善の策だと判断したようだ。

議論しながらル・ペン氏はしきりにエマニュエル・マクロン氏を侮辱し、攻撃し、とっくに信用が失墜した国の主流派のひとりだと非難し続けた。

しかしその攻撃に具体的な内容は乏しく、マクロン氏は繰り返し繰り返し、彼女の主張がいかに根拠薄弱かをあらわにしていった。特に経済とユーロについては、あからさまだった。

7日の決選投票に向けてマクロン氏の方が明らかに優位で、この討論会でもそれは全く変わらない。



Posted by いざぁりん  at 01:31