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こちらです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170629-00000002-ykf-soci
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 東京都議選(7月2日投開票)で、自民党がのたうち回っている。いわゆる「加計学園」問題や、離党届を提出した豊田真由子衆院議員の暴言・暴行問題に加え、稲田朋美防衛相が「自衛隊の政治利用」と受け取られる軽率極まる失言を炸裂(さくれつ)させたのだ。自民党は「三重苦」ともいえる大苦境に陥り、現有57議席から「20議席減」の30議席台に落ち込む可能性が高まってきた。相次ぐ敵失を受け、小池百合子都知事率いる地域政党「都民ファーストの会」(小池新党)は40議席台後半に届く勢いだ。自民党はやっと、国民的人気を誇る小泉進次郎衆院議員を都議選応援に投入した。

 ◇

 「防衛省・自衛隊、防衛相、自民党としても、お願いしたいと思っているところだ」

 稲田氏は27日夕、東京都板橋区で開かれた都議選の自民党候補を応援する集会で、こう語った。自衛隊法は、隊員の政治的行為を制限しており、稲田氏の発言は、法に抵触する恐れもある。とても弁護士とは思えない無分別さ、思慮の足りなさといえる。

 事態の深刻さに気付いたのか、稲田氏は同日夜、「誤解を招きかねない発言だった」「防衛省・自衛隊はもとより、政府機関が特定の候補者を応援することはあり得ない」と発言を撤回。「職務を全うしたい」と閣僚辞任は否定した。

 だが、批判は収まらない。

 自民党の石破茂元防衛相は「行政の中立性、公平性の点で問題がある。常識的に考えて『自衛隊の政治利用』という以前の話だ」と指摘した。政府高官は「前後の文脈と関係なく、まずい」と頭を抱えた。

 民進党の蓮舫代表は28日午前、「自衛隊員の士気にも関わる」「もはや辞任のレベルではなく、安倍晋三首相がきちっと罷免すべきだ」と述べた。党本部で記者団に語った。

 菅義偉官房長官は同日午前の記者会見で、「大臣としてしっかり説明責任を果たし、今後とも職務に当たってほしい」と辞任を否定したが、官邸が今後、厳しい追及を受けるのは間違いない。稲田氏は国会答弁にも不安があり、次期内閣改造での退任は確実となった。

 政府・自民党は、先の通常国会で「加計学園」問題をめぐって、国民の疑惑が膨らみ、批判を受けたが、都議選に突入してからも「自爆」「オウンゴール」を続けている。

 「魔の2回生」の1人、豊田氏が政策秘書の男性に対し、「このハゲーーーーっ!」「お前の娘がひき殺されて~」などと常軌を逸した暴言を発したうえ、暴行も働いていたことが先週発覚した。

 この男性は27日、豊田氏からの暴行被害について埼玉県警に相談した。県警は暴行や傷害事件の可能性もあるとみて慎重に捜査するという。

 安倍首相(自民党総裁)は同日の党役員会で、都議選について「大変厳しい戦いとなっている。一丸となって1人でも多くの候補者の当選を目指して戦い抜いていかなければならない」とハッパをかけたが、直後に「稲田失言」が加わった。

 自民党の「加計」「豊田」「稲田」の三重苦は、都議選にどう影響しそうか。

 永田町関係者は「小池新党の登場で、自民党は現有議席(57)から40議席台に落ち込むとみられていたが、ひどいオウンゴールが続いたことで『20議席減』もあり得る状況になってきた。つまり30議席台ということだ。自民党にとっては豊田氏の暴言が最も痛い。女性票と無党派票が離れた。一方、小池新党は敵失もあり、40議席台後半に届く可能性が高まってきた。小池新党の地滑り的勝利となるのではないか」と分析する。

 自民党の苦境を深めた稲田氏はどうすべきか。安倍政権は再生できるのか。

 政治評論家の伊藤達美氏は「何とバカな発言なのか。稲田氏は今回に限らず、自分の立場をわきまえない失言を繰り返してきた。政治家として最低、最悪であり、最後ぐらい潔く自ら辞任すべきだ」といい、続けた。

 「都議選には悪い影響しかなく、自民党にとどめを刺した。安倍政権は『お友達内閣』と揶揄(やゆ)されるが、稲田氏は安倍首相の足を引っ張る『お友達』の代表的存在だ。都議選が終わったら、すぐに内閣を改造すべきだ。次の改造では目玉はいらない。地味だが、実務能力が高い人物を登用し“負の連鎖”を断ち切るべきだ」



Posted by いざぁりん  at 00:19