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Posted by いざぁりん  at 23:32
Posted by いざぁりん  at 23:31
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ジャニーズ女帝〈メリー喜多川〉 怒りの独白5時間 〈本誌記者の面前でSMAPマネジャーを一喝!

間違いなく芸能史に残る貴重な証言録と言える。一九八三年以来、約三十年ぶりのロングインタビュー。“目利き”ジャニー氏の姉である“女帝”が自らの言葉で後継問題を語り、SMAPマネジャーを一喝。姉弟が一代で築き上げたアイドル帝国の内実がいま明かされる。

「あなた、本当にねえ。笑っちゃうけれども、なんでこんなにつまらないことばっかりなさるの? 私、昔は文春と新潮だけはどんなことがあっても自分で毎週発売日に買っていましたよ。でも、いまは馬鹿らしくて読まないもの。本当に」  約五時間に及んだロングインタビューの幕開けは、小誌への抗議と叱責の言葉だった。

 一月十三日正午。東京・乃木坂にあるジャニーズ事務所本社ビル二階の会議室で、取材に応じたのは同社のメリー喜多川副社長だ。  往年の人気アイドルグループ・ジャニーズを振り出しに、フォーリーブス、たのきんトリオ、少年隊に光GENJI、そしてSMAP、嵐と、時代を彩る数々の男性スターを送り出すジャニーズ事務所は、いまや関連企業十社以上、グループ全体の申告所得が百億円を超えると言われる“アイドル帝国”だ。二〇一一年「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」としてギネスに認定されたメリー氏の弟、ジャニー喜多川社長(83)は、今年の元日にNHKのラジオ番組にゲスト出演するなど発言の機会を増やしている。

 だが、経営面の実質的トップであり、“ジャニーズの女帝”と呼ばれるメリー氏が表舞台に姿を現すことは、この三十年余ほぼ皆無だった。 松潤も参加した会合  今回のインタビューのきっかけは、ある会合を小誌が突きとめたことにあった。昨年十二月中旬、西麻布のイタリアン「Margotto e Baciare」で、メリー氏と、娘で同社代表取締役副社長の藤島ジュリー景子氏が、女優の大地真央(58)とデザイナーの森田恭通(47)夫妻、黒木瞳(54)らと食事を楽しんでいた。二人は、ジャニーズのタレントとたびたび共演している。そこには嵐の松本潤(31)の姿もあった。  レストランの前で一行が女優たちを見送る際、メリー氏の横では松本をはじめ、俳優として人気急上昇中の生田斗真(30)とNEWSの増田貴久(28)の三人が帽子を取り直立不動で佇み、最後には深々と頭を下げる。その光景はジャニーズ事務所という組織の厳しい規律と統制を物語っていた。これがどんな目的で行われた会合だったのか。奇しくもその数日後はメリー氏の誕生日であった。  後日、小誌がジャニーズ事務所宛てに質問状を送ったところ、顧問弁護士を通じてメリー氏から取材に応じる旨の連絡を受けたのだ。

 インタビュー当日、二十畳はあろうかという大きな会議室には、白波瀬傑専務取締役と男性スタッフ、そして同社の顧問弁護士二名が記者を待ち構えていた。  そこへ、派手やかな真紅の洋服に身を包んだメリー氏が颯爽と現れたのは、アポイントの時刻を十分ほど過ぎた頃。一瞬、記者に柔和な笑顔を向けつつも、黒縁眼鏡の奥の眼光は鋭い。 「レストランの問題よりも、私がいちばん聞きたいのはね……」

 言うまでもなく、小誌とジャニーズの因縁は浅からぬものがある。メリー氏は立腹していた。  真っ先に指摘されたのは、小誌が一月一日・八日号で報じた近藤真彦(50)の三十五周年イベントに関する記事のことだ(「中森明菜との因縁再び!? 近藤真彦ライブに黒幕登場」)。イベントの会場外で、メリー氏が来客と写真を撮っていたことや、ブーツを履いて飛び回る元気な姿が目立っていたという目撃者の証言を伝えたのだが、メリー氏は記事は誤りだらけであると憤慨していた。小誌が事務所に直接聞かなかったことも指摘した。たしかに確認取材をしなかったことは反省点である。 後継者をめぐる二大派閥 「取材するなら堂々と(会場の)中に入って聞くべきです。

 私、どんな取材でもノーと断ったことないよね。私が(イベントに)行くのは当たり前です。三十五年間、マッチがお世話になった方やマスコミの方をご招待していて、何か失礼があっちゃいけないと思うから。あなたは、私が中でみんなと写真を撮ってごきげんになってて革のジャンパーを着てて、なんて書いてらしたけどクラブに入ってジャケット着ている人はいませんよ。表で脱ぎます。(ゲストを)出迎えたというのも違います。ちゃんとお調べになったの。記事を読んだ方から『メリーさん来てたの?』って、何人に言われたかわかりません」

 その弁舌に淀みはない。記者が前述の西麻布での会合について聞くと、 「その時はみんな嵐のコンサートで会っているんです。(会食には)松潤以外のメンバーも誘ったけど、コンサートをやってくたびれているから堪忍してくれと。松潤は元気だったの。大体、あなたたちはお食事するのに目的があるわけ? 私たちそんな難しい食事したことない。お腹がすいたから、どこか美味しいところに行こうっていうことです」 ――メリーさんの誕生日(十二月二十五日)をお祝いしていたのでは。

「私、誕生日会なんてやってもらったことないですよ。年取るの嫌いだから。クリスマスはやるけど。他の人の誕生日で、サプライズでパーティをしました。内緒でケーキを出してシャンパンを飲みましたよ。でも私の誕生日じゃないです」  メリー氏の年齢は非公表だが、もとより記者にメリー氏の年齢を詮索する意図はない。尋ねたかったのは、あくまでも会合の目的である。  そしてその先には、この数年来、芸能マスコミを中心に取り沙汰されてきたジャニーズ事務所の後継者をめぐる“派閥問題”の真相があると小誌は踏んでいた。

 巷間、ジャニーズ事務所の後継を争う“二大派閥”の領袖と言われているのは、メリー氏の長女であるジュリー氏と、SMAPやKis-My-Ft2などを担当するマネージメント室長・飯島三智氏だ。  いまや国民的アイドルグループに登り詰めたSMAPだが、彼らを育て上げたのは、飯島氏の辣腕の賜物だと言われている。彼らを献身的に支えた飯島氏は、木村拓哉(42)や中居正広(42)らメンバーからの信頼も厚い。

 創業五十年超となるジャニーズ事務所は、ジャニー氏とメリー氏の姉弟両輪で築き上げたいわば一代オーナー企業であるが、喜多川一族ではない飯島氏の存在はSMAPの名声と共に大きくなり、特にキャスティングに携わるテレビ局関係者にとって、飯島氏はいまや下にも置かない存在となっているのだ。

 一方で、ジュリー氏がマネジメントを担当するのは、現在もっとも勢いのあるTOKIOや嵐、関ジャニ∞。事務所内で複数のグループが競合することで、「飯島派」と「ジュリー派」と呼ばれる二つの勢力が角逐している現実を、業界で知らぬ者はいない。

 ある民放局関係者はこう述べる。 「ジャニーさんとメリーさんがご高齢ということもあり、ジャニーズの後継問題はここ数年、色濃く出てきている印象です。だから、ジュリーさんと飯島さん、それぞれの派閥を一人のプロデューサーが掛け持つということは基本的にない。横断的なキャスティングをすると問題が起きるから、慎重に配慮しているのです。TBSとテレ朝は飯島さんの力が強い。フジは半々。日テレはジュリーさん。深夜枠は飯島さんが持っていて、そこでバランスをとっている。最近、ジュリーさんがTOKIOを推しているようで、彼らの露出が多くなっているのはそのためです」  昨夏には、キムタク主演ドラマ「HERO」(フジテレビ系)の初回放送日に、裏番組として日本テレビがぶつけてきた特番に関ジャニ∞の横山裕(33)が出演。さらにフジの「27時間テレビ」の総合司会がSMAPで、日テレの「24時間テレビ」のメインパーソナリティが関ジャニ∞であったことや、嵐とSMAPがテレビやステージで共演する機会がほとんどないことなども、派閥問題を映し出していると言われてきた。

 SMAPの人気に翳りが見え始めた昨今では、「飯島さんはいずれSMAPと一緒に独立するだろう」と見立てるテレビ局関係者も少なくない。関係者はみな事態を固唾を呑んで見守っているのだ。  そして小誌が目撃したのは、まさにメリー氏とジュリー氏が、松本や生田らジュリー派と呼ばれるタレントと行動を共にしていた現場であった。だが、その真意を聞こうと切り出すと、メリー氏は色をなしてこう反論するのだ。

「失礼な。“次期社長”ですよ」 「今ここではっきり言っておきますけれど、どんな派閥関係があるというのですか? 私、SMAPの誰とは言いませんけど、今でもお家へ遊びに行くし、食事に行ったり、美味しいものがあったら届けていますよ」 ――(会合に参加した)松本さんや生田さんに対し、特に目をかけられているということでは。 「私はうちのタレントは全部『うちの子』と呼びます! 病気をしたらちゃんと見舞いをするし、親御さんが亡くなったら全部面倒を見ます。マッチだけじゃなくて、岡本健一(45・元男闘呼組)も、アッくん(佐藤アツヒロ・41・元光GENJI)も。それって、当たり前のことでしょう。

 もうひとつ言うと、私はSMAPだけじゃなく、誰のコンサートにも行きませんよ。ひとつ行ったら全部行かなきゃならないから。  映画なんてもっと見ません。だから(タレントに)『僕の映画です』と言われてもわからないの。映画を見てたらシイさん(白波瀬専務)の仕事を手伝えないもの。私、あなたたちみたいにターゲット決めて、それだけの取材をするほど暇じゃないの」

 メリー氏はそう言うが、ジャニーズのタレントが出演する舞台の会場などでは、頻繁にその姿が目撃されている。今年一月初旬には所属タレントによるミュージカル「PLAYZONE」(青山劇場)の現場にもメリー氏は姿を見せた。八六年に初演されたこの舞台は、〇八年までは少年隊が毎年出演し、以降は後輩に引き継がれた。これまでTOKIOやV6らが出演。近年ではマイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」の振付師・Travis Payneが振付を担当することでも知られている。 「だって(自分以外に)英語を喋る人がいないじゃない。うちの振付師は外国人です。うちの事務所で他の誰が英語を喋るというんですか。あまりにも私しんどいから、女の子を一人入れて、いま通訳やっているから私すごい楽ですけれども、その子でさえ自分だけではやっていられないと言って、その子の通訳をまた入れてますもの。私は行かなきゃならない。ご挨拶するのが当たり前です。そんなこともわからないの?」

 戦前に米国で生まれ、戦後も一時期、ロサンゼルスで過ごしていたメリー氏は、流暢な英語を話すことで有名だ。  だが、先頭に立って我が子たちを切り盛りしてきた“大御所姉弟”も八十歳を越え、世代交代が囁かれているのも事実。天性の感覚でアイドルの原石を発掘するジャニー氏と、幅広い人脈を持ち、経営に手腕を発揮するメリー氏の後を誰が継ぐのか。  小誌は単刀直入に核心を突くため、敢えて質問状に「派閥」といった言葉を使った。

だが、メリー氏はその言い回しに対し、怒気を孕んだ声で言い返す。 「私が失礼だと言っているのはね、(文春の)質問状のこと。『小誌の取材では“次期社長候補”である藤島ジュリー景子が……』って書いてあるけど、当たり前じゃない。何がおかしいんですか? 私の娘が(会社を)継いで何がおかしいの? “次期社長候補”って失礼な。“次期社長”ですよ。シイさん、うちのジュリーは“候補”なの?」 「いや、違います」  白波瀬氏が即答する。  ジュリー氏を正式な“後継者”として認めた初めての公式発言だった。

 もっとも、現時点で社長ではないために「候補」という表現になったことを伝えると、メリー氏はいっそう声を荒らげる。 「当たり前じゃない! ジャニーや私がいるのに、なんで(ジュリー氏が)社長なんですか。私が病気にでもなったら社長になってください。悪いけど私はシイさんより元気なつもりです。

 今これだけタレントがいて、うちの娘がどれだけ大変か。あなたたちはうちのタレントを全部取材できます? できないでしょう。私でさえ(多忙で)コンサートに行けないんです。だから、ジュリーはいま私のことを手伝っていて、それで精一杯。(所属タレントが)少なかった時期は私が全部マネジメントをやりましたよ。ジャニーは演出をやっていたから。

「いま飯島呼んで」 (コンサート会場で)テキヤさんが海賊版を売っているのを見つけたら、私、車の中から伊勢丹か何かの袋を出して、(海賊版のグッズを取り上げて)全部バーッと入れてましたからね。『ババア何するんだ!』って言われたら、『文句あるんだったらうちへおいで』と言って。どれだけ喧嘩したかわからない。でも、ヤクザの人だって上の方は話が分かるから、喧嘩してもうまくおさめていますよ。

 ジュリー以外に(誰かが)派閥を作っているという話は耳に入っていません。もし、うちの事務所に派閥があるなら、それは私の管理不足です。事実なら許せないことですし、あなた方にそう思わせたとしたら、飯島を注意します。今日、(飯島氏を)辞めさせますよ。仕事の大事なことって、そういうことだから」  メリー氏は思い立ったように男性スタッフを手招きし、記者も予想外の行動に出たのだった。

「ちょっと飯島呼んでくれない。いま飯島呼んで。どこにいるのか知らない?」  当の飯島氏に直接、説明させるという。にわかに張り詰める雰囲気の中、同席する事務所の男性スタッフが飯島氏に急遽連絡を取り始めた。飯島氏の都合など意に介さないとばかりに、メリー氏は平然と続ける。

「うちの娘と対立している飯島が派閥を作っていると(文春の質問状に)書いてあったら、飯島に説教するのは当たり前でしょう。派閥があるとしたら、うちの恥。文春さんだって、自分の社内に派閥があったら恥ずかしいと思いませんか。

 あなたたちは、うちの会社というものをわかっていないんです。うちはジュリーが生まれたときから、事務所がちゃんとうまくいったら跡継ぎにしなきゃいけないと思っていました。少なくとも三カ国語、四カ国語は読み書きができるようにしているし、小さい頃からミュージカルを観せてきた。娘には、英語もフランス語も全部教えています。どんな本でも読めるように、どんな仕事でもできるようにしています。孫にもきちんと英語とフランス語と、中国語も教えています。

 うちの仕事を継ぐなら英語はマスト。だってミュージカルができないから。いい台本は、その国の言葉で読むべきです。私は、そういうつもりで育ててますもの。英語もわからない人が、うちの仕事できますか? ジャニーなんか韓国語も全部喋れますからね。そうでなかったら、自分のところのもの(作品)を(海外で)観てもらっても説明できません。  どんな派閥関係があるのかと聞かれても、私には派閥ということ自体がわからない。インターネットか何かに出てて、それを読んだんでしょう。ファンの人たちもそれを読んでいるわけ。

 もっと言うとファンには派閥なんて関係ないんです。ファンは事務所じゃなくタレントについていく。そうじゃなければなんで三十五年間マッチにファンがついてきているんですか」  メリー氏は事務所の男性に「どうした? 飯島」と訊ねる。会議室に再び緊張が走る。男性は「十分ぐらいです」と答えた。

 結局、飯島氏が駆けつけたのは、呼び出しから三十分ほどが経った頃だった。色の白い、痩せた女性が俯き加減で会議室に入ってきた。彼女こそ“SMAPの育ての親”である飯島氏だ。 「お世話になってます、と(文春に)言うのはおかしいですね。おはようございます。初めまして、飯島と申します」  口元に笑みを浮かべつつ、慇懃な挨拶で記者に名刺を差し出す飯島氏。だが、内心では困惑し切っていたに違いない。

「どうぞ飯島に取材して。私との対立関係を聞いてください。どういうことで対立してるのか」  メリー氏に促され、記者は端的に尋ねた。すると当の飯島氏は真剣な表情でこう答えるのだ。 「私も大変困ってまして、本当に何とかしていただきたいなと思っているんです。ネットで書かれるのはファンの方が勝手にやっていることだと思うのですが、雑誌の方がそのようなことをお書きになると、事実ではないかと思う方もいらっしゃる。全くそういうことはないと思います。のびのびとやらせていただいているので、こういう風に言われてしまっているのかなとは思うんですけれど。

「SMAPは踊れないじゃない」

 私も被害に遭っている立場で、それはジュリーさんもそうだと思います。ジャニーズ事務所全体がそういうふうに見られている。そのように足を引っ張りたい方もいらっしゃると思うんですよ、事実。こういう芸能界って競争が激しい世界ですので。全くそんなことはないので……」 ――嵐とSMAPがあまり共演しないというのは? 「別に、意味というのはないと思うんですけれども……」(同前)  飯島氏の話にじっと耳を傾けていたメリー氏が、そこで口を開いた。

「だって、踊れないじゃない?」

 SMAPを育て上げた飯島氏の前で、メリー氏は記者にこう言ってのけた。 「だって(共演しようにも)SMAPは踊れないじゃないですか。あなた、タレント見ていて踊りの違いってわからないんですか?

 それで、そういうことをお書きになったら失礼よ。(SMAPは)踊れる子たちから見れば、踊れません」  女帝にしか言えない凄みのある言葉だった。飯島氏は反論できずにいる。
「青山劇場が今年、閉館しますよね。初めの頃は劇団四季がやっていましたが、最後はうちで飾らしてもらうんです。そこにも踊れる子しか出られませんよ。うちの子たちには芝居やっている子だとか、面白いことをやっている人とか色々いるけど。(舞台では)踊りが全部できる子という風になっているんです。だから振付師が入っているでしょう。だって、トラヴィスだってマイケルの最後のほうを全部やった人だし」  ダンスの素養こそジャニーズタレントの神髄だと言わんばかりだ。だが、ダンスとは関係がないテレビのバラエティでも、ジュリー派と飯島派の共演は少ない。
――テレビ番組の出演歴を拝見しますと……。

「飯島派と言うけれども、飯島はいま誰をやってるんだっけ?」 「SMAP、キスマイとかをやっていますけれども……」(飯島氏)  メリー氏が続ける。

「飯島が自分が担当している人間を番組に入れるのは当たり前のことじゃないですか。間違いがあるとしたら、この人(飯島氏)はSMAPが長すぎているのかもしれませんね。うちはトップのマッチでも、しょっちゅうマネジャーが変わります。自分がマネジャーを仕切る人だから。

 マッチは今年で三十五周年。ジュニアの時から計算したら三十九年ぐらい。一番古い子だけれども飯島もそれぐらい古いんです。  だけど、悪いけど私、飯島に踊りを踊れる子を預けられないもの。そういうこと、わかんない? うちの子はある程度踊らなきゃしょうがないでしょう」

 メリー氏が口を閉じると広い会議室は水を打ったようにしんとなる。 「SMAPと共演が少ないって、何でそんな話が出るんですか? うちの順序を言ってください。誰が一番上?」  最年長は近藤真彦で、その次は少年隊……記者は答え始めたが、メリー氏は苛立ちを隠さない。 「だったらSMAPは嵐よりまず先に近藤と共演するべきでしょう。何でそれを聞かないんですか? SMAPが一番トップじゃないんです。失礼だと思わない? 私、本気で怒りますよ。今、あなたは近藤が一番古くて、その次が少年隊と言った。嵐は(彼らと)共演していますか?」

 近藤真彦や少年隊の東山紀之(48)は、嵐とも特番などでたびたび共演している。 「私、この人(飯島氏)に怒ったことがあるんですよ。はっきり言いますとフジテレビですけれど。飯島が自分のSMAPの番組から、うちの滝沢(秀明・32)を降ろした問題で。その方(フジテレビ関係者)に電話する前に、飯島を呼んで事情を聞いて、その方に『本当に飯島が降ろしたんですか? それを担当者に確認してください』と言いました。

「滝沢が降ろされたんだから」  滝沢が入っていたのに降ろされたんだからね。マネジャーが『急に降ろされました』と言うから、『何で?』って。飯島は『そんなこと知らない』と言うから、『あなたがブッキングしたんじゃないのね?』って。だったら、局の担当者にきちんと言って、私から電話があったということも伝えて、それから報告するようにと言ったんです。  飯島を気にしている人はいっぱいいますよ。みんな。

 この人、怖いから。私の真似して私と同じように怖いの。私が怖いのとは違うと思うんですけど」  さすがに飯島氏が割って入った。 「ちょっと言わせていただくと、私が怖いという問題でなく、そのテレビ局の方が気にしているというのも、又聞きやネットとかの噂を真に受けている可能性があるのではないですか。私、一切そんな話をしたこともないですし、私にとっても名誉毀損になると思うんですよ」

 飯島氏は“無実”を主張する。その発言にかぶせるようにメリー氏は、 「いや、すごい問題ですよ。だから、この人を呼んでいるのは、私、何にも(根拠)なしにね、『飯島、こういう噂だから、あんたクビだよ』と言うことはできない。今、ここでこういう話を聞いているから、飯島、私はこう言いますよ。

『あんた、文春さんがはっきり聞いているんだから、対立するならSMAPを連れていっても今日から出て行ってもらう。あなたは辞めなさい』と言いますよ。

 でも、(派閥の話を証言した)人が誰かを言えないなら、ちゃんとチェックしておいでと言いたい。滝沢を降ろした問題だって、私はその方の前できちんとこの人(飯島氏)を呼んで全部、話しますもの」  メリー氏は畳み掛ける。だが、その矛先は横にいる飯島氏に向けられているようにも思えた。

 まるで引責辞任を迫るようなメリー氏の厳しい言葉に対し、真剣に派閥の存在を否定する飯島氏。 ――テレビ業界では、A.B.C-ZやSexy Zone、中山優馬さん(21)ら若手も飯島さん派だと言われている。 「いえいえ。派なんて全くないんですよ。キャスティングは局が決めること。例えば『SMAP×SMAP』とか月9ドラマで、オファーはしてもスケジュールが合わないことってあると思うんです。それを面白おかしく皆さんおっしゃっている。いちいち相手にしていてもしょうがない話だと思います。  派閥なんて、私は天に誓って言った覚えはありませんので。今まで生きている中で」  飯島氏はそう言い切った。  後継者はメリー氏の娘・ジュリー氏であり、ジャニーズ事務所に派閥など存在しない――。業界で長年燻り続けてきた問題に、はっきりと白黒が付いた瞬間であった。

 ただ、メリー氏でも把握していなかったことが一つあった。派閥問題がファンの間でも囁かれるきっかけになった、KinKi Kids・堂本光一(36)の“中立発言”である。  二〇一三年の大晦日から元旦にかけて行われた、ジャニーズ恒例のカウントダウンコンサートでのこと。東京ドームで行われた公演は、フジテレビによって中継されたが、事件はテレビ中継の終了直後に起きた。  出演者の筆頭格であった近藤真彦がステージを降りた後、司会のKinKi Kidsが他の出演者を紹介し、呼ばれた出演者は次々に舞台から引き上げていくという段取りだ。が、この退場の順番は、ジャニーズ内で重んじられているレコードデビューの序列とは違っていた。

 まずは飯島派と目されている中山優馬やA.B.C-Z、Kis-My-Ft2や山下智久(29)、Sexy Zoneらが退場。続いて、ジュリー派と言われるHey!Say!JUMPとNEWSが舞台を去った。

 公演を観ていたファンの一人が話す。 「デビューの新しい順に捌けるなら、山P(山下智久)が先に出ていくのはおかしいんです。私たちには飯島派とジュリー派の線引きがクッキリされているように見えました」  ステージに残ったのは司会のKinKi Kidsと、タッキー&翼(滝沢秀明と今井翼・33)の四人。そして、堂本光一が滝沢に向かってこう言ったのだ。 《中立な、俺ら》  この発言は一部の熱狂的なファンにより録音されていた。

 ジャニーズに詳しい芸能記者が解説する。 「以前からタッキー&翼とキンキは“中立派”とか“ジャニー派”と言われてきた。この二組は派閥に関係なく、ドラマやバラエティでどちらのタレントとも共演し、ジュリー派と飯島派の“架け橋”の役割を担ってきたから。もともと滝沢と堂本剛(35)がジャニーさんの大のお気に入りだったという“特別待遇”も背景にあるのだろう。堂本光一の発言はさもありなんという印象だった」  だが、この“中立発言”についてメリー氏も飯島氏も把握していないという。

「『中立』って光一が?」 飯島「私は立ち会ってないのでわかりませんが……」 メリー「えっ何? 何? 何て言ったんですって?」  所属タレントまでもが、派閥の意識を持っていたことに驚いたのか、メリー氏は目を丸くしている。 「『中立』って光一が? その意味がわからない。中立は俺らって、どういうこと? それ、マイクで言ったわけ? うちは全部ビデオを撮ってるんですよ。フイルムが残っているから、確認します」

――滝沢さんと光一さんは中立で、どこの派閥にも属さない、という意味だと思うんですけれども。 「そこでジュリーと飯島との問題を、あなたたちが考えたわけね。でも、それは考えられないこと。光一はあんまり(酒を)飲まないんです。もし誰かが飲むとして『どこに行く?』と言ったときに、『いや、俺はどっちも行かないよ』と言うのだって中立でしょう」 ――タレントがどちらの派閥に所属しているか、ファンは気に掛けています。

「ごめんなさい。だからわかってないの。どんなことがあっても、たとえばうちの事務所を辞めても、ファンはタレントについていきます。それがファンです。でなかったら、ファンじゃないでしょう」

 メリー氏は頑なだった。彼女にとっては、何があってもタレントは全員可愛い我が子なのだ。それは過去に事務所を去ったタレントでも同じだという。 「うちを辞めた田原俊彦(53)にしたって(ファンは)ちゃんとついていくじゃないですか。いつの間にかグチャグチャになっちゃってますけど。私は来る者は拒まず。辞めさせた子がいたとしても、戻って来たら全部ね。田原だって、『ハーイ、マミー』って来ますよ。しょっちゅう手紙を出してるもの。あの人(田原)はどこかで会った時は、必ず飛んできます。ほかの子も全部飛んでくる。

 私、上の偉い人たちにはもうお年玉をあげません。下のジュニアだけで二百人ぐらいにあげています。特に下の子たちは名前を言われても分かんない子がいっぱいいます。だから、私は誰も傷つけないように『うちの子』って言うの。マッチも『うちの子』、下の子も『うちの子』です!」  これがメリー氏一流のタレント・マネジメントの極意なのだろう。我が子への熱い思いは、問題のSMAPにも向けられている。 「SMAPだって本当に仲良しだから。『ねえ、メリーさん』って部屋に入ってきたら言うんです。

『よそへ行ったとき、あなたたちを知らない人だっているんだからね。必ずSMAPの誰それですって言ってから入ってらっしゃい』って。そしたら、どなたかがいらっしゃったときに『SMAPの香取です』とかって入ってきてみんなが笑っちゃったの。『誰が見たって分かっているじゃないの』って言うから、『あなたは分かっているかもわかんないけど、分からない人がいるから私は礼儀として教えているのよと。  いま言ったように百人、二百人いたら名前を憶えていられない。絶対憶えていられない。この人(飯島氏)なんて、偉そうに派閥なんて言っているけど、じゃ、派閥の子の名前を言ってごらん? 派閥のない子の名前を言ってごらん? と言ったって、言えないと思う。だって、それだけの子の名前全部知っているはずないもの。あなた、うちの子の名前全部言える?」

 飯島氏は下を向いたまま小声で「言えないですよ」と答えるのが精一杯だ。 「一番分かっているのは、ファンの子です。だから、ファンは大事なんですよ。私、本当に恥ずかしいけれども、『うちの子』と言っちゃうのは名前を覚えられないから。でも、『うちの子』の責任は全部自分で取ります。それと同じように、私は『うちの社員』の責任も取るし、社員を統一するのも自分の責任だと思う。  もしジュリーと飯島が問題になっているなら、私はジュリーを残します。自分の子だから。飯島は辞めさせます。それしかない。それをあなたがきちんと書くんだったらお書きになればいい。社長候補の問題を教えてくれというんだったら、そうでしょう。決まっていることです。 「トップは誰!?」「近藤真彦です」  うちの事務所のことわかっているの?

 うちのトップはマッチです。SMAPじゃありません。失礼なこと聞かないでください。飯島、うちのトップは誰!?」 「近藤真彦です」  すかさず飯島氏が言う。意気消沈の面持ちである。だが、メリー氏の追及は止まらない。 「ほんと不愉快。じゃあ飯島のところの会社、調べましたか。役員は誰ですか」  飯島氏の会社とは、ジャニーズの関連会社「ジェイ・ドリーム」のことである。主にSMAPなどの映像作品の制作・管理を行っており、代表取締役はジャニー氏。飯島氏が唯一、取締役に名を連ねる会社である。

――社長はジャニー氏。飯島さんは取締役です。

「また問題が起こったよ、飯島さん。ジャニーはクビにしたほうがいいんじゃない? だって、ジャニーは給料もらったことないし、書類も見たことないじゃない。会社も行ったことないじゃない?  私は飯島に言っているんです! ジャニーは会社に行ったこともないから、クビにすればと言っているんです。でも、それをあなたたちに『いい、悪い』と言われることないですよね。

 私、飯島に初めて本気で怒鳴っています。何で私が社員と対立しなきゃならないんですか。それだけでもすごい失礼だと思うの。言葉遣いをもうちょっと考えてよ。私に失礼よ。

 飯島に関しても私の管理の仕方が悪いんですよね。だから、みんな勘違いしちゃう。うちの娘と飯島が争うなら私は飯島に『出ていけ』と言うしかない。だって、飯島は私の子供じゃないんだもの。

 皆さんの前で言います。ジャニーには(飯島氏の会社を)辞めさせなさい。私が迷惑するから。だって、ジャニー、自分が社長になっているの知らないんだもの。(飯島氏の)知らないところで言うのイヤだから。もし本当なら、SMAP全員呼んで話そうと言います。それぐらい大変なことなの。

 私にとって娘より大事なのはタレント。でも、その次はやっぱり自分の家族。社員も大事にするけれど、タレントで精一杯ですよ。

 飯島がジュリーと対立するということは、私と対立するということ。お分かりになりますよね。それは、私に刃を突きつけているのと同じですからね。  うちの娘が、何で飯島と派閥争いしなきゃならないの? だったら、どうぞ自分のところで別に(会社を)作ってくださいと言うだけ。派閥争いをしたら、飯島がどんなに(仕事が)できても、私は娘の味方です。親ですから、当たり前のこと。

 私は対立しているとは思っていません。私は現場へ行っていないから分からないこともある。どこかのディレクターとか、ファンの又聞きで聞いたで済むことじゃないの。お分かりになりますよね。常識で考えて、この噂を私に取材するのには、それだけの覚悟をして取材してくださいということです!」

 後継者問題を記者の目前で一刀両断したメリー氏。その後、話題はジュリー氏と少年隊の東山紀之の関係へと移った。 “ジャニーズの母”として慕われた故・森光子氏の寵愛を受け、将来はジャニーズ事務所の幹部候補と目されていた東山。その東山が、過去に関連会社の役員に就任していたという話について聞いた。登記をたどっても、東山が役員に就任していた事実は確認できなかったが、業界ではこの噂は消えていない。というのも、その背景には、今から二十年以上前、東山とジュリー氏の結婚話が持ち上がったという経緯があるからだ。

「ジュリーと結婚して、という話を言いたいのでしょう。一体、何年前の話をしているんですか? 今は両方とも(別の方と)結婚したじゃないですか。私、ヒガシの奥さん(女優の木村佳乃)に何て言えばいいの。子供が二人できても、まだジュリーのこと言われているわよ、って言いますよ。

 それを言うなら、一番は近藤真彦ですよ。私、タレントと結婚させるんだったらマッチしかいない。亡くなったマッチのお母さんのことが、すごい好きでね。ジュリーもすごく可愛がってもらったの。お母さんはジュリーのために新築した家に彼女の部屋まで作ってくれたんです。ジュリーも『マッチは嫌いだけど、お母さん好きだからね。我慢するわ』って、ずっとお母さんのところへ遊びに行っていたの。

 うちのタレントの中で、ジュリーの部屋があるタレントの家なんかありませんよ。お布団から全部つくってくれて、もうマッチのお嫁さんって決めてたんですもの。マッチは『メリーさんが姑になるんだったら、俺、絶対イヤだ』と言ってたし、ジュリーも嫌がってたけど。マッチのお母さんは二人を結婚させるつもりだったんだもの」  メリー氏の口から明かされたのは知られざる意外な秘話だった。 女帝が流した涙  インタビューも終盤に差し掛かり、メリー氏に許され、飯島氏は会議室を去った。その後もメリー氏は近藤真彦の母親についての思い出話を続けた。近藤が人気の絶頂を極めていた一九八六年、母親は交通事故で亡くなった。

「マッチのお母さんが怪我をして入院したとき、私のクライスラーをマッチに渡したんです。当時は自動車電話しかなくて、連絡の取りようがなかったから。ロケに行っていたマッチは車の電話だけで入院したお母さんとやりとりしていたんです。  お母さんが亡くなった理由のひとつは、救急車を断ったことでした。救急隊員に名前を聞かれるから、お母さんは『大丈夫です。歩いて帰れます』と言って、よその人の車に乗せてもらったんですよ。ちゃんと説明してお医者さんに連れていってもらったんですけど、それが小児科かなんかの先生だったの。だから内臓破裂しているところまでは分からなかった。

 私はマッチに必ず言うんです。『あのとき救急車に乗っていたら、絶対助かっていたのよ』って。だから、私がマッチの面倒を見るのは当たり前だと思う……話しているだけで涙が出てきちゃう。それと同じで、ほかの子の面倒も見ます」  ときに冷徹とも言われる“ジャニーズの女帝”が、記者の目の前で突然涙を流し始めた。こぼれ落ちる涙を拭いながら、彼女は話し続けた。

「当たり前の話。だって、ボートに乗ってて浮輪が一つしかなくてさ、何かあったときに、私は浮輪はジュリーに渡す。ジュリーには逃げなさいと言って。よその子には浮輪はあげられないけど、私、全部抱えて泳ぎますよ。私の上に乗ったら、私、掻くのだけはできますからね。顔をつけるのはイヤだけど、泳ぐのは相当泳げる。海で育った子だから。威張っちゃうとね、船の帆があるでしょう。あの帆先から飛び込んでいたの。でも、悲しいかなあの人、すごく水泳がうまいのよ」  取材時間はすでに五時間近くに及んでいたが、波乱に満ちた半生を送るメリー氏の独白は含蓄に富んでいた。メリー氏は記者を諭すようにこう言った。

「私に聞けば返事はできるし、怒ることには怒ります。『今日にでも辞めさせる』って言ったから、飯島は『何よ!』って思ったかもわかんない。でも、そういう噂があるなら飯島が自分で消してくるべき。取材も私より飯島に先にすべきです。それが“順序”ってものだから」  メリー氏の夫で作家の藤島泰輔氏(故人)は、かつて妻をこう評した。 《瞬間湯沸かし器型の感情の激しい人だが、実に“女”である》  ジャニーズタレントは、この“ビッグママ”の底知れぬバイタリティによって統治され、守られている。

「週刊文春」2015年1月29日号
  


Posted by いざぁりん  at 17:04
芸能界の、コミュニケーションの活性化と、民主化が、必要です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160119-00000006-spnannex-ent
(以下は、コピーです)
 紆余(うよ)曲折を経て分裂を回避したSMAP。スポニチ本紙のスクープで明るみに出てから、海外でも報道されるほど注目を集めた騒動は、メンバー同士の誤解が生んだ悲劇だった。その背景には、芸能界最大の勢力を誇るジャニーズ事務所の内部で現実味を帯びてきた「次期政権」への委譲があった。

【写真】ビートたけし「SMAPのトラブルです」に固まる西島秀俊

 結果的に女性マネジャーの巻き添えになった4人、一時孤立した木村拓哉(43)も、全員が被害者。誤解が誤解を招き、最悪の結果を招く可能性があった。騒動はなぜここまで泥沼化したのか。6日間にわたって1面スクープを続けてきたスポニチ本紙だけが知る全真相を明かす。

 昨年8月から5カ月にわたって水面下で続いてきたこの問題には、実は2つの全く異なる独立話があった。

 まず浮上したのは円満独立だった。メリー喜多川副社長(89)が藤島ジュリー景子副社長(49)を事務所の次期社長に就任させたいという意思がある中で、8月、ジュリー氏との確執がささやかれていた女性マネジャー(58)を、SMAPと一緒に独立させる話が持ち上がった。ただ、事務所と確執もないのに退社することは筋が通らないと感じた木村だけ同調せず、立ち消えとなった。

 これで終わったはずだった。だが、女性マネジャーが木村さえ口説ければ独立できると水面下で独立工作を活発化。しかし、独断で木村やSMAP全員をNHK紅白歌合戦の司会に入れようとしたことをメリー氏が知り、「SMAPを連れて出ていけ」と激怒した。

 これを受け12月、メンバー全員にあらためて意思確認。女性マネジャーの“暴走”が原因の追放的な意味合いを持った退社の話とは分からずに、中居正広(43)ら4人は8月の時と変わらず独立する意思を示した。これによって4人は自らの意思に反し、女性マネジャーと同じ“謀反人”とメリー氏に見なされてしまった。

 女性マネジャーからの説明だけで全体像を把握していなかった4人は自分たちが突然置かれた立場におののき、この状況に立たされた原因が、残留を選んだ木村にあると考えるようになった。  


Posted by いざぁりん  at 07:48
こちらです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160118-00000002-asahi-soci
(以下は、コピーです)
 1パック5枚入り、透明の袋に赤字で「ビーフカツ」。消費者が手にするはずのない食材だった。

【写真】問題のビーフカツの回収を知らせる掲示が店外にあった=14日、名古屋市中川区のスーパー「Aマートアブヤス春田店」

 カレーチェーン「CoCo(ココ)壱番屋」を全国展開する壱番屋(愛知県一宮市)の店舗用冷凍ビーフカツが、愛知県内のスーパーに並んでいた。壱番屋製と紹介するポップまであった。

 津島市の「Aマートアブヤス」神守店。11日の買い物中に変だなと気づいたのは、「ココイチ」のある店にパートで勤める女性だった。ふだん厨房(ちゅうぼう)で調理するだけの食材が、なぜ――。壱番屋本社に伝わり、今回の問題が発覚した。

 壱番屋が「異物混入の疑いがある」として産業廃棄物処理業ダイコー(愛知県稲沢市)に処理を委託した冷凍ビーフカツが、横流しされていた。東海3県の自治体などの17日までの発表によると、3県の34店で2万7千枚が店頭で売られたり、商品の弁当の材料に使われたりした。

 全容はまだ見えない。ダイコーから横流しを受けたみのりフーズ(岐阜県羽島市)には17日も岐阜県の調査が入った。同社の実質的経営者(78)は、壱番屋の段ボール箱に入れたままにしないようダイコーから言われ、箱を詰め替えて転売したと話している。

 壱番屋製であることを隠すはずだった。だが、みのりフーズから別の業者を経て仕入れた名古屋市の仲卸は、壱番屋製というポップを作って冷凍ビーフカツにつけ、Aマートアブヤスに売った。それが、神守店で「ココイチ」のパート女性が目にしたものだった。  


Posted by いざぁりん  at 01:29
こちらです。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/komazakihiroki/20160114-00053408/
(以下は、コピーです)
LINEで虐待方法を話し合っていた親に「殺された」3歳児は、おそらく救えていた

3歳児の父親の駒崎です。

またしても、胸が潰れるような事件が起きました。

・<狭山女児死亡>母らLINEで虐待やりとりか「帰ったらやろうね」- Yahoo!ニュースhttp://bit.ly/1Oj6MJV

・3歳娘に「正座」強要…元同僚が激白、目にあざも(テレビ朝日系(ANN))- Yahoo!ニュースhttp://bit.ly/1Oj73wG

報道が事実とすれば、この残酷な母親と内縁の夫に強い憤りを覚えないかと言ったら、嘘になります。

しかし、我々は「再発防止」の観点から、この事件を見なくてはいけません。

現在出ている限られた情報からですが、分析をしたいと思います。

【死までのタイムライン】

まず、羽月ちゃん(3歳)が命を落とすまでに至るタイムラインを、報道資料から整理してみました。

2012年 8月 誕生

2012年 12月 4ヶ月検診受診せず

2013年 4月 (受診がなかったので)家庭訪問

2014年 2月 1歳6ヶ月検診を受診せず

2014年 7月 (受診がなかったので)家庭訪問

2015年 6月29日夜近所から警察に通報あり(警察は児相に通告せず)

2015年 7月19日夜近所から警察に通報あり(警察は児相に通告せず)

2015年 6月~7月 保育所に16日だけ通所

2015年 秋からエスカレート

2015年末 マンション隣の青果店店主「泣き続ける子どもの声が部屋から聞こえてきた。二時間以上泣いていた」

2015年11月 3歳児検診を受診せず

2016年 1月 虐待死

出典:

狭山の女児死亡 市、複数回接触 「虐待の兆候」確認できず /埼玉

http://mainichi.jp/articles/20160113/ddl/k11/040/095000c

<狭山女児死亡>全身にやけど以外の傷多数 虐待、秋から日常的に

http://news.goo.ne.jp/article/saitama/region/saitama-34236270.html

狭山3歳死亡 泣く姿を住民ら目撃 市側は「兆候みられず」

http://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-CK2016011302000187.html

【救えたチャンス】

これをご覧いただければ、羽月ちゃんを両親のもとから引き離す、「一時保護」の機会があったことがわかります。

例えば、4ヶ月・1歳半・3歳児検診の3回ともを受診していない、ということ。これは虐待の重大なサインです。基本的には受けさせなければいけない検診を受けさせていない、というのは、子どもを心理的に受容できていないことを意味するためです。

そしてこの「要注意家庭」において、警察への通報が2度もありました。

しかし、警察は「外傷がなかったため」、児童相談所には通告しなかったのです。

ここでもし、「(ここまでには2度とも)検診に行っていない」という情報と、「短期間に2度虐待的な状況があった」という情報が、警察と児相の間で共有され、足し合わされていたらどうだったでしょうか。

一時保護をする判断は、できたと思います。少なくとも児相からの家庭訪問を頻回化させたり、近隣住民への追加ヒアリングはできたでしょう。

【なぜ児相と警察は連携できないのか】

児童虐待防止法(http://bit.ly/230vB56)の10条では、警察への援助要請について規定されています。しかし、現場の実態としては、児相と警察の連携は進んでいません。

児童虐待防止の活動を続ける後藤弁護士は「警察と児童相談所は、お互いに縦割りの組織で、『連携なんて聞いたこともない』『自分たちのやり方を変えたくない』という意識が強くあります。お互いがよほど困らない限りは連携しようとしません」と語ります。

https://www.bengo4.com/other/1146/1307/n_2621/

こうした文化的な部分に加えて、現在の児童虐待防止法では、警察が積極的に児相に情報提供をしたり、その逆で児相が警察に情報提供することも規定していないのと、児相と情報共有し、パトロールなどのルートの中で家庭訪問をしていくことも定められていないのです。

「児相と警察の意識の低さ」と「法の不足」が要因となって、子どもたちが死んでいったのです。

【問題解決のために】

今回のような事件は珍しいものではなく、我が国では、3日に1人、子どもが虐待で殺されています。

この数を少しでも減らすために、我々ができることはなんでしょうか。

(たくさんあるのですが、今回のケースの文脈に沿ったものとして短く挙げておきます)

国ができること:

・児童虐待防止法を改正し、児相と警察の連携を強化させる。情報共有と、家庭訪問の共同実施

・児童福祉司が持っているケースが100件(欧米では20件)を超え、よって家庭訪問もろくにできないという狂った状態を是正するための予算措置をとる

自治体ができること:

・都道府県警察と児相、そして自治体の連携がきちんとできるように、条例を策定/改正する

・虐待防止の地域協議会を自治体のあまねくエリアで行う。今回は、地域協議会の範囲外だった

私たち個人ができること:

・虐待かな、と思ったら、児相共通ダイヤル「189」に電話。

・110番にも重ねて電話し、その際に「児相と情報共有してもらえますか?」と添える

・過去電話して、改善されなくても、しつこく電話する。回数によって優先順位も変わるため

・友人や同僚が虐待をしているとわかった時は、きちんと相談に乗りつつ、児相にも通告しておく(匿名で通告できます)

・「子どもの虐待防止」を公約に掲げている政治家に投票する

以上、簡単ですが分析と提言でした。

目にアザをつけられ、寒空の中ドアの外に出され、食事も食べさせてもらえず、熱湯をかけられて病院にも連れていってもらえず死んでいった3歳の羽月ちゃんの冥福を、心から祈ります。
  


Posted by いざぁりん  at 01:28
こちらです。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/fujisiro/20160117-00053510/
(以下は、コピーです)
12人の大学生が亡くなった長野県で起きたスキーバス事故。私が所属する法政大学も尾木直樹先生のゼミ生3人が巻き込まれました。本当に残念でなりません。心からお悔やみ申し上げます。

大きな事件・事故があるとマスメディアは顔写真やエピソードを掲載しますが、今回はソーシャルメディアを使う世代が巻き込まれたということもあり、バス事故で亡くなった学生たちの写真を、Facebook、Twitter、ブログから「引用」して報道したことに批判が起きています。なぜ分かったかというと、朝日新聞の記事に「フェイスブックから」「ブログから」と書かれていたからです。
•就職・進学・友達…大学生たちが夢見てたもの バス事故(朝日新聞デジタル)

出所を明示した朝日、しなかった読売・毎日

まず踏まえておきたいのは、朝日新聞はソーシャルメディアが出所であると明示していますが、読売新聞、毎日新聞を購入して確認したところ、出所は明示していませんでした。にもかかわらず朝日と同じ写真がありました。これはどういうことなのでしょうか。

事件・事故で亡くなった方の写真の扱いについては色々な意見がありますが、報道現場の認識は概ね下記のような「報道目的であれば使っても良い」というものです。ソーシャルメディア以前は、大きな事件・事故があれば顔写真を「どこからか(卒業アルバムや友人が持っているものなど)」入手して掲載してきたわけですが、この場合許諾を得ることも、出所を示すこともありませんでした。また、ソーシャルメディア時代においても、下記のように弁護士から解説が行われています。



三村氏は、動画投稿サイトやソーシャルメディアに掲載された動画、画像の利用について、投稿者の許諾が得られない場合でも報道利用であれば全面的に認められるとの考えを示した。また、投稿者本人が利用を拒否した場合でも、法律面で問題はないとした。

ソーシャルメディアに投稿された顔写真についても同様に、報道目的であれば許諾なしで利用できると述べた。

出典:日本新聞協会:三村弁護士、報道と肖像権の問題を解説 報道資料研究会
それでは、なぜ朝日が出所を明示したのでしょうか。それは「引用」だと捉えた可能性があります。

Facebookのプロフィールは投稿が非公開であっても公開されています。公表された著作物は報道、批評、研究などの目的であれば出所を明らかにするなどのルールを守っていれば問題になりません。ソースを提示していない読売や毎日は、これまでどおり「どこからか」入手したスタイルになっています。

朝日の記事を批判する人もいますが、「どこからか」入手して掲載したというスタイルより、朝日の記事のほうがソーシャルメディアの時代に適した記事の書き方であるように思います。

ソーシャルメディアを死後に使われる気味悪さ

ルールを守っていたとしても、どことなく「これでいいのか」という違和感は消えないと思います。それは、個人が身近に使っているソーシャルメディアの写真を死後に「勝手に」使われる気味悪さではないでしょうか。新聞やテレビで広く扱われると想定してプロフィール写真を選んでいる人はほとんどいないでしょう。

現状のルールでは「引用」の範囲内だとしても、社会的に課題があるとすればマスメディアは扱い方を検討すべきですし、社会的な制度としても議論されるべきです。今回の場合であれば、遺族の許可・同意が得られていることを明記するというやり方があるでしょう。もしかしたら許可を得ているのかもしれませんが、現在の報道スタイルでは読者には分かりません。

個人としてこの問題を捉えるなら、誰もが見えるところに何らかのコンテンツを公開するということは、報道、批評、研究に引用されても仕方がないということです。なお引用は許可を得る必要がありません。無断引用という言葉は間違いです。もし、引用されたくなければ今のところは、公開されるネットに顔写真を掲載しないようにする必要があります(なお、LINEなど公開が前提となっていないものは別)。

これではさすがに不便すぎます。報道のあり方だけでなく、システム的にも、自分の死後にアカウントやコンテンツにどう扱っていいかの選択を予め意思表示しておくなど、新たなルールについて議論されていく必要があるでしょう。

そもそも顔写真は必要か

ソーシャルメディアから顔写真を「引用」する問題以前に、報道に顔写真が必要なのかという根本問題についても考える必要があります。顔写真については、『新聞報道と顔写真―写真のウソとマコト』という本があるぐらいですし、横山秀夫が地方紙を描いた小説『クライマーズ・ハイ』でも物語の鍵になるエピソードとして描かれ、長い間報道現場で課題となっています。

私が駆け出しの記者だった20年前はどんな小さな交通事故でも顔写真を入手するのが当たり前という時代でしたが、だんだんとよほど大きな事件・事故でなければ掲載されなくなってきました。これは社会状況の変化によるものです。それでも掲載を続ける理由には読者や視聴者が望むからという側面があります。今回のスキーバス事故でも、容姿についてタイトルに出したまとめサイトもあり、拡散されています。顔を見てみたいという読者の欲望から、目をそらしては議論は進みません。

ただ、欲望を剥き出しにしたメディアはネット上に無数に存在し、気軽にアクセスが可能になっています。つまりマスメディアがやらなくても良いと考えることもできます。報道機関として信頼と価値を高めたいのだとすれば、ソーシャルメディアで簡単に「引用」できたとしてもあえて掲載せず、遺族から許可を得るなど丁寧に取材し、それを読者が分かるように伝えていくという方法もありそうです。そうなれば、読者である私たちがどのメディアを選ぶのかということになります。
  


Posted by いざぁりん  at 01:28
こちらです。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&id=3809549&from=home&position=1
(以下は、コピーです)
 長野県軽井沢町のスキーバス転落事故で死亡した土屋広運転手(65)=東京都青梅市=が、運行会社「イーエスピー」(羽村市)の採用面接で「大型バスの運転は苦手だ」と話していたことが18日、同社への取材で分かった。


 土屋運転手は昨年12月に契約社員として採用された。取材に応じた山本崇人営業部長によると、面接時に「大型バスは苦手」と告げられたが、「お願いしたいのはスキーの仕事だ」と伝え、最終的に了承を得たという。山本部長は「人手不足だった。後悔している」と話した。


 同社は、法律で義務付けられた雇い入れ時の健康診断を土屋運転手に受けさせていなかった。本人から「前の会社で受けた」と説明があり、診断結果の提出を求めたが、提出されないままだった。


 土屋運転手が2010年まで約10年間勤務していた都内の観光バス会社によると、関東周辺のツアーで日中に運転していたが、中型や小型バスのみで大型は運転しなかった。飲酒はせず、同社で働く前は砕石会社でダンプカーを運転していたという。


 面接をしたイーエスピーの荒井強所長は16日の記者会見で、「心配なので慣れるまで一般道は運転させないようにしようと思っていた」と話していた。 
  


Posted by いざぁりん  at 01:27
こちらです。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20160117-00000002-nnn-soci
(以下は、コピーです)
 15日、長野県軽井沢町でバスが転倒し、14人が死亡、26人が重軽傷を負った事故で、バスの運行会社は、法定の下限を下回る料金で請け負っていたことが新たに分かった。

 国土交通省は16日も都内のバス運行会社「イーエスピー」を特別監査したが、事故当日のバス料金について、イーエスピーは、旅行会社「キースツアー」から19万円で請け負ったと説明しているという。これは法定の下限の27万円を大幅に下回る金額。

 また、両社を仲介した業者は国交省の聞き取りに対し、キースツアー側から「今シーズンは雪が少なく、安くしないと客が集まらない。当面は低い値段でやってほしいとイーエスピーに伝えてくれ」と言われたと説明しているという。

 国交省は17日も監査を行い、ずさんな運行管理があったとみて調べる方針。

 一方、イーエスピーの高橋美作社長が記者会見を開き、謝罪する一方で、数々の法令違反を認めた。高橋社長は、事故を起こしたバスが出発する前、法律で定められた運転手の健康状態をみる点呼を自ら行う予定だったものの、遅刻し、点呼をしていなかったことを明らかにした。  


Posted by いざぁりん  at 01:26
会社は、ブラック企業?、パワハラ企業?。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&id=3809437&from=home&position=3
(以下は、コピーです)
 アイドルグループの一員だった女性(23)がファンとの交際を禁じた規約に違反したとして、東京都港区のマネジメント会社が、女性と交際相手の男性らに約990万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が18日、東京地裁であった。原克也裁判長は「異性との交際は幸福を追求する自由の一つで、アイドルの特殊性を考慮しても禁止は行き過ぎだ」と述べ、会社の請求を棄却した。


 判決によると、女性は19歳だった2012年4月、「ファンと交際した場合は損害賠償を求める」などと定めた契約を会社と結び、グループの一員として活動を始めた。13年12月ごろにファンの男性と交際を開始。14年7月には辞める意思を伝え、予定されていたライブに出演しなかった。会社が「契約違反で信用を傷つけられ、損害も受けた」として提訴した。


 判決は、「ファンはアイドルに清廉性を求めるため、交際禁止はマネジメント側の立場では一定の合理性はある」と理解を示す一方で、「異性との交際は人生を自分らしく豊かに生きる自己決定権そのものだ」と指摘。損害賠償が認められるのは、アイドルが会社に損害を与える目的で故意に公表した場合などに限られる、と判断した。
  


Posted by いざぁりん  at 01:26
SMAPは、解散や独立をされた方が、芸能界の民主化につながったと思います。
芸能事務所は、ブラック企業?、パワハラ企業?。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160118-00010008-bjournal-ent&p=1
(以下は、コピーです)
SMAPを公衆の面前で謝罪させ恥をかかせた、ジャニーズ・メリー副社長の横暴

 先週来世間を賑わせてきたSMAP解散騒動が、一気に収束に向かう様相を呈してきた――。

 一時は解散不可避との報道が目立ったが、18日に所属事務所のジャニーズ事務所が文書を発表し、「皆さまを大変お騒がせ致しました事、深くお詫び申し上げます」と謝罪。さらにSMAPメンバーは全員揃って同日放送のテレビ番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に生出演し、「これからも、よろしくお願い致します」(中居正広)、「5人でここに立てたことを安心しています」(草なぎ剛)、「これから自分たちは何があっても、ただ前を見て進みたいと思います」(木村拓哉)などと語り、グループとしての活動を継続させることを発表した。

 フジは同番組の一部が急遽生放送になることを事前に公表していたため、番組内でSMAPメンバーらが謝罪することは予想されていた。放送前の段階で大手芸能事務所関係者は、次のように語っていた。

「そもそも今回の解散騒動のきっかけは、メリー喜多川・ジャニーズ副社長とSMAPマネージャー・飯島三智さんの間の長年にわたる諍いです。そして昨年1月に『週刊文春』(文藝春秋)に掲載されたインタビュー記事内でメリーさんが、『あの子たちは踊れないからダメ』と公然とSMAPを酷評するばかりか、飯島さんに向かって『(娘で副社長の藤島ジュリー景子氏と対立するなら)SMAPを連れて事務所を出て行け』と叱責した“事件”です。つまり、超人気グループ解散の原因を事務所側がつくったばかりか、テレビを通じて大勢の視聴者の前で所属タレントに謝罪をさせ恥をかかせる事態を招いたのです。芸能事務所の行動としては、ありえません」

 さらに一部報道によれば、ジャニーズ側は、SMAPがメリー氏に加えて放送局や広告関係者へ“謝罪行脚”することを活動継続の条件にしているとも報じられている。

「まずファンや関係者に謝罪すべきは、今回の騒動を招いたメリーさんや飯島さんです。ジャニーズは文書で記者会見はしないとしていますが、ここまでの混乱を招いておいて文書一枚でとりあえずの謝罪の体裁を取り繕い、公の場に姿を現さず平然としているなどということは、芸能事務所の姿勢として許されることではありません。少なくとも、経営者であるメリーさんは会見を開いて直接自身の言葉で謝罪すべきです」

●現場は混乱か

 さらに別の芸能事務所関係者は、今回の騒動がテレビ局をはじめとするマスコミ界・芸能界の、ジャニーズとのつきあい方にも影響を及ぼすと語る。

「一連の騒動を通じて露呈したのは、ジャニーズの横暴さです。ジャニーズはテレビ番組の内容や演出について執拗に注文をつけたり、タレントの起用に関して当然のようにバーターを求めたりするため、ジャニーズをよく思っていない局関係者が多いのは事実です。さらに、SMAPには全体を統括する飯島さんのほか、各メンバーにひとりずつマネージャーがついていますが、この計6人の“飯島班”は全員ジャニーズを去る可能性が高いとみられています。SMAPを育てた飯島さんに対する局現場からの信頼は絶大ですが、それゆえSMAPに関することはなんでも飯島さんが独断で進めてしまうため、実はSMAPに関する情報はジャニーズ内でほとんど共有がされておらず、飯島班の人間以外は誰も把握していない。そんな状況のなかでジャニーズはSMAPをマネジメントすることになるのですから、現場が混乱することは目に見えています」

 果たして今後、何事もなかったようにSMAPは活動を続けることができるのだろうか。  


Posted by いざぁりん  at 01:20