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こちらです。
http://news.livedoor.com/article/detail/11326830/
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 経営コンサルタント「ショーンK」こと川上伸一郎氏が、経歴詐称問題でメーンキャスターを務める予定だった平日夜の報道番組『ユアタイム~あなたの時間~』(フジテレビ系/4月スタート)を降板。局内からは、その損害が「3億円」という話も聞かれる。

「川上起用で作った番組のあらゆる映像、画像、資料などもろもろ、すべて台なしになるのだから、損害は1億円を下らないでしょ。新たに必要になる経費、さらに番組スポンサーとの調整、番組が被ったイメージダウンの損害も入れたら、3億円でも安いぐらい。問題は、誰がこれを負うのか」と、フジテレビの有力関係者。

 フジは今回の事態に、弁護士など契約問題の専門家を入れて、責任の所在を精査させているとも聞く。結果、川上氏本人はもちろん、その所属事務所への損害賠償請求が発生する可能性もある。

「通常、タレントのプロフィールや身元の責任を負うのは、本人ではなく所属事務所。でも、その事務所の社長はマスコミの取材に『出身や大学、コンサルタントの仕事について、詳しく聞いてなかった』と答えていて、まさかの他人事。もしかすると、事務所側も最悪の事態を想定して『我々も、だまされた被害者』としておきたいのかもしれない」(同)

 ただ、当然ながら局側の落ち度もないとはいえないだろう。通常、報道番組のキャスターともなれば「事前に一定の“身辺調査”がある」と前出の関係者は言うが、「今回は、犯罪や金銭トラブルなど最低限の問題がないかの確認にとどまっていたようだ」(同)という。

「だって5年以上前から『とくダネ!』とか、過去にもたくさんの出演があったから、今さら調べる必要性もなかったんだよ。それと、テレ朝の『報道ステーション』に出ていたことも、無言の太鼓判になっていた感じだ」(同)

 他局の有名番組に出ているから問題ないだろう……そんな流れは、このテレビ界でよくあることだというが、今回の話は学歴詐称程度の話ではなく、本名だと言っていた「ショーン・マクアードル川上」までが芸名だと、後になって判明。アメリカ人とのハーフでアメリカ出身だという話も、実は両親が日本人で熊本生まれ。高校時代に住み込みで新聞配達をしていたという苦労話もウソだった可能性が出てきており、「だまされた」というだけでは済まされない部分がある。

 もともと川上氏がこうして派手な肩書で表に出るようになったきっかけは、J-WAVEなどラジオ番組でDJを務めたことだったが、同局の放送作家は「最初はラジオDJというだけの人だった。昔はまったく言っていなかった経営コンサルタントの肩書を付けるようになったのは、番組スポンサーの大和証券と付き合いができてから、後付けだったと思う」と話している。

 その肩書は次第に膨れ上がり、バラエティ番組では「高級ホテル住まいで、経営する会社の支店が世界7都市にある」とまで吹聴するようになった。

「正直、前はそんなすごい人じゃなかったから、急に出世したのかと思っていた」と放送作家。

 しかし、実際には月3万円のレンタルオフィスや、家賃8万円程度の古いマンションを表向きの住所に使っていただけで、アメリカにオフィスの登記はあるが、金の動きが見られないペーパーカンパニーだった。

「いつだったか、テレビでの経歴が大げさに扱われていると苦笑いしていましたけど、仕事の殺到で引っ込みがつかなくなっていたのでは。DJのままだったらよかったのに……」(同)

 メディアの寵児となりかけたところで、一転してクライアントから損害賠償を請求されかけている背景には、「テレビ局側が、責任をできるだけショーンさん側に押し付けたいからでは」と放送作家。フジ『ユアタイム』の制作統括は、安藤優子アナの夫でも知られる堤康一プロデューサーで、フジ情報番組を仕切ってきた大物だけに、局としては「川上氏にだまされた」という面を強く出したいところがあるのかもしれない。
  


Posted by いざぁりん  at 23:09
こちらです。
http://news.livedoor.com/article/detail/11329428/
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アイリッシュ系クォーターだと主張

「週刊文春」3月24日号が報じた学歴・経歴詐称疑惑により、4月からスタートする新・報道情報番組「ユアタイム」(フジテレビ)のキャスターや、「報道ステーション」(テレビ朝日)、「とくダネ!」(フジテレビ)のコメンテーターなどを降板したショーンKことショーン・マクアードル川上氏(48/本名・川上伸一郎)が、“二人の父親”について初めて語った。

「私の父も母も、戸籍上は日本人で、私も戸籍上日本人です。ですが、私は幼少の頃から、母の親族がいるニューヨークのアッパーイーストの小さな小学校に通ったり、日本に帰ってきたり、またサマースクールに通ったりを繰り返していて、幼な心に『なんでだろう』と思っていました。後に母と親族から『実はお父さんは別の方です』という話を聞きました。『その人間の名前が“マクアードルさん”という方なんです』と」

 以来、「マクアードルさんが産みの親で、育ての親が日本人義父」と認識するようになった川上氏は、高校卒業とともに故郷の熊本を出た後、マクアードルという名前を使いはじめたという。公式サイトの英文プロフィールには、父親について「アイリッシュ・アメリカン=ジャパニーズの父」と記されていた(現在は削除)。

「週刊文春」3月31日号では、“二人の父親”から整形疑惑まで、降板を決める直前に行われた150分にわたる川上氏のインタビューを掲載する。
  


Posted by いざぁりん  at 23:02
有言実行…。
http://news.livedoor.com/article/detail/11329134/
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23日、デイリー新潮では、作家の乙武洋匡氏が「これまでの結婚生活の中で5人の女性と不倫した」と告白したことを報じた。

こうした報道がある中、2011年9月6日に乙武氏が自身のTwitterアカウントに投稿したツイートが、再び注目を集めているようだ。

乙武氏は「#名作のタイトルに一文字足すとよく分からなくなる」というハッシュタグのお題に、自身の著書「五体不満足」にかけて「五体不倫満足」と、投稿していたのだ。


このツイートは、23日19時30分の時点で4500件以上のリツイートと、1500件以上の「いいね」を集めている。
  


Posted by いざぁりん  at 22:59
逆に、どうぞ、出馬してくださいとも、思います。
http://news.livedoor.com/article/detail/11329417/
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 今夏の参院選で自民党からの出馬が有力視されている「五体不満足」の著者として有名な作家・乙武洋匡氏(39)は、近く正式に立候補を表明すると見られていたが、先送りの状態が続いている。

 自民党関係者によると乙武氏は来月6日、自身の誕生日に合わせて参院選の出馬宣言を行うとみられていたが、慎重な態度を取るようになったという。

 参院選出馬を正式表明する時期については、来月24日に投開票される外相や官房長官を歴任した故町村信孝氏の死去に伴って行われる衆院北海道5区の補欠選挙の結果が出てからとなる見通しが浮上した。

「乙武氏は選挙に向けて着々と準備を進めていると聞くが、まだまだ慎重だ。理由は負けるはずがないと予想された北海道5区の補選が、野党候補者が善戦して、自民党の候補者が苦戦するデータが出ている。乙武氏の出馬表明は補選の結果が出てから。結果を見て出馬を取りやめるか? その選択肢も残されているんだよね」(自民党関係者)

 本紙既報通り、乙武氏の政治家転身は昨年、与野党問わず争奪戦を繰り広げられた結果、自民党からの正式な出馬が有力となった。だが、もともとは友人だった「日本を元気にする会」の松田公太代表(47)が、どの政党よりも早く打診したことが始まりだ。

「生活の党と山本太郎となかまたち」の小沢一郎代表(73)は22日、定例会見の中で「乙武氏の立候補についてはまだ聞いていないんですが、やっぱり、いろいろな分野でなんとはなしに(著名人の候補者が)権力のほうへの流れが目立っているね」と批判した。

 乙武氏は政界入りに強い意欲を示しているが、正式表明に至らない理由は他にあるのか。

「タレント候補の場合、スキャンダルが怖い。自民党の比例代表で正式に出馬する『SPEED』の今井絵理子氏は、週刊誌で関係者のスキャンダルが報道された。発表前に処理しきれず出馬表明して有権者のイメージが悪くなったのではないかと心配されている。乙武氏は期待が大きいので慎重になるのは当然でしょう」(前出の同党関係者)

 果たして正式な発表はいつになるのか。  


Posted by いざぁりん  at 22:55
な、なんと。
驚きです。
自民党出馬にも驚いていましたが(及び、他党からの立候補予定が有ったにもかかわらず裏切った事実にも、驚き。他党にとっては、今となっては、これで良かった、となるでしょうけれど)…。
彼の著書は、処分しました。
彼には、がっかりです。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160323-00506816-shincho-soci
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『五体不満足』の著作で知られ、参院選出馬が注目される乙武洋匡(ひろただ)氏(39)の不倫を「週刊新潮」3月24日発売号が報じている。

 ***
 
 昨年末、乙武氏は20代後半の女性と共にチュニジア、パリを旅行した。「ダミー」として、男性1人も同行させていたという。

 乙武氏には2001年に結婚した妻がおり、現在、8歳の長男、5歳の次男、1歳の長女を持つ身。教諭の経験があり、都の教育委員も務めた“教育者”の不貞行為ということになる。

 都内の自宅マンションを出てきた本人に取材を試みたところ、否定し、事務所スタッフが運転する車に乗り去った。その後、改めての取材申し込みに応じ、

「肉体関係もあります。不倫と認識していただいて構いません」「彼女とは3、4年前からのお付き合いになります」

 と不倫を認め、さらに“これまでの結婚生活で5人の女性と不倫した”と告白した。

 ***

「週刊新潮」3月24日発売号では、より詳細に乙武氏の「自供」を掲載。関係者の証言を交え、世間に知られた「爽やか乙武クン」とはかけ離れた一面を、5ページに亘って特集する。

「週刊新潮」2016年3月31日号 掲載
  


Posted by いざぁりん  at 22:17
日本は将来、消滅するでしょうね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160319-00010000-videonewsv-soci
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 現在日本は世界で最も長く存続している国だが、それが故に、現在の日本に住むわれわれは、国家が消滅する可能性を現実のものとして受け入れていないと指摘する。しかし、実際には第二次世界大戦後だけですでに183の国が消滅している。戦後だけで、現在世界に存在する国と同じくらいの数の国が消滅しているのが、世界の現実なのだ。

 実際日本という極東の小国が、記録に残っているだけでも1500年以上続いてきたことは、ある意味では奇跡に近い。途中、白村江の戦いや元寇など、何度か危機的な状況に瀕したが、たまたま海という要塞に囲まれていたこともあり、運も味方してこれを乗り切った。欧州諸国が世界を植民化した中世には、日本は徳川幕府による鎖国中だった。そして、欧米帝国主義の手が中国から東アジアに伸びた19世紀、日本は急ピッチで明治維新後の富国強兵に成功し、日清、日露戦争を経て、欧米列強の仲間入りに成功する。こうして日本は、ベネチア共和国や東ローマ帝国を抜いて、世界で最も長く存続する国家となった。

 しかし、日本がこれだけ長きにわたり存続できた背後には、地政学的な幸運と、先人たちの卓越したビジョンがあった。明治維新以後、日本は国ぐるみで中央集権化と工業化を進めたが、これがいずれも功を奏した。

 ところが、かつて日本に未曾有の成功をもたらした権力の集中や大規模化、工業化といった一連の政策が、今日本の足を引っ張っている。月尾氏が「逆転潮流」と呼ぶ現象が起きているにもかかわらず、過去の成功体験故に日本は時代の変化に対応できていない。

 月尾氏は現在の日本の姿が、ローマ帝国に滅ぼされるまでのカルタゴや、7世紀から18世紀まで続いたベネチアといった、一時は世界に冠たる繁栄を謳歌しながら、時代の潮流に乗り遅れたために没落し、最後は消滅にいたった国々と酷似していると警鐘を鳴らす。
  


Posted by いざぁりん  at 01:24
安保法、そして安保は、違憲です。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201603/CK2016032002000116.html
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 他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法が昨年九月に成立してから、十九日で半年となった。反対する世論の広がりを受け、民主、共産、維新、社民、生活の野党五党は一カ月前に安保法廃止法案を国会に共同提出したが、審議されていない。法律の問題点を野党から国会で追及されたくない政府・与党が応じてこなかったためで、数の力で法案を無視し続ける構えだ。 


 共産党は十七日の衆院議院運営委員会理事会で、早期に廃止法案の審議を始めるよう求め、民主、維新両党が同調した。与党側は「持ち帰る」と回答を避けた。自民党の小此木八郎国対委員長代理は十八日の記者会見で「廃止といっても、昨年の通常国会でいろんな苦労があって成立したばかりだ」と、慎重な姿勢を崩さなかった。


 安保法は昨年九月の参院特別委で、与野党議員がもみ合う中で採決。議事録も取れない異常な事態となった。その後の参院本会議で、反対する国民が国会周辺に押し寄せる中で成立した。


 野党五党が廃止法案を出したのは、集団的自衛権の容認など法律の違憲性だけでなく、与党が強引に進めた国会手続きの問題点などを問い直す狙いがある。


 だが安倍晋三首相は十八日の参院予算委員会で「平和安全法制(安保法)の廃止は、日米の連携を低下させ、信頼関係を損ない、同盟関係を大きく損なう」と、廃止を議論することに拒否感を示した。


 国会は会期が決まっているため、多くの法案の中から審議する順番を決めるのは、多数を占める与党だ。野党が提出した法案は、同じテーマの政府案とセットにする場合を除き、与党はほとんど応じない。これは「国会の常識」といえるが、安保法は与党が強引に成立させた経緯がある。徹底審議を求めていた国民の理解は得られないだろう。


 安保法廃止を求める「市民連合」に加わる上智大の中野晃一教授(政治学)は「安保法は立憲主義の観点からも、おかしな手続きで成立した。審議入りしないのは、国民の世論や、自分たちとは違う声に耳を傾ける気がないから。このまま逃げ切ろうという姿勢の表れだ」と指摘する。
  


Posted by いざぁりん  at 01:23
原発推進派に、屈したことになります。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=84&id=3910282&from=home&position=9
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マンガ「美味しんぼ」原作者の雁屋哲氏(74歳)が3月22日、公式ブログを更新し、同作を終了する意向であることを明かした。


「美味しんぼ」は2014年5月を最後に休載期間に入っているが、雁屋氏は久々に更新したブログで「『美味しんぼ』は現在休載しています。ずいぶん長い休載ですが、終了したわけではありません。ただ、再開云々については、今、私の一存では言えません」と言及。

休載前最後のエピソードでは、福島第一原発を見学した主人公・山岡士郎らが鼻血を出すシーンが描かれ、これが問題視されたが、雁屋氏は「念を押しておきますが、今回の休載は、例の鼻血問題で各方面から圧力がかかったからではありません。鼻血問題とは、全く関係がありません」と説明している。

また、「美味しんぼ」の連載について「しかし、いくら何でも連載30年は長すぎだ。そろそろ終わりにしたいと思っていますが、どんな形で終わらせるか」と、連載終了についても触れ、「今までの登場人物総出演で、美味しい食べ物の話でどんちゃんどんちゃん楽しく騒いで大団円。そう考えています」と、現時点での構想を披露した。

なお、具体的な連載再開、および連載終了については「スピリッツ誌からのお知らせを、今少しお待ちください」としている。
  


Posted by いざぁりん  at 01:23
自衛隊は違憲です。
在日米軍も違憲です。
http://digital.asahi.com/articles/ASHD23R1JHD2UPQJ003.html?rm=989
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■寄稿 作家・中村文則さん

 僕の大学入学は一九九六年。既にバブルは崩壊していた。

 それまで、僕達(たち)の世代は社会・文化などが発する「夢を持って生きよう」とのメッセージに囲まれ育ってきたように思う。「普通に」就職するのでなく、ちょっと変わった道に進むのが格好いい。そんな空気がずっとあった。

 でも社会に経済的余裕がなくなると、今度は「正社員になれ/公務員はいい」の風潮に囲まれるようになる。勤労の尊さの再発見ではない。単に「そうでないと路頭に迷う」危機感からだった。

 その変化に僕達は混乱することになる。大学を卒業する二〇〇〇年、就職はいつの間にか「超氷河期」と呼ばれていた。「普通」の就職はそれほど格好いいと思われてなかったのに、正社員・公務員は「憧れの職業」となった。

 僕は元々、フリーターをしながら小説家になろうとしていたので関係なかったが、横目で見るに就職活動は大変厳しい状況だった。

 正社員が「特権階級」のようになっていたため、面接官達に横柄な人達が多かったと何度も聞いた。面接の段階で人格までも否定され、精神を病んだ友人もいた。

 「なぜ資格もないの? この時代に?」。そう言われても、社会の大変化の渦中にあった僕達の世代は、その準備を前もってやるのは困難だった。「ならその面接官達に『あなた達はどうだったの? たまたま好景気の時に就職できただけだろ?』と告げてやれ」。そんなことを友人達に言っていた僕は、まだ社会を知らなかった。

 その大学時代、奇妙な傾向を感じた「一言」があった。

 友人が第二次大戦の日本を美化する発言をし、僕が、当時の軍と財閥の癒着、その利権がアメリカの利権とぶつかった結果の戦争であり、戦争の裏には必ず利権がある、みたいに言い、議論になった。その最後、彼が僕を心底嫌そうに見ながら「お前は人権の臭いがする」と言ったのだった。

 「人権の臭いがする」。言葉として奇妙だが、それより、人権が大事なのは当然と思っていた僕は驚くことになる。問うと彼は「俺は国がやることに反対したりしない。だから国が俺を守るのはわかるけど、国がやることに反対している奴(やつ)らの人権をなぜ国が守らなければならない?」と言ったのだ。

 当時の僕は、こんな人もいるのだな、と思った程度だった。その言葉の恐ろしさをはっきり自覚したのはもっと後のことになる。

 ログイン前の続きその後東京でフリーターになった。バイトなどいくらでもある、と楽観した僕は甘かった。コンビニのバイト採用ですら倍率が八倍。僕がたまたま経験者だから採用された。時給八百五十円。特別高いわけでもない。

 そのコンビニは直営店で、本社がそのまま経営する体制。本社勤務の正社員達も売り場にいた。

 正社員達には「特権階級」の意識があったのだろう。叱る時に容赦はなかった。バイトの女の子が「正社員を舐(な)めるなよ」と怒鳴られていた場面に遭遇した時は本当に驚いた。フリーターはちょっと「外れた」人生を歩む夢追い人ではもはやなく、社会では「負け組」のように定義されていた。

 派遣のバイトもしたが、そこでは社員が「できない」バイトを見つけいじめていた。では正社員達はみな幸福だったのか? 同じコンビニで働く正社員の男性が、客として家電量販店におり、そこの店員を相手に怒鳴り散らしているのを見たことがあった。コンビニで客から怒鳴られた後、彼は別の店で怒鳴っていたのである。不景気であるほど客は王に近づき、働く者は奴隷に近づいていく。

 その頃バイト仲間に一冊の本を渡された。題は伏せるが右派の本で第二次大戦の日本を美化していた。僕が色々言うと、その彼も僕を嫌そうに見た。そして「お前在日?」と言ったのだった。

 僕は在日でないが、そう言うのも億劫(おっくう)で黙った。彼はそれを認めたと思ったのか、色々言いふらしたらしい。放っておいたが、あの時も「こんな人もいるのだな」と思った程度だった。時代はどんどん格差が広がる傾向にあった。

 僕が小説家になって約一年半後の〇四年、「イラク人質事件」が起きる。三人の日本人がイラクで誘拐され、犯行グループが自衛隊の撤退を要求。あの時、世論は彼らの救出をまず考えると思った。

 なぜなら、それが従来の日本人の姿だったから。自衛隊が撤退するかどうかは難しい問題だが、まずは彼らの命の有無を心配し、その家族達に同情し、何とか救出する手段はないものか憂うだろうと思った。だがバッシングの嵐だった。「国の邪魔をするな」。国が持つ自国民保護の原則も考えず、およそ先進国では考えられない無残な状態を目の当たりにし、僕は先に書いた二人のことを思い出したのだった。

 不景気などで自信をなくした人々が「日本人である」アイデンティティに目覚める。それはいいのだが「日本人としての誇り」を持ちたいがため、過去の汚点、第二次大戦での日本の愚かなふるまいをなかったことにしようとする。「日本は間違っていた」と言われてきたのに「日本は正しかった」と言われたら気持ちがいいだろう。その気持ちよさに人は弱いのである。

 そして格差を広げる政策で自身の生活が苦しめられているのに、その人々がなぜか「強い政府」を肯定しようとする場合がある。これは日本だけでなく歴史・世界的に見られる大きな現象で、フロイトは、経済的に「弱い立場」の人々が、その原因をつくった政府を攻撃するのではなく、「強い政府」と自己同一化を図ることで自己の自信を回復しようとする心理が働く流れを指摘している。

 経済的に大丈夫でも「自信を持ち、強くなりたい」時、人は自己を肯定するため誰かを差別し、さらに「強い政府」を求めやすい。当然現在の右傾化の流れはそれだけでないが、多くの理由の一つにこれもあるということだ。今の日本の状態は、あまりにも歴史学的な典型の一つにある。いつの間にか息苦しい国になっていた。

 イラク人質事件は、日本の根底でずっと動いていたものが表に出た瞬間だった。政府側から「自己責任」という凄(すご)い言葉が流れたのもあの頃。政策で格差がさらに広がっていく中、落ちた人々を切り捨てられる便利な言葉としてもその後機能していくことになる。時代はブレーキを失っていく。

 昨年急に目立つようになったのはメディアでの「両論併記」というものだ。政府のやることに厳しい目を向けるのがマスコミとして当然なのに、「多様な意見を紹介しろ」という「善的」な理由で「政府への批判」が巧妙に弱められる仕組み。

 否定意見に肯定意見を加えれば、政府への批判は「印象として」プラマイゼロとなり、批判がムーブメントを起こすほどの過熱に結びつかなくなる。実に上手(うま)い戦略である。それに甘んじているマスコミの態度は驚愕(きょうがく)に値する。

 たとえば悪い政治家が何かやろうとし、その部下が「でも先生、そんなことしたらマスコミが黙ってないですよ」と言い、その政治家が「うーん。そうだよな……」と言うような、ほのぼのとした古き良き場面はいずれもうなくなるかもしれない。

 ネットも今の流れを後押ししていた。人は自分の顔が隠れる時、躊躇(ちゅうちょ)なく内面の攻撃性を解放する。だが、自分の正体を隠し人を攻撃する癖をつけるのは、その本人にとってよくない。攻撃される相手が可哀想とかいう善悪の問題というより、これは正体を隠す側のプライドの問題だ。僕の人格は酷(ひど)く褒められたものじゃないが、せめてそんな格好悪いことだけはしないようにしている。今すぐやめた方が、無理なら徐々にやめた方が本人にとっていい。人間の攻撃性は違う良いエネルギーに転化することもできるから、他のことにその力を注いだ方がきっと楽しい。

 この格差や息苦しさ、ブレーキのなさの果てに何があるだろうか。僕は憲法改正と戦争と思っている。こう書けば、自分の考えを述べねばならないから少し書く。

 僕は九条は守らなければならないと考える。日本人による憲法研究会の草案が土台として使われているのは言うまでもなく、現憲法は単純な押し付け憲法でない。そもそもどんな憲法も他国の憲法に影響されたりして作られる。

 自衛隊は、国際社会における軍隊が持つ意味での戦力ではない。違憲ではない。こじつけ感があるが、現実の中で平和の理想を守るのは容易でなく、自衛隊は存在しなければならない。平和論は困難だ。だが現実に翻弄(ほんろう)されながらも、何とかギリギリのところで踏み止(とど)まってきたのがこれまでの日本の姿でなかったか。それもこの流れの中、昨年の安保関連法でとうとう一線を越えた。

 九条を失えば、僕達日本人はいよいよ決定的なアイデンティティを失う。あの悲惨を経験した直後、世界も平和を希求したあの空気の中で生まれたあの文言は大変貴重なものだ。全てを忘れ、裏で様々な利権が絡み合う戦争という醜さに、距離を取ることなく突っ込む「普通の国」。現代の悪は善の殻を被る。その奥の正体を見極めなければならない。日本はあの戦争の加害者であるが、原爆・空襲などの民間人大量虐殺の被害者でもある。そんな特殊な経験をした日本人のオリジナリティを失っていいのだろうか。これは遠い未来をも含む人類史全体の問題だ。

 僕達は今、世界史の中で、一つの国が格差などの果てに平和の理想を着々と放棄し、いずれ有無を言わせない形で戦争に巻き込まれ暴発する過程を目の当たりにしている。政府への批判は弱いが他国との対立だけは喜々として煽(あお)る危険なメディア、格差を生む今の経済、この巨大な流れの中で、僕達は個々として本来の自分を保つことができるだろうか。大きな出来事が起きた時、その表面だけを見て感情的になるのではなく、あらゆる方向からその事柄を見つめ、裏には何があり、誰が得をするかまで見極める必要がある。歴史の流れは全て自然発生的に動くのではなく、意図的に誘導されることが多々ある。いずれにしろ、今年は決定的な一年になるだろう。

 最後に一つ。現与党が危機感から良くなるためにも、今最も必要なのは確かな中道左派政党だと考える。民主党内の保守派は現与党の改憲保守派を利すること以外何をしたいのかわからないので、党から出て参院選に臨めばいかがだろうか。その方がわかりやすい。

     ◇

 1977年生まれ。2005年、「土の中の子供」で芥川賞。近著に「教団X」「あなたが消えた夜に」。「掏摸(スリ)」をはじめ、作品は各国で翻訳されている
  


Posted by いざぁりん  at 01:22
制服を廃止すれば、全てが解決します。
そもそも制服は、違憲です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160322-00010002-nishinp-soci
(以下は、コピーです)

 公立中学校の入学時に必要な制服や体操服などをめぐる西日本新聞の報道に、読者からさまざまな声が寄せられている。「制服はもっと安くていい」「ジャージーはどこでも安く買える時代。なぜ学校指定なのか」…。中には、学校と業者の関係をいぶかる声もある。販売業者、指定する学校の実態の一端を探った。

公立と私立、どちらが得?保護者に聞くマネー事情 入学金、授業料…家計負担重く

 2月中旬、福岡県久留米市の制服販売店「マルヒロ」の電話が鳴った。「制服代が高い」。声の主は今春、中学生になる孫の制服を求めた年金生活者だった。森光雅敏社長(50)はため息をつく。「高いと思うのは分かる。でも、決して楽な業界でないことも分かってほしい」

 制服は、3年間使うことを前提にした機能や耐久性が価格に反映されている。制服販売店の多くは大手メーカーから仕入れ、粗利は販売価格の3割程度。だが、森光さんは「利益のほとんどは営業経費や無料補正などの独自サービスに消える。今は売れば売るほど損をしている」と言う。

 業界は入学シーズン以外は稼ぎも少ない。少子化で販売店間の競争が激化する中、利益率は縮小するばかり。近年はメーカーによる直接販売の動きもある。森光さんの店は久留米市内のほぼすべての公立中学校の制服を扱っており、「厳しいから辞めますとは言えない」と話した。
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「学校はビジネスの素人。高いか安いかは正直分からない」

 一方、多くの公立中学校で、ジャージーや通学カバンなどは各校独自のデザインやワッペンを施した「学校指定用品」になっている。一般的に複数の業者に見積もりを競合させ、PTAと協議して決めるという。

 福岡市のある校長は「かつては『お付き合い』のある店だからと契約したようだが、今はない」と話す。ただ、別の校長は「学校はビジネスの素人。競合とはいえ業者の言い値で買うしかなく、高いか安いかは正直分からない」と打ち明けた。競合も3~4年ごとだったり、校長が代わるタイミングだったりと、学校によってまちまちだ。

 2月、福岡市のある中学校で保護者に配られた指定用品の購入申込書。体操服は校則で「白色なら何でも可能」とあり、指定品目ではないが、体操服(1500円)の記入欄もあった。

 ほぼ同じ体操服を1350円で販売する同市の別の業者が知り、学校に抗議した。保護者からすれば購入の手間は省けるが、「これでは指定用品と同じ。学校側も真剣に業者を選んでいるとは思えず、不信感は募るばかりだ」と憤る。

 福岡市教育委員会は「子どもたちが学校の一員としての誇りと責任を持つよう、また保護者の負担にも配慮し、各学校には必要最低限の指定品目を検討してもらっている。業者選定では競争性と透明性の確保を指導している」としている。
  


Posted by いざぁりん  at 00:24
こちらです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160314-00004398-bengocom-soci
(以下は、コピーです)
妻が借りた奨学金は、夫が返すべきなのか? そんな疑問がネット上の掲示板に書き込まれた。ある男性が「奨学金って自分で返すものだと思ってた」と投稿した。男性の妻には「残り600万近くの奨学金返済」があるが、「専業主婦」を希望しているというのだ。

男性によると、理系の私大大学院を出た妻は、利子付きの奨学金を総額700万円もらっており、返済額はまだ600万円近く残っているという。奨学金の返済があることは結婚前から知っていたものの、「残額まではチェックしていなかった」そうだ。

男性は妻に対して、「子供が小さいうちは良いけど(俺の収入から返済する)、少し大きくなったらまたちゃんと正社員で就職してきちんと自分で返せ」と言ったが、妻はいい顔をしないそうだ。妻は「どうも働く気はない」らしく、「どうしてもというなら、パートくらいなら...みたいな感じ」と、気が進まない様子だという。

男性は、妻から「専業主婦の奨学金を夫が返済するのは当然」と言われるが、「そういうもん?」と疑問に思っている。妻が結婚前に借りていた奨学金を、夫の稼ぎで返済しなければならないのだろうか。柳原桑子弁護士に聞いた。

●「婚姻前の債務の返済義務は、配偶者にはない」

「婚姻前の債務の返済義務は、借りた本人にしかありません。法的には、配偶者に当然に支払義務が発生するものではありません」

柳原弁護士はこのように述べる。

「仮に、配偶者が結婚前に妻の債務の連帯保証人になっていた場合には、婚姻に関係なく、配偶者も連帯保証債務を負うので、婚姻後も連帯して支払う義務があります。

とはいえ、今回のような奨学金の場合は、配偶者が連帯保証人だったということはあまりないでしょう。

したがって、今回のケースで、妻が婚姻前に負った債務について夫が連帯保証人になっていないなら、夫には法的な支払義務はありません。妻には自ら稼いで支払う意思が乏しい一方で、夫は仕事をして稼いでいる、という事情があっても、です。

妻は『返済は夫がすればいい』と考えているようですが、法的にはなんら根拠がありません。妻と連帯保証人が支払うのが当然のことだと、よく説明してみてはいかがでしょうか」

ただし、妻が債務を残して死亡した場合は、話が変わってくるそうだ。

「妻が債務を残した状態で死亡した場合、それが婚姻前の債務であっても、死亡時に妻が負っていた債務には違いなく、相続の対象になります。

夫は相続人になりますから、相続放棄の手続きを行わない限り、債務を負うことになります」
  


Posted by いざぁりん  at 00:24