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こちらです。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/03/25/kiji/K20160325012277580.html
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 夏の参院選に自民党が擁立を検討している乙武洋匡氏(39)が24日、週刊誌「週刊新潮」で報じられた自身の不倫問題について事実関係を認め、公式サイトで謝罪した。騒動の収束を図ったが、政治評論家の浅川博忠氏は、自民党からの出馬について「取りやめになるだろう」と指摘した。

 自民党はもともと女性票に弱く、これまでの選挙でも女性候補などを擁立することでカバーしてきた。今回も、障がいがありながら教育関係の仕事をし3児の父である乙武氏は、女性を含め弱者へのアピールという側面もあった。浅川氏は「安倍首相は、タカ派でただでさえ女性票が集められない。最近では、保育園問題でも女性の反感を集めた。ここで女性問題が出た人を擁立し、女性票をもっと減らすことはしない」とした。

 また、妻の謝罪についても苦言。「政治家が女性問題を起こすと、奥さんも選挙区で頭を下げる光景は昔からよくあったが、いまは女性の反発を買う。男性本意の自民党の体質も感じられてしまう」と分析した。  


Posted by いざぁりん  at 10:37
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http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/03/24/kiji/K20160324012270600.html?feature=related
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 今夏の参院選で自民党が擁立に向けて最終調整している乙武洋匡氏(39)が5人の女性と不倫関係にあったと、24日発売の「週刊新潮」が報道。乙武氏は同誌の取材に対し「5人と不倫した」と認め、同日早朝には自身のオフィシャルサイトに謝罪コメントを発表した。

 交際相手のスキャンダルが発覚した今井絵理子(32)に続き、自民の目玉候補にまたしても暗雲。乙武氏は40歳の誕生日を迎える4月6日の前日5日に都内のホテルの大宴会場で誕生会を兼ねた“出陣式”を開く予定だが、事務所の担当者は「まだ何も決まっていない」と強調。誕生日当日は新著の出版会見も計画されていたが、これについては「やらないと思う」と語った。

 自民関係者は党の対応について「記事が出て世論の反応を見てから決めることになるだろう」と明かした。   


Posted by いざぁりん  at 10:36
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160325-00000004-mai-soci
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 大阪市立中学校の男性校長(61)が2月末の全校集会で「女性にとって最も大切なことは子どもを2人以上産むこと」と発言するなどした問題で、市教委は校長を3月末で退職させる方針を固めた。懲戒処分も検討しているが、「過去の事例などに照らすと難しい」との声が内部で出ており、見送られる公算が大きい。
 校長は昨年度末に定年退職し、今年度は1年間の任期で再任用された。来年度も再任用の継続を希望していたというが、問題発覚後、「電話対応などで教員らが忙殺され、業務を停滞させた責任を感じた」などとして、市教委に進退伺を出していた。  


Posted by いざぁりん  at 10:36
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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160323-00025432-jprime-soci
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 大阪市鶴見区にある市立茨田北中学校の寺井壽男(ひさお)校長の「女性にとって最も大切なのは子どもを2人以上産むことです。これは仕事でキャリアを積むこと以上に価値があります」という発言が波紋を呼んでいる。

 寺井校長はどう考えているのか。発言の真意を聞くため校長室を訪ねると、「激励の電話がいっぱい来ている」と、送られてきた意見書を見せてくれた。賛同意見より、抗議のほうが若干多いように映った。

 これを読んでほしいと2枚の紙を渡された。

「読んでもらえばわかります」

 それは校長発言が問題視されたあと、校長が憤懣やるかたない胸中をつづったもの。生徒に向けて、教頭に全校集会で代読するよう頼んだメモだった。

「読んでいただけました? “117名の女子生徒も全員が澄んだ瞳で、さわやかに証書を受け取りました”との一文があるでしょう。この意味がわかりますか?」

 今月11日にあったばかりの卒業式のことだという。この一文の意味について校長は、こう話す。

「卒業証書を渡すとき、しっかり目を見て受け取るように教えています。私は生活指導をしていましたから些細な仕草でわかるんです。私が証書を渡すときに目を背けたり、私を嫌っているようなそぶりをする子はひとりもいなかった。

 女優のような子ならわかりませんけどね。そもそも本当はいないんじゃないのか。職員が知人の女性に頼んで、市教委に連絡したのではないかとも考えています」

 なんと匿名の訴えが部下の“やらせ”であるという強引な主張。生徒が身元を明かして校長に意見することがどんなに大変なことなのかもわからないようだ。校長は、ふだんの全校集会では、ほかにどのような話をするのか続けた。

「全校集会での講話は年間を通して聞いてもらえば問題ないはずです。女性の権利の回復についても順を追って数回に分けて話していますよ」

 子育て後の大学進学の難しさや、子どもを育てる経済的困難がある状況を指摘すると、

「確かに厳しいでしょうね。私が全校集会で話したのは、究極の選択としてどちらかというなら出産を、という意味です。本音ではどちらもしてほしいと思っています。日本の中絶件数は年間約20万件です。

 中絶をすべて禁止したら人口減少に歯止めがかけられます。望まない妊娠で生まれた子を保護し、社会参加させる仕組みづくりが必要です」

 生徒に向けた校長のメモにはこんな一文。

《頑固な性格の校長先生ですが、子どもを中心に考え、判断しますので、子どもが傷ついているのに自分の主張を変えないということは全くありません》

 ならばまず、子どもの気持ちを第一に考えるべきではないだろうか? 生徒と同じ目線に立ち、生徒の身になって考える大切さを思い出してほしい。  


Posted by いざぁりん  at 10:35
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160324-00000056-asahi-pol
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 自民党の大西英男衆院議員(東京16区)は24日、所属する細田派の会合で、衆院北海道5区補選の応援で現地入りした際、神社の巫女(みこ)から「自民はあまり好きじゃない」と言われた出来事を紹介。「巫女さんのくせになんだと思った」と発言した。

 大西氏は補選の必勝祈願のために神社を訪れ、出会った巫女に自民公認候補への支援を依頼したが、断られたという。「巫女さんを誘って札幌の夜に説得しようと思った」とも述べた。

 神社関係者らによる神道政治連盟は自民と近い関係にあるため、巫女から言われた言葉が不満だったようだが、細田博之幹事長代行(島根1区)は直後に「出雲の人からみるとはらはらした。東日本の人は頭に浮かんだらすぐに発言してしまう。言動、行動は十分に注意いただきたい」と制した。

 大西氏は昨年6月の自民党議員の勉強会で、「マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなるのが一番」などと発言し、党から厳重注意処分を受けている。  


Posted by いざぁりん  at 00:31
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http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2016/03/16/0008896782.shtml?pg=2
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自身の“経歴詐称”を告白。芸能界に入るときの資料として「埼玉県選抜補欠」「秩父市選抜レギュラー」と書いていたが「実はその2つ、全くのウソ」と苦笑いした。
 レギュラーどころか「秩父選抜にも選ばれてなかったので、リバイバルして、そのウソを謝罪したい」と、申し訳なさそうに表情を浮かべていた。
  


Posted by いざぁりん  at 00:31
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160323-00000070-dal-ent
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 TBSの武田信二社長は23日、東京・赤坂の同局で定例会見を行い、学歴詐称問題で出演番組を自粛しているショーン・マクアードル川上氏の問題を受け、改めて出演者の経歴チェックを行うよう指示していることを明かした。

【写真】ショーンKロス…代役DJは心情吐露

 同局では川上氏の出演番組はなく、“被害”はなかったものの、「うちであってはよくないので、改めて経歴チェックをお願いしている」とコメント。

 同局では4月から「あさチャン!」にハーバード大卒のタレント、パックンこと、パトリック・ハーランの起用を発表しているが、関係者によると、すでに事務所に問い合わせ、ハーバードの卒業証書の写真を送ってもらっているという。

 更に、ハーバード大の公式HPには、特殊な活躍をしている卒業生を紹介するページがあるといい、そこにパックンが「日本でタレントとして活躍」と紹介されていることも確認済みだという。  


Posted by いざぁりん  at 00:30
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http://nikkan-spa.jp/1076131
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 経営コンサルタントでDJのショーン・マクアドール川上氏に経歴詐称の疑惑があると『週刊文春』(16日発売)が報じたことにより、川上氏は今月15日に公式サイトの英文プロフィールに記載した学歴に詐称があったことを認め、現在自身が出演する『報道ステーション』や『とくダネ!』などのレギュラー番組の降板を発表。さらに4月にフジテレビでスタート予定だった新番組『ユアタイム~あなたの時間~』のキャスター抜擢も辞退することになった。

ショーンK 今回の騒動で、「テンプル大学で学位、ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得」と記載されたショーンK氏の経歴がデタラメであることが判明したことにより、“消えた”経歴詐称疑惑にも注目が集まっている。特に海外留学体験をさも“学歴”のように表示する疑惑が現政権のトップにも存在していたことから、今回の騒動が氷山の一角であることがわかる。



「南カリフォルニア大学」の記載が削除された安倍晋三首相

⇒【画像】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1076955


安倍晋三 「あべ晋三事務所」公式HP(1998年)より 安倍晋三 「衆議院議員 安倍晋三」公式HP(現在)より

 まずは日本のリーダーである安倍晋三首相だ。かつての公式ホームページには、1977年「成蹊大学法学部政治学科卒業、引き続いて南カリフォルニア大学政治学科に2年間留学」から1979年「株式会社神戸製鋼所入社」と記載されていたが、現在の公式ホームページには、1977年「成蹊大学法学部政治学科卒業」から1979年「株式会社神戸製鋼所入社」となっており、南カリフォルニア大学政治学科に2年間留学という海外での経験が一切削除されている。

 2004年2月の『週刊ポスト』の報道によると、安倍氏がUSCの政治学科に在籍したことはなく、78年の春期、夏期、秋期にのみ在籍し、取得した6コースのうち、3つは外国人のための英語コースであり、そこには政治学は含まれていない。しかも安倍氏は、2年間留学といいながら、実際には1年間にも満たないことが判明。そして、安倍事務所は「南カリフォルニア大には78年1月から79年3月まで在籍しています。政治学は履修したが、途中でドロップアウトしたため、記録が残っていないだけで、留学の実態はあったと考えています」と答えている。

 その疑惑に対して、当時の民主党・菅代表は記者会見で「取材やホームページでの安倍氏の発言がくるくる変わっている」と指摘し、民主党として事実関係の調査をしていることを明らかに。その過程で記載は削除されたという。


「スタンフォード大学とロンドン大学」が削除された麻生太郎副総理

⇒【画像】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1076958


麻生太郎 「麻生太郎事務所」公式HP(2004年)より 麻生太郎 「麻生太郎」公式HP(2007年)より

 続いては、麻生太郎副総理だ。2004年時点での公式ホームページでは、昭和38年「学習院大学政経学部を卒業後、スタンフォード大学大学院(昭和38年~昭和40年)に留学」から昭和40年「ロンドン大学政治経済学院(昭和40年~昭和41年)に留学。帰国後に家業の麻生産業(現麻生セメント)に入社」と記載されていたが、2007年以降の公式ホームページでは、昭和38年「学習院大学政経学部卒業」から昭和41年「麻生産業株式会社入社」となっており、スタンフォード大学とロンドン大学という海外留学の経験が一切削除されている。

 多くの人は、こうした南カリフォルニア大学、スタンフォード大学、ロンドン大学といった海外の大学について詳しくないため、何となく凄いのだろうと圧倒されてしまう。そして、プライバシー保護の時代に、学歴の真偽を確かめることも難しい。

 安倍晋三と麻生太郎に共通するのは、祖父がともに東京帝国大学(現・東京大学)を卒業した内閣総理大臣の「エリート家系」であるということだ。言わずもがな、安倍晋三の祖父は岸信介であり、麻生太郎の祖父は吉田茂である。彼らが自身にコンプレックスを抱いていたのかどうかはわからないが、少なくとも周囲からの期待は凄まじく、プロフィールを“盛る”必要があったのかもしれない。

 しかし、政治家が選挙広報で「学歴詐称」することは以下のように公職選挙法違反とされており、1996年に衆院選に立候補したサッチーこと野村沙知代は、虚偽の経歴を公表した「詐称容疑」で東京地方検察庁に告発されている。

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●公職選挙法 第二百三十五条(虚偽事項の公表罪)
当選を得又は得させる目的をもつて公職の候補者若しくは公職の候補者となろうとする者の身分、職業若しくは経歴、その者の政党その他の団体への所属、その者に係る候補者届出政党の候補者の届出、その者に係る参議院名簿届出政党等の届出又はその者に対する人若しくは政党その他の団体の推薦若しくは支持に関し虚偽の事項を公にした者は、二年以下の禁錮又は三十万円以下の罰金に処する。
===============

「学歴」という肩書きは、最も簡単に人から信頼と安心を得られるものである。「学歴重視」「欧米コンプレックス」の日本だからこそ、こうした学歴・経歴を水増しする行為が起こる空気が蔓延しているのだろう。
  


Posted by いざぁりん  at 00:29
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http://agora-web.jp/archives/2018271.html
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ショーンK詐称騒動は現代のソーカル事件である

僕は哲学や思想のことには、さっぱり興味がないのだけれど、一昔前まで、たとえばフランスの哲学者がロックスターのように崇められ、彼らの書く文章を、日本の一流大学のたいそう頭のいい教授たちが理解し、解釈し、世界の成り立ちについて思いを馳せ、それらをやはり頭のいい学生に講義していたそうだ。

そのさらに昔は、マルクス主義やサルトルの実存主義なんかがこうした文系インテリたちに大人気だったのだけれど、ソ連のスターリンが粛清を行い、中国の毛沢東が文化大革命で膨大な数の人民を虐殺してしまい、こうした思想はすっかり時代遅れになってしまったのだ。そこに現れたのが、モダニズム(近代主義)の主体概念に対して構造主義によって提起された批判を中心に構築された、ポストモダンという思想体系である。

こうした考え方を簡単に説明すると、当時のスターのひとりだった『ポストモダンの条件』を著したリオタールの言葉を借りれば、ポストモダンとは大きな物語の終焉であり、ヘーゲル的なイデオロギー闘争の歴史が終わると言ったコジェーヴの強い影響を受けた考え方である。つまり、マルクス主義という壮大なイデオロギーの体系が「大きな物語」であり、高度情報化社会では、記号や象徴の大量消費が行われるわけで、ポストモダンとは、民主主義と科学技術の発達のひとつの帰結なのだ(すいません。Wikipediaにこう書いてあったのですが、何を言ってるのか、さっぱりわかりませんでした)。

1980年代には、ポストモダンが大流行し、哲学や思想の知の巨人たちは、数学や物理学の成果も、積極的に取り込みはじめた。人間社会やそこに住む人々の本質的な問題を、位相幾何学の高次元空間や量子力学の不確定性原理を使って説明することを試みたのだ。日本の文系インテリたちは、こうした知性に魅せられ、彼らが生み出す難解な概念を理解するため、必死になって勉強していた。当時は、日本でも『現代思想』などの雑誌の発売日を、ロックスターの新しいアルバムを待つかのように、文系の大学生たちが待ちわびていたそうだ。

こうした世界の知の巨人たちは、文系学生や会社で働く文系エリートたちに高額な書籍を売りつけていたのだが、まさか、本物の物理学者が自分たちの論文をまじめに読むとは思っていなかった。しかし、当時、ニューヨーク大学で物理学の教授をしていたアラン・ソーカルが読んでしまった。そして、彼らが言っていることはデタラメだと気がついた。そこで使われている数学や物理学の用語も間違いだらけだった。

ソーカル教授は、ポストモダンの思想家の重鎮たちの論文を切り貼りしながら、物理学の用語を散りばめ(意図的に初歩的なミスをいくつも仕込んでおいた)、デタラメな論文を自ら書いた。タイトルは、

『境界を侵犯すること:量子重力の変換解釈学に向けて』
(Transgressing the Boundaries: Towards a Transformative Hermeneutics of Quantum Gravity)

であった。そして、この擬似論文を、当時アメリカで最も権威があるとされていたポストモダンの思想誌『ソーシャル・テクスト』に投稿してみたのだ。結果、見事に掲載されてしまった! 1996年のことである。これは当時の文系インテリたちにとって、破壊的なスキャンダルとなった。

難解な思想を語っていた人たちは、自分たちのしていることをさっぱり理解していなかったし、彼らの難解な論文を読んでいる日本の大学教授もさっぱり何も理解していなかったし、それらの講義を聴いていたインテリ学生もチンプンカンプンだったのだけれど、みんなで自分たちの知性を褒め称えながら、知的遊戯を楽しんでいただけだったのだ。後に、ソーシャル・テクストの編集長には、著者でさえ意味がわからず、しかも無意味と認める論文を掲載した功績を称えられ、イグ・ノーベル文学賞が与えられた。

いまでは、ポストモダンなどの思想は空っぽで、こうした哲学分野を研究していた教授や学生がバカなことは誰の目にも明らかになり、人文系のアカデミズムはどんどん廃れていっている。日本でも、財務省や文科省が、国公立大学からこうした学部を無くそうとしている。

しかし、僕はポストモダン的なものは、形を変えて、いまでも盛んに行われていると思うのだ。マッキンゼーやBCGのような、高額なフィーを要求する戦略コンサルティングファームは、ハーバードのMBAやマサチューセッツ工科大学のPhDをずらりと揃え、複雑化するグローバル経済に対する洞察、多国籍企業が成功するための鍵について、多くの専門的なマネジメント用語を使って、解説している。彼らの作る20枚のスライドに、多国籍企業がときに何億円も払っているのだ。

それらは、本当に価値があるものなのだろうか? 僕には、企業が成功したのは「優秀な人たちが集まって、力を合わせてがんばったら、たまたま時流に乗った」だけに見える。そうした、浅草の商店街のおばちゃんでも知っているようなことを、専門用語を散りばめながら、難しく語っているだけではないのだろうか。

ショーンKは、ハーバードのMBAを取得し、世界的なコンサルティングファームを経営しているというホラ話で、のし上がった。しかし、彼は熊本の田舎から出てきた高卒の声優だったのだ。彼が最近行ったという講演のタイトルの一部を抜粋しよう。

●「ストラテジー・エコノミクス(戦略の経済評価):事業価値評価、バリュエーション」(日本経済新聞社主催)
●「管理か放任か!?伸びる企業の要諦:Corporate Entrepreneurship」(ダイヤモンド・ビジョナリー主催)
●「リーダーシップ&フォロアーシップ・マネジメント
Self Assembly(自律的秩序形成)型組織」の作り方(地方銀行主催)
● パネルディスカッション「激震経済」モデレーター(読売新聞出版社主催)
●「なんとかしなきゃプロジェクト 本当の企業の社会貢献とは?」(JICA国際協力機構主催)
●「日本の競争力再評価とグローバル戦略の実践:インフラ輸出、PFI事業の可能性」(大和証券グループ本社主催)
●「インド市場参入、事業拡大の成功要因分析」(経済産業省/インド商工会議所連合会 Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)
●「日本の教育:産学連携のダイナミズムを取り入れた知の生態系-スタンフォード大学Center of Integrated Systemsの学際教育をベンチマークに」(東京大学大学院情報学環・学際情報学府主催)
●「今、求められる次世代グローバル人材の資質と要件」(デジタル・ハリウッド大学大学院)
● ポストG20グローバル時代におけるグローバル事業戦略とマネジメント・スキル(ダイヤモンド社主催)ほか

ポストモダンの思想家たちが量子力学の言葉を散りばめたように、ショーンの講演のタイトルには、「知の生態系」「自律的秩序形成」「ポストG20グローバル時代」「戦略の経済評価」といった、コンサルティング会社や経営学の教授連中が作り出してきたバズワードが踊っている。

そして、熊本からやってきた高卒のDJが、本屋で適当に買った本の受け売りで行った講演と、ハーバードのMBAを取得してマッキンゼーに雇われた本物のコンサルタントのプレゼンテーションの違いを、テレビ局のプロデューサーも、大企業の重役も、東大の教授連中も誰もわからなかったのだ。

ショーンKの詐称事件は、現代社会に蔓延る権威主義、知の欺瞞といったものを鮮やかに暴きだしてしまったことになる。これは日本の高学歴の人たちが担っているある種の知識産業にとって、破壊的なスキャンダルではないだろうか?
  


Posted by いざぁりん  at 00:29
出自まで嘘をつき、整形した人が、今後復活することは、あるのでしょうか?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160322-00000043-zdn_mkt-bus_all
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 先週、経歴詐称で世間を騒がしたビジネスネーム「ショーン・マクアードル川上」こと、川上伸一郎さんを擁護(ようご)する声があがっている。

 「世界を股にかけた年商30億円の一流コンサルタント」というふれこみだったが、現実の拠点は恵比寿の雑居ビルやらレンタルオフィス、Webサイトに「共同経営者」として紹介されていた「ジョン・G・マクガバン」なる人物たちもググって出てきたアカの他人……などなど経営コンサルタントとして完全に「アウト」の嘘が次々と露呈している。しかし、テレビやラジオで発言していた内容はしっかりとしていたし、人柄も素晴らしいのだから、ちょっとくらいの嘘は勘弁してやろうよ、みたいなことをおっしゃる方がいるのだ。

 その代表が、脳科学者の茂木健一郎さんだ。

 自身のブログで「お人柄や、ご発言の的確さなど、素敵だと思いました」と川上さんを絶賛したうえ、経歴詐称についても「学歴や、ハーフや、『ハーバードMBA』といったラベルをありがたがる、世間の価値基準に対する一種の『適応』だという感じ」とかばってみせたのだ。

 人は信頼していた者に、「裏の顔」があることを告げられると、なかなか受け入れられない。そこで自分を納得させるため世の中や他人のせいだと考える。我が子の問題を告げられた親が、「うちの子に限って」と現実逃避して、教師やよその子に原因を求めるのはそのためだ。

 そういう意味では、茂木さんのおっしゃることは心情的には理解できる。が、川上さんの「詐称」をラベル云々、適応云々という小難しい話にもっていくことにはかなり抵抗がある。

 経歴や学歴を偽ることで、自分をより大きくみせ、よりよいポスト、仕事にありつこうというのは古今東西で確認されている現代社会の普遍的なインチキだ。

 例えば、米国の調査会社「ハリス・ポール」によれば、履歴書のごまかしを見つけたことがあると回答した採用担当者は全体の48%。学歴詐称が一般的と回答したのは約3分の1にのぼっており、過去の職務内容や期間など経歴詐称になるともっと多かったという。

●実力があったとか、人柄が良いとかいう議論も無意味

 実際に今から2年前、米ヤフーのCEOが実際に取得していなかったコンピュータ・サイエンスの学位を取ったと詐称していたことが判明してクビになった。大手健康食品会社ハーバライフの社長もMBAを取得しているとふれまわっていたが真っ赤なウソだった。「実力社会」なんていわれる米国にしてもライバルとの熾烈(しれつ)な競争で頭ひとつ飛び出るため、「学歴」や「経歴」というブランドに頼ることがある。そのため、川上さんのような「ブランディング」に走る者も少なくないのだ。彼らは単純に「成功したい」というエゴを満たすため嘘をつく。世間が求めたとか、ラベル云々など一切関係ない。

 また、川上さんに経歴以上の実力があったとか、人柄が良いとかいう議論も無意味だ。基本的に経歴詐称をしてまで成功を手にしたような人というのは、「実力があって人柄もいい」と相場が決まっているからだ。

 「経歴詐称」というのは、「実力ゼロ、人柄最悪」みたいな人間がおこなうことは少ない。世界的にみても、ある程度のキャリアや実力をもちながらも、そのポジションに満足できない者が手を出してしまう、「ドーピング」のようなものなのだ。

 それは、お隣の韓国をみると分かりやすい。ご存じの方も多いかもしれないが、かの国は猛烈な学歴社会ということもあって、川上さんのようなインチキをする人がゴロゴロいる。

 それが一気に露呈したのが2007年。「美術界のシンデレラ」なんて呼ばれていた大学教授の経歴詐称が明らかになったのをきっかけに、映画監督、女優、ラジオの人気司会者、さらには信者25万人を擁する僧侶などの経歴詐称も世に出たのだが、そこで注目すべきは、彼らのほとんどが、川上さん同様に「実力があって人柄もいい」という人だったという点だ。

 例えば、人気英語講師だったイ・ジヨンさんなど川上さんと丸かぶりだ。

 誰も認める語学力で、人気講師として多くの人々に英語を教えるかたわら、FMラジオ番組『グッドモーニング・ポップス」の司会を務めていたジヨンさんのプロフィールは、中学生の時に渡英し、ブライトン大学を卒業、1996年に言語学の修士課程を修了したというものだった。

 しかし、現実は渡英した後、ランゲージスクールで1年間勉強し、ブライトン市の技術専門学校に1年間通ったというものだった。語学に関してはしっかりとした実力があるにもかかわらず、「講師ビジネス」の箔(はく)を付けるためついつい経歴を盛ってしまったのだ。

●経歴だけで成功をしたわけではない

 そういうインチキに走ったジヨンさんだが、仕事ぶりは誠実そのもので、講義の前には徹夜で準備をして、週末には無料公開講座を開催。出席率のいい生徒にはさまざまな学習資料を追加提供するなど「営業」にも熱心だったという。カミングアウト後、ジヨンさんはこのように言っている。

 「嘘で固めた学歴を実力でカバーするため、他人より一層努力した」

 川上さんは2007年に『MBA講義生中継 経営戦略』(TAC出版)なる本を出している。MBAを取得していない人がMBA講義の本を出す。当然、そこには相当な努力があったはずだ。また、テレビやラジオだけではなく、多くの経営セミナーなどでも登壇している。さすがに、知識ゼロで60分や90分語れるわけはないし、受講した人間からもおかしいという声がでるはずだ。それがなかったということは、川上さんもジヨンさんも同様、人の何倍も努力をされたはずだというのは容易に想像できる。

 「嘘」のカバーというのは、「人柄」にもあてはまる。韓国の経歴詐称問題の発端となった東国大のシン・ジョンア助教授は、川上さんと同様に高卒だったが、「米有名大学イエール大の西洋美術史の博士号」というウソの経歴を武器に、美術界でのしあがり、国際美術展「光州ビエンナーレ」の責任者という大役まで務めた。

 もちろん、経歴だけで成功をしたわけではない。実力はもちろん、話術をはじめ抜群のコミュニケーション能力があった。シン助教授と同じ美術館に勤務した職員はこのように述べている。

 彼女は、自分のキャリアにプラスになる人間には誠心誠意仕えた。美術界の大物たちとの会合ではイスに背をつけないようにして礼儀を尽くし、交際する価値ありとみると贈り物攻勢。大物の意見には異論を挟まず、尊敬しますといつも口にする。そんな態度を大物たちは気に入っていた。(AERA 2007年10月8日)

●経歴詐称をする人によくみられる特徴

 川上さんにも同様のことがいえる。交流をもつ人たちの中で川上さんを悪く言う人はほとんどいない。スポーツジム仲間であるタレントの下田大気さんは、「物腰はすごく低く偉ぶらず好印象だった」と評価しているし、キャスターの堀潤さんもNHKを辞めたときに、真っ先に心配をして駆けつけてくれたことで「ファン」になったとテレビ番組でおっしゃっていた。

 そう聞くと、川上さんは「いい人」なんだろうなと思うだろうが、実はこれも経歴詐称をする人によくみられる特徴だ。ウソで固めたキャリアをもつ人はその「後ろめたさ」から敵をつくらない。そこでどうするかというと、絵に描いたような完璧な「いい人」を演じる。経歴詐称が露呈しないように努力をするのと同じように、「あいつは怪しいぞ」と疑惑の目を向けられぬよう、誰からも愛される「キャラづくり」をするわけだ。

 事件取材をしていた時、詐欺師やらとよく会ったが、「見るからに怪しい」という人はまずいなかった。腰が低く、誠実そうで、誤解を恐れずに言うと、スゴ腕の詐欺師であればあるほど「人間的魅力」に溢れた人が多かった。頭の回転も良く、人の心をとらえることに長けているからだ。

 川上さんを詐欺師扱いしているわけではないが、彼の「いい人キャラ」と、これまで見てきた詐欺師の「人あたりの良さ」がデジャブというか妙にかぶってしまうのだ。

 『MBA講義生中継 経営戦略』の中で、川上さんは一言も自身で、MBAを取得したとかは明言していない。著者プロフィールでも一切どこそこでMBAを取得したとかの言及はない。

 よくこれでMBA講義という本が出せたなと驚く一方で、おそらくこれは川上さんなりの「リスクヘッジ」だったのではないかと思っている。

 これならば「お前、MBAホルダーじゃないだろ」というツッコミがあっても、「いや、私は講師をしただけですし、どこにもそんなことを言ってませんよ」と逃げがうてる。

 こういう「用心深さ」も、詐欺師とこれまた妙にかぶってしまう。

●「ショーンK」を再び目にする日

 いずれにせよ、川上さんがずば抜けた「頭の良さ」と「人あたりの良さ」をもっているのは間違いない。ならば、このまま黙ってフェードアウトするようなタマではないだろう。

 インチキを社会のせいにしてかばってくれる茂木さんのような「ファン」もいまだに多い。有名経営者とのコネもある。

 韓国の経歴詐称問題の発端となったシン助教授は騒動後、手記を出した。さらに彼女をモデルにしたドラマも制作されている。「一流経営コンサルタント」である川上さんだ、当然、このあたりも頭に入れているはずだ。

 我々が「ショーンK」を再び目にする日も、そう遠くないのもかしれない。
  


Posted by いざぁりん  at 00:28