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こちらです。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170215-00000111-nnn-int
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 北朝鮮の金正恩委員長の異母兄弟にあたる金正男氏がマレーシアの空港で殺害された事件で、警察は女1人を逮捕したと発表した。女が事情聴取を受けているとみられるマレーシアの警察署から、石浜勇樹記者が最新情報を伝える。

     ◇

 警察によると、逮捕されたフーン容疑者は、空港の監視カメラの映像から特定されたという。地元メディアは、容疑者の映像として、空港の防犯カメラの映像を公開しているが、この人物が逮捕された女と同一かどうかは分かっていない。

 現地メディアによると、犯行後、6人はホテルで落ち合ったが、5人が女を置き去りにして逃走したという。その後、女は再び空港に戻り、そこで逮捕されたようだ。

 マレーシアメディアによると、女は調べに対し「ベトナムのインターネットアイドルです」「マレーシアに来た目的は、イタズラを撮影するため」「殺した相手は、誰か知らなかった」などと供述しているという。

 15日午後、遺体が安置されているとみられる病院には、北朝鮮大使館の関係者が訪れ、およそ6時間後に病院をあとにした。ロイター通信によると、北朝鮮側は遺体の司法解剖を行うことに反対し、遺体のすみやかな引き渡しを求めたが、マレーシア側はこれを断ったという。

 そして、地元メディアによると、遺体の司法解剖は15日に10時間にわたって行われ、すでに終了したという。16日にも結果が出る見通しだ。  


Posted by いざぁりん  at 01:21
こちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=-H1Cvpt3pMc
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=4434298&media_id=84&from=access_ranking
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紙粘土で笑福亭鶴瓶を作ってみた動画がniconicoに投稿されている。

その他の大きな画像はこちら

▼紙粘土で鶴瓶を作る
http://www.nicovideo.jp/watch/sm30627949

投稿者は、紙粘土を手と楊枝をつかって鶴瓶の“生首”を作成。形を整えるところは、ニッコニコに笑っている鶴瓶をなでまわしているような状態に。完成度の高さに、欲しがるユーザーが続出した。

この動画をみたユーザーからは、

「闇芝居かな?w」
「鼻www」
「誰がここまで細かくやれといったwww」
「鶴瓶は量産出来るんだなww」
「髪がないから作りやすそう」
「テカテカしてきたw」

といったコメントが寄せられてる。

  


Posted by いざぁりん  at 00:44
こちらです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170215-00000003-jct-bus_all
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 深刻な経営不振に陥っている東芝が、人気のテレビアニメ「サザエさん」(フジテレビ系、日曜18時30分から19時放送)のスポンサーから降板する可能性が出てきた。

 J‐CASTニュースの取材に東芝は2017年2月15日、「降板」について肯定も否定もしなかった。

 「サザエさん」は1969年10月にスタート。2017年で48年目に入る超長寿の「国民的」アニメ番組で、テレビでの実写版や、映画化や舞台化もされている。東芝は1998年まで1社提供。その後もスポンサーを続けており、東芝のイメージ戦略の一翼を担ってきた。

■7125億円の巨額損失で実質的な債務超過に

 日本を代表する家電大手、東芝の経営再建がますます不透明になっている。東芝は2017年2月14日に発表した2016年4~12月期決算の見通しで、米原子力発電事業をめぐる7125億円の巨額損失を計上することで実質的な債務超過に陥っていることを明らかにした。

 当初、同日に予定していた決算発表が一転。米原発事業で不適切な会計処理の疑いが発覚したことで、決算を確定することができなくなった。この日の決算見通しの記者会見で、綱川智社長は海外での原発事業を縮小する方針を表明。2006年に54億ドル(約6100億円)を投じて買収した米ウェスチングハウス(WH)の保有株を売却する検討する考えを示した。あわせて、原発部門を統括していた志賀重範会長の辞任を発表した。

 一方で、東芝は半導体事業から、スマートフォン向けなどのフラッシュメモリー事業を分社化。新会社の株式の19.9%を売却することで少なくとも2000億円を調達するはずだった。それもこの日、綱川社長は「すべての(株式の)売却もあり得る。柔軟に考えている」と話し、「虎の子」事業の完全な切り売りも視野の入れていることがわかった。

 売却する株式を増やせば、東芝本体の資本基盤が強化されるものの、長期的な収益力は低下することになる。

 2015年に不正会計問題が発覚して以降、混迷を極める東芝。「切羽詰った」状況に追い込まれていることは間違いない。


1年前は社長が「継続」表明

 経営再建に、さらなる合理化が必要になるなか、再び浮上してきたのが「サザエさん」のスポンサー問題だ。この先、どうなるのか注目されており、インターネットの掲示板などでは、

  「会社が危機的状況なんだ。さすがに『みんなで笑って』はおれんだろ」
  「リストラで仲間がどんどん消えていくのにイメージもくそもあるかよ」
  「白物家電を捨ててるのに、『サザエさん』の意味あんのかね」

などと、スポンサー継続に否定的な声が寄せられている。

 また、東芝のあとのスポンサーを推測する「大喜利」も始まっており、

  「この番組は『ハイアール』と、御覧のスポンサーの提供でお送りします。(笑)」
  「冷蔵庫はパナソニック、エアコンはダイキン、テレビはソニーとかwww」
  「カツオにアイフォンもたせてやれよ。提供はアップルな」

といった状態だ。

 東芝の「サザエさん」のスポンサーをめぐっては、2016年3月に白物家電事業を売却し、消費者向け事業を大幅に縮小した際も、降板するかどうかが注目された。しかし、当時の室町正志社長が16年3月18日の記者会見で、「東芝のイメージ戦略もあり、継続したい」と述べ、「サザエさん」のCM提供を続ける意向を明らかにし、現在も続いている。
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「契約更新時に改めて検討したい」

 しかし、株主総会では株主から「スポンサーを降りろ」といった声も出ていた。

 1年前よりさらに厳しくなった経営状況で、東芝が「サザエさん」のテレビCMのスポンサーから降板する可能性はあるのか――。J‐CASTニュースの取材に、東芝広報部は15日、「スポンサー契約は個別(契約)になります。(契約)更新時期に改めて検討したいと考えています」とだけ話し、「降板」について否定も肯定もしなかった。契約更改の時期についても「お話しできない」としており、経営再建の過程で「サザエさん降板」という選択肢が浮上した可能性がある。

 ただ、40年超も続いている長寿アニメで、番組提供やテレビCMを務めてきた東芝だけに、「東芝=サザエさん」のイメージは国民にも浸透している。インターネットの掲示板などにも、

  「リストラ進めれば『サザエさん』は守れるよ」
  「サザエさんは高視聴率だし費用対効果が高いんだろ」
  「東芝がやめた時点で、『サザエさん』は打ち切りじゃないの」
  「東芝あっての『サザエさん』だと思うので頑張ってほしいです」

と、「応援」の声も少なくない。
  


Posted by いざぁりん  at 00:39
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http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20170215-00000043-jnn-pol
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 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)党委員長の兄、金正男(キム・ジョンナム)氏を毒殺した北朝鮮の工作員とみられる女2人が、すでに死亡している可能性があることが日本政府関係者への取材で分かりました。

 北朝鮮の金正恩党委員長の兄、金正男氏は13日、マレーシアの空港で北朝鮮の工作員とみられる女2人に毒殺されました。この事件で実行犯とみられる女工作員2人が、すでに死亡した可能性があることが政府関係者への取材でわかりました。

 また、政府関係者は金正恩氏をもてあました中国が金正男氏を擁立して体制崩壊を狙っていたのではないかという見方について、「北京がそういう考えを持っていた可能性はある」と述べました。そのうえで、「金正恩体制がより強固になった」という見方を示しました。(15日13:26).  


Posted by いざぁりん  at 00:39

2017年02月16日

関取花 べつに

Posted by いざぁりん  at 00:38
こちらです。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170215-00000005-pseven-spo
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 医療の進歩により、がんになった後も以前と変わらぬ人生を送れる人が増えている。元WBA世界ミドル級チャンピオンの竹原慎二氏(45)は、復活の真っ只中にいる。
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 2014年2月の膀胱がん発見時には、すでに腫瘍が2.5cmに成長し、粘膜の中にも拡大していた。骨盤リンパ節にも2か所の転移が見つかる「ステージIV」で、5年生存率は40%以下。医師からは膀胱の全摘出を勧められたが、竹原氏は頑なに拒否した。
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「だって摘出したら、ストーマ(人工膀胱)の装着が必要になるんですよ。40代前半で膀胱がない、尿が溜まる場所に違和感を覚えるなんて、想像しただけでも絶対に嫌だった」
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 しかし、全摘以外の選択肢を提案する病院はなかった。僅かな可能性にかけて東大病院の最先端手術を受けることを決めた。
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「全摘は免れないけど、全摘後に自分の腸を使って体内に『新膀胱』を作れば、ストーマを付けずに済むと説明されたんです。開腹手術も手ブレ防止機能で細かい作業が正確に行なえる手術支援ロボット『ダヴィンチ』を選びました。これだと手術痕が小さくて済むからです。とにかく術後の生活に極力影響を残したくなかったんです。住宅ローンもあったし、仕事も続けたかった」
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 元世界チャンピオンらしく不屈の闘志でがんと戦っているのかと思えば、そうではない。
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「僕はめちゃくちゃネガティブな性格なんです。でもその弱気こそが強さの秘訣で、ボクシングの時も“次の試合、絶対に勝てないなァ……勝てないから練習しよう”って奮起できるんです。がんも一緒。“死ぬかもなァ……死にたくないから頑張ろう”って」
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 手術から2年半が経過した今は「死ぬまでにやりたいリスト」を書き、がんの再発に怯えつつも、前向きに人生を送っている。
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「『東京オリンピックを観るぞ!』、『娘の結婚式に絶対出るぞ!』とかね。その中のひとつに『もう1度ホノルルマラソンを走る!』があったんですが、昨年末に実現できました。しかも9年前に走った時より1分早かった(笑い)。
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 今は尿意を感じないので、定期的にトイレに行って排尿しなきゃいけないけど、不便はそれぐらいで普通の暮らしはできています。だから油断しちゃうんです。最近は夜にお酒を飲み歩いたりワガママな自分が出てきて……もっとネガティブにならないとダメだね(笑い)」
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 支えてくれる妻に叱られながら、現在もタレント活動を精力的に続けている。
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【プロフィール】たけはら・しんじ/元プロボクサー。1972年広島県生まれ。1989年にプロデビューし、1995年に日本人初のWBAミドル級王座獲得。現在は「竹原慎二&畑山隆則のボクサ・フィットネス・ジム」で指導も行なう。
  


Posted by いざぁりん  at 00:37
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http://news.yahoo.co.jp/feature/511
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高齢者による暴言・暴力が増えている。2016年版『犯罪白書』によれば、20年前と比べて高齢者の「暴行」は49倍に増加。駅や病院で暴言を吐いたり、乱暴な振る舞いをしたりというケースが増えてきた。なぜトラブルは起きるのか。家族はどう向き合うべきなのか。当該家族の話に耳を傾けながら、有識者の知見を尋ねた。(ジャーナリスト・岩崎大輔/Yahoo!ニュース編集部)

大声で怒鳴るお年寄り

「このバッジがあるだろうが」

東京・永田町、衆議院第一議員会館。受付で、身なりのいい高齢者の怒声が響き渡った。島本政男さん(78・仮名)は公設秘書を18年以上務めた者に贈られる徽章、通称「元秘書バッジ」を指差しながら、「私は町長もしていたんだ」と大声で怒鳴っていた。

確かに、その徽章を示せば、議員会館の厳しいセキュリティチェックも素通りできる。だがそのとき、島本さんは息子の芳雄さん(45・仮名)を同行していた。徽章のない芳雄さんは、入館に際して訪問先議員事務所の承諾が必要だった。だが、島本さんは息子の存在を忘れ、怒鳴り散らした。芳雄さんが慌てて耳打ちをすると、島本さんはバツの悪そうな表情を浮かべ、トイレに向かっていった。

芳雄さんは、父親が大声で怒鳴ったことを心配していた。「もともと父は静かで優しい性格でした。子どもの頃、ボールで遊んでいて窓ガラスを割っても『おーっ、元気だな』と言うくらい鷹揚でした。ところが、2年前に町長を引退し、1年前に母を亡くしてからは、目に見えて性格が変わっていきました」

島本さんは外出をしなくなると、昼間から酒を飲みだし、「別人かと思うほど」怒りっぽくなった。「いつかタガが外れて、街中で誰かに暴力を振るったりするのではないか。そんな心配をせずにはいられないのです」

65歳以上の「暴行」は49倍に激増

2016年版『犯罪白書』(法務省)。少年犯罪や外国人犯罪はピーク時の3分の1にまで減少していたが、65歳以上の高齢者の犯罪は突出して増加していた。

20年前の1995年と比べると、2015年、「殺人」が約2.5倍、「強盗」は約8倍、「傷害」は約9倍という急激な増え方。もっとも増加していたのは「暴行」で、これは約49倍にも増えていた。

とくに2005年ごろからの増加が著しい。資料: 2016年版『犯罪白書』

私鉄やJRなど計33社局が2016年に発表した、鉄道係員に対する暴力行為についての集計によれば、駅係員や乗務員などに暴力行為を働いた中で、もっとも多いのが60代以上で、23.8%だ。

2013年に私立大学病院医療安全推進連絡会議が発表した院内暴力の調査でも、同様の結果が明らかになっている。私大病院の職員(医師、看護婦等)、約2万9000人に患者やその家族、見舞客などから「暴言」「暴力」「セクハラ」を受けた経験があるかと尋ねたところ、暴言については41.5%、セクハラは14.1%、暴力は14.8%の職員が「はい」と回答。いずれの項目でも相手(加害側)は50代、60代、70代が多く、なかでも暴力に限っていえば、70代が24.2%ともっとも多かった。

取材を進めると、高齢者の暴言・暴力は身近な問題として多発しており、けっして珍しくないことがわかってきた。問題は、こうしたトラブルは「疾患」でも「事件」でもないとして、社会的に重大視されていないことだ。

家族旅行も台無しに

「せっかく親子三代で出かけたハワイ旅行でしたが、義父が面倒を起こしたせいで、台無しでした」

神奈川県川崎市に住む富永仁美さん(44・仮名)は数年前の家族旅行をそう振り返る。ハワイ旅行は夫の父(75)の長年の希望で、孫(8)と一緒に浜辺で遊びたいという話をしていた。楽しい旅になるはずだった。

だが、そうはならなかった。予約していたレンタカーが確保されていなかったのだ。2日目の朝、不手際がわかったところで、義父は「どういうことだ!」と憤りはじめた。ホテルの出先カウンターには、日本人女性スタッフが一人。義父は女性スタッフに執拗に謝罪を求め、大きな声をあげ、カウンターを蹴った。

「『お前のせいで滞在1日分を無駄にした!』と、何度も繰り返しては、大声で謝罪を要求していた。ホテルの警備員が寄ってくる騒ぎようでした」。4日間の滞在中、義父は同じ話をたびたび蒸し返し、気分の悪い旅行となった。

富永さんが夫とともに驚いたのは、義父の怒りようだった。義父は几帳面ではあっても、そこまで怒るような人ではなかったからだ。だが、ハワイでの義父は執拗なまでに謝罪を求め、一人で怒りを増幅させていた。

「なぜ義父がそうなったのか、義母もわかっておらず、ちょっと怖さを覚えました」(富永さん)

暴言にとどまらず、暴力行為にまで及ぶケースもある。報道によると、兵庫県加古川市で、75歳の男がタバコのポイ捨てを注意してきた小学1年生の男児の首を絞めた事件、東京都千代田区で64歳の男がすれ違いざまにベビーカーの1歳児を殴ったという事件など、いくつも起きている。

脳の機能低下、身辺環境変化が影響している

問題の根本には何があるのか。精神科医で老年精神医学にも見識が深い「さくら坂クリニック」の武藤治人院長は、暴言や暴行も老化現象の表れと語る。

「私のクリニックでもそういう方がいらっしゃいます。予約もなしにやってきて、『予約でいっぱいです』とお断りしても、『すぐに診察しろ!』とご自分の主張を繰り返す。事情を説明しても、理解してくれない。こうした方は、一度怒りが爆発すると、その衝動を止められなくなる傾向が見られます」

こうした変調の原因は、おもに2つあると武藤氏は指摘する。第一に老化に伴う脳の機能の低下、第二に社会的な環境変化に伴う心理的な要因である。

年を取ると、脳内の神経細胞が減少し、徐々に萎縮していく。その脳の変化が行動にも表れていく。

「脳には感情、理性、意欲、思考を司る前頭葉という部位がありますが、この前頭葉が萎縮して機能が低下すると、感情を制御できなくなったり、判断力が衰えたりすることで、性格の変化が起こります。気配り上手だった人が傍若無人に振る舞うように変わるとき、脳の変化が起きている可能性があります」

第二に環境変化に伴う心理的要因だ。たとえば、人との関わりが薄れることで自己肯定感が低下し、不満や不安が溜まりやすくなる。その不満や不安がちょっとしたことで怒りに転化すると武藤氏は言う。

「昔に比べ、家族や親族との関係も浅くなりました。高齢になれば社会での活動範囲は狭まり、誰かと関わりたくとも関われない。鬱屈してしまうのでしょう」

「怒り」をコントロールするスキルを身につけることを推奨している日本アンガーマネジメント協会の安藤俊介代表理事は、怒りの前の感情に注意すべきと語る。「怒りの感情は第二次感情と呼ばれ、第一次の寂しさ、苦しさ、不安などの感情の次に表れます。マイナスの感情を多く抱えていると、怒りを生み出しやすい」

雑談ができて寂しさを共有してくれたりすれば、マイナス感情は薄れていく。だが、一人でマイナス感情を溜めてしまうと、ふとしたときに暴発するという。

安藤氏は、この20年で高齢者の間で「暴行」事件が激増した点は、「老化」だけでは説明しにくいと指摘する。そこで注目するのが、戦後のベビーブーム(1947〜1949年)に生まれた「団塊世代」の高齢化だ。「この団塊世代は、『会社人間』でもありました。この人たちが65歳以上の高齢者層に加わったことが大きいように思います」

平日は毎日のように残業し、上司が無理な命令をしても、社員の義務として我慢する。そんな「会社人間」が、団塊世代の特徴だったと安藤氏は指摘する。だが、彼らが年を取って、会社的な束縛や制約がなくなった。この解放感が大きいというのが安藤氏の見立てだ。

「会社員時代に乱暴な行動をとれば、解雇など社会的な制裁にあいます。いまでも、身分証を首からぶら下げていれば、駅員を殴ることはないでしょう。しかし、会社や肩書きから離れたことで、社会的なタガが外れたのではないか」

若者よりお年寄りのほうが「キレやすい」

環境変化とは別に、深刻なケースとして、認知症もある。認知症から派生的に表れる「周辺症状」には「意欲の低下」や「記憶障害」などと並んで「暴力」がある。「周辺症状」が疑われる場合、医師への受診が必要なこともあるだろう。

ただし、前出の武藤医師は、これまでの診断経験から言えば、怒りっぽくなった人の多くは、認知症ではなく、一般的な「脳の老化」が要因だろうと指摘する。

「MRI(核磁気共鳴画像法)で30歳と60歳以上の脳の検査画像を比較すれば、たいてい60歳以上の方の脳は少しずつ萎縮している。しかも、脳は使わなければ衰えていく。そうした前提から、年を取れば誰でもそうした脳の変化が起こりえる、ということを周囲が認識しておく必要があると思います」

高齢者の暴言やちょっとした暴力が「脳の変化によって起こるもの」だと周囲が認識していないことも、問題の一因ということだ。

だが、そういう理解をもったとしても、身近な家族や親族にとっては悩ましい問題だ。日々の暴言や暴力は家族を壊す可能性も秘めている。

キレる高齢者とどう付き合っていくべきか。老人問題について多数の著書のある精神科医の和田秀樹氏は、「受容・傾聴・共感が重要」とし、こう語る。

「『受容』はまず理不尽な話であれ、無条件に受け入れる。そして真摯に話に耳を傾けてあげる『傾聴』をし、さらに相手の気持ちに寄り添って『共感』してあげる。それだけでおじいちゃん、おばあちゃんの態度は変わると思います」

その上で高齢者は「穏やかで怒らない」というイメージを捨て、もともと「キレやすい」「怒り出すとコントロールが利かない」という理解で接するべきだという。

「昔から日本の先人がしていたように高齢者を敬う、たててあげる。順番待ちに耐えられないので優先してあげる。家庭でも社会でも高齢者を『どうせ暇なんだろ』という無下な態度はとらない。逆に言えば、そうした失礼な対応が反発や疎外感を引き起こし、自己中心的な高齢者をますます生み出してしまっている可能性があるのです。人間誰でも年を取っていくものです。いずれ自分もそうなる、と思えば、横柄な高齢者にも優しく接することができるのではないでしょうか」

ふとしたことで感情は暴発し、制御不能に陥る(コラージュ: EJIMA DESIGN/写真: Pan Xunbin/shutterstock、pixta)

岩崎大輔(いわさき・だいすけ)
1973年、静岡県生まれ。ジャーナリスト、講談社「FRIDAY」記者。主な著書に『ダークサイド・オブ・小泉純一郎「異形の宰相」の蹉跌』(洋泉社)、『激闘 リングの覇者を目指して』(ソフトバンククリエイティブ)、『団塊ジュニアのカリスマに「ジャンプ」で好きな漫画を聞きに行ってみた』(講談社)など。
  


Posted by いざぁりん  at 00:36