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こちらです。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151031-00080897-diamond-bus_all&p=1
(以下は、コピーです)
● 子どもそっちのけ 「大人の仮装大会」の熱狂

 仮装した子どもが「トリック・オア・トリート」と言ってよその家を回り、おかしをねだる欧米のお祭り。おそらく数年前までは、そんな認識の人が大部分であっただろうハロウィンだが、ここのところ日本独自の広がり方を見せている。

 日本経済新聞では昨年、「ハロウィーン市場、バレンタイン超えた? 」(2014年10月17日)と報道。1000億円以上の経済効果を誇るバレンタインに、ハロウィンが肉薄している状況を伝えた。そして今年(2015年)、日本記念日協会はハロウィンの市場規模は1220億円に上ると推計を発表した。同協会は、2011年の推計市場規模を560億円と発表しており、これをなぞるならわずか4年で市場は2倍以上に拡大したことになる。

 街なかを歩くと、確かにハロウィン関連の装飾をした店が目につくし、ハロウィン前後に開催するイベントのお知らせも飛び交っている。仮装して来店すると割引でサービスを受けられたり、記念品をもらえる店があれば、参加条件が「仮装していること」というイベントもある。ここ数年は渋谷のスクランブル交差点やセンター街、あるいは大阪のアメリカ村などでの夜を徹した大騒ぎがニュースになり、そういったエリアでは10月31日の本番を前に、フライングして仮装に興じる人々も散見され、そういった仮装グッズも、経済効果の一翼を確実に担っている。

 フライングといえば、10月13日に熊本県熊本市で騒ぎがあった。午後7時頃、「マスクをかぶり、チェーンソーを持った人が歩いている」と通報があり、警察が出動した。大惨事を予感させる光景だが、実はチェーンソーはおもちゃで、本人は職場で人を驚かせるために仮装し、そのままの格好で帰宅する途中だった。ハロウィン当日であっても、チェーンソーを持っていれば通報された可能性は高いだろうが、ちょっとはしゃぎすぎではないだろうか。そんなに早くからハロウィンを祝いたかったのか。

 各地の町内会では子ども主体の、つまり家々を訪問して回る子どもにおかしをあげる、古式ゆかしいハロウィンのために、大人たちが根回しをして、地域住民の理解を求めるというところもあるようだが、そちらがメディアに取り上げられることはほとんどない。日本のハロウィンは、子どもそっちのけの大仮装大会として定着しつつあるように感じられる。普段、よほど抑圧されているのか、それともお祭り騒ぎの血が騒ぐのか。人々はハロウィンをどう捉えているのだろう。

● 仮装経験者はまだ少数派 男性よりも女性の方が積極的! 

 今年10月に株式会社ドゥ・ハウスが行ったハロウィンに関するウェブアンケート(20歳以上59歳以下の男女を対象。有効回答は1195人)を見てみよう。

 「ハロウィンのパーティーやイベントで仮装やコスプレをしたことはあるか」という質問に対して、「ある」と答えたのは16.9%、「ない」は83.1%だった。5~6人に1人が仮装したことがあるということになる。対象年齢が幅広い調査にしては、仮装経験者が多いといえるのではないか。

 そして、「ハロウィンを祝うことについてどのように思うか」という質問に対して、「特に関心がない」と答えた男性は36.9%だが、女性の場合は12.8%と大きく差が開いた。女性の37.5%は「楽しむイベントが増えて良いと思う」と回答しており、女性のほうが積極的に、この新たな祝祭を受け入れていることがわかる。

 ただ一方で、「ハロウィンに何かする予定があるか」という問いには、男女計で62.4%が「特に何もしない」と答えている。この調査からすると、毎年継続的に仮装しているような人はまだまだ少数派のようで、花見のような恒例イベントの地位を築くまでは、まだまだ時間がかかりそうだ。

 もうひとつ、ハロウィンの仮装に関する興味深いデータを見つけた。保険のビュッフェ株式会社が今年10月に行った調査(20~39歳の男女を対象。有効回答数は961)では、パートナーの有無と仮装との関連が示されている。仮装をしない人の場合、パートナーがいる人、いない人は半々の割合だが、仮装をする人は75.5%がパートナーがいるという結果だ。

 一緒に盛り上がることのできるパートナーがいるから仮装するのか、それとも仮装して盛り上がることができる人にパートナーができるのか。今後はそのあたりについても詳細な調査を期待したい。



Posted by いざぁりん  at 23:30