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こちらです。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12261518.html?rm=150
(以下は、コピーです)
 40年以上前、中学入学と同時に頭髪を丸刈りにさせられた。わかっていたこととはいえ、嫌だった。当時は同じ目に遭う同世代がまだ少なくなかったが、長髪が許される学校も増えていた。うらやましかった▼自分の体なのに自由にできない。基本的人権の侵害だ。多くの訴えを受け、丸刈りの強制は徐々に減っていった。あれが何より罪深かったのは、下校後も休日も生徒は丸刈りのままだという点だ。自宅でも街中でも。校則にすぎないのに、彼らの全生活をくまなく拘束した点だ▼学校は、校外での生徒の生活にどこまで介入できるのか。高校生がデモなどの政治活動に参加できるようになり、焦点になっている。学校への事前の届け出制を文科省が容認したところ、愛媛県立の全59高校が届け出を義務化することにしたという▼「安全管理」などが理由らしいが、疑問だ。主権者教育の推進と矛盾しないか。事実上の許可制にならないか。思想良心や表現の自由を侵さないか。そもそも校外の行動を逐一把握し、管理できるのか。先生方の負担増が心配になる▼長期の休みの時は宿題を出さないで欲しい。そんな中学生の投書が、1月の本紙声欄に載った。学校がある日には出来ない、まったく違ったことを体験したいから、と▼率直な主張に対する読者の反応が昨日、特集された。小学校の元校長先生が賛意をあらわしている。「子供は下校すれば、学校から自由な存在だ」。練達の教育者らしい腰の据わった応答が頼もしい。



Posted by いざぁりん  at 08:49