京つう

イベント  |伏見区

新規登録ログインヘルプ



こちらです。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160518-00118446-toyo-soci&p=2
(以下は、コピーです)

 今回の放送は、一般企業にたとえると、「失敗してしまった社員から、理由や事情を聞き出し、社内外の理解を得るために謝罪や釈明をさせる」ようなもの。つまり、上司として、「失敗してしまった部下に、何をしてあげられるか?」という管理職としての器が試される局面なのです。

 冒頭、中居さんはベタなダジャレを交えながら、明るくベッキーさんを迎え入れました。これは上司としての優しさであり、ベッキーさんは多少の緊張や不安がほぐれたはずです。

 さらにもう一点、特筆すべきは、「頼むよ、レギュラーなんだから! スタメンなんだから!」と変わらぬ厚い信頼を伝えたこと。失敗してしまった人にとって「必要とされる」ことは何よりの救いであり、いの一番で味方であることを伝えられる上司は、部下からの信頼を集めるものです。

■ 事前の約束と、多少の逃げ道

 その後、番組は料理や食事シーンをはさんで、中居さんとベッキーさんが1対1で話すシーンに移りました。

 中居 「ひさしぶりだね」

 ベッキー 「ですね」

 中居 「友達に『元気だった』っていうのもちょっと違うかもしれないけど、元気だった?」

 ベッキー 「元気……(涙がにじみ、こらえるように)元気ではなかったです」

 中居 「今日話すことは、ひとつだけ守ってほしいことは、ウソは言ってほしくない。でも、言えないことがあるのなら、正直にウソをつかずに『言えません、話せません』と答えてほしい。そのほうがいいような気がするんだよね。言えないことがあまりにもありすぎるような気がして」

 ベッキー 「はい、わかりました」
.

 会話の前に感じたのは、他のメンバーを帰らせて1対1で話したこと。リラックスしやすい囲炉裏のある居間を選んだこと。圧迫感のある対面ではなく、斜めの角度(90度)に座ったことなど、話しやすくするための環境づくり。これこそが上司の配慮であり、とりわけ女性に対してはこのようなデリカシーある対応が求められます。

 また、中居さんは最初に「ウソは言ってほしくない」という約束を求めつつ、「言えないことは話さなくていい」と逃げ道を与えました。刑事が容疑者を問い詰めるような厳しい言葉ばかりでは、なかなか心は開けません。中居さんのように、相手の立場や心境を尊重し、多少の逃げ道を提示できるのが優れた上司と言えます。

■ 理解者であることを示す部分強調

 中居 「ベッキーは何がつらかった?  何が苦しかったですか?」

 ベッキー 「私は人を傷つけた側なんで、あまり言える立場じゃないんですけど……。『私はこんなふうに一人の女性を傷つけてしまったんだ』という罪の大きさと、私に届く厳しい声、正直つらいものがありました。当たり前だと思いつつ、でもつらいのもありましたし」

 中居 「うん、うん」

 ベッキー 「あと、多くの方々にご迷惑をおかけしたこと、多くの方々を悲しませてしまったこと、お仕事ができないこと。『こういう恋愛ができるのかな』と思い描いていたのと現実が違ったこと……(言葉に詰まる)」

 中居 「(言い聞かせるように)ベッキーの気持ちはベッキーしか分からない。ベッキーの罪はベッキーの罪でしかないかもしれない」

 ベッキー 「でも、それだけひどいことをしてしまったので……」

 中居 「(間髪入れず)何がひどいことだったですか?」

 ベッキー 「奥様がいる男性を好きになってしまって、その奥様を深く傷つけてしまいました。あとはお仕事関係者のみなさまや、応援してくれる方々も傷つけてしまいました」

 中居 「傷つけてしまったのは一人かもしれないね。直接ね」

 ベッキー 「そうですね」

 ここでのポイントは、言葉に詰まりかけたベッキーさんに、「○○かもしれない」ときっかけになるようなひと言をかけたこと。ヒントを与えて考えさせることで言葉をうながすとともに、過度な緊張感を生む沈黙を避ける、絶妙な対応でした。

 さらに、中居さんはいったんベッキーさんが話しはじめたら、間髪入れずに次の質問を続けて会話のテンポを上げました。ここがベッキーさんの本音を引き出す最初のポイントになった気がします。

 中居 「あの会見にウソはありましたか?」

 ベッキー 「ウソはありました」

 中居 「正直に言えませんでしたか?」

 ベッキー 「男性と出会って、好きになって、2人で出かけるようになって、そのあとに奥様がいることを知って。でもお互い気持ちがあるのは分かっていたから、『じゃあ、正式なおつき合いはちゃんと離婚してからだね』という話になっていたんです」

 中居 「順番が間違ったことに“途中で”気づいたんだね」

 中居さんが「途中で」と強調して話したのは、自分がベッキーさんの“よき理解者”であることを示すため。そこには「最初から既婚者と分かっていたら、不倫なんかしないよな」というメッセージが込められているため、ベッキーさんは「この人は分かってくれている」と安心して話せるのです。

 このような特定のフレーズを部分強調するテクニックは、上司と部下の関係においては諸刃の剣。「“やっぱり”ダメか」「“二回目”だぞ」などと嫌味として強調する上司が多いのですが、クレバーな人ほど理解者であることを伝えるときに使うものです。

■ 非のある部分は逃さず追い込む

 ベッキー 「そうですね。そこでブレーキをかければよかったんですけど、『友達のままでいようね』って言いながら何度も会ってしまって、気持ちがどんどん大きくなってしまって。『これが友達だよ』って言い聞かせながら会っていたので、記者会見で『おつき合いという事実はありません』と言ったのは、『半分、いや正式にはつき合っていないんです』っていう(意味もあったんです)……」

 中居 「(問い詰めるように)好きだったんでしょ?  相手はベッキーのこと好きだった?」

 ベッキー 「はい」

 中居 「(たたみかけるように)で、恋はしてないの?」

 ベッキー 「恋愛関係です」

 中居 「恋愛関係なんでしょ。じゃあ何、今の? 『つき合ってはない』って(言ったよね)」

 ベッキー 「(言葉に詰まる)まあ……」

 中居 「(さらに問い詰める)『恋愛はしているけど、つき合ってはない』みたいな……」



Posted by いざぁりん  at 00:24