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http://digital.asahi.com/articles/ASJ5Y5G9HJ5YULFA006.html?rm=349
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安倍晋三首相が消費増税を2年半再延期する方針を示したことで、政府・与党内に不協和音が生じている。麻生太郎財務相は再延期には衆院解散・総選挙が必要だと主張して反対しており、自民党内では将来のリスクを盾に増税を先送る首相の説明に批判の声も上がる。野党は「アベノミクスは失敗」と攻勢を強め、内閣不信任決議案を国会提出する方向だ。

首相、増税再延期へ与党調整 野党、不信任案提出へ

 28日夜、首相公邸。安倍首相が増税先送りの政府・与党内調整を始めるにあたり、最初に呼び込んだのが麻生氏だった。

 「世界経済が危機に陥るリスク」を理由に、来年4月に予定されている消費税率10%への引き上げを2019年10月まで再延期する方針を伝えた首相に、麻生氏は真っ向から反論した。「衆院を解散すべきだ。前回延期を決めたとき、17年4月に引き上げると約束しましたよね」

 首相は今回、増税延期の是非について「政策変更のたびに衆院を解散する必要はない」(首相周辺)との理由から直後に控える参院選で国民に信を問う考えで、参院選と同時に衆院選を行う衆参同日選は見送る意向だ。堅調な支持率をもとに「ダブルでなくても、シングル(参院選単独)でも勝てる」(自民党幹部)との見立ても首相判断を後押しする。

 これに対し、麻生氏は増税延期と衆院選はセットとの考えを示し、首相に翻意を迫った。12年末の政権発足当初から財務相を務める増税派として、自らの求心力にも関わるだけに簡単に引けない事情もある。麻生氏は「宰相になるか、ポピュリストになるかですよ」とも語った。

 ただ、首相は明確な返答をしなかった。その後、会談に加わった谷垣禎一自民党幹事長も増税先送りに難色を示す。一方、菅義偉官房長官は「公明党が困っている」と語り、衆参同日選は公明党の協力を得るのが難しいとの考えを示した。政権中枢の4人の立ち位置がほぼ二つに割れた。

 政府・与党内で戸惑う声があるのは、首相が主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)で示した世界経済の認識だ。閣僚の一人は「経済指標をつまみ食いして、つじつまを合わせようとしている」。首相は一昨年に増税を延期した際、「再び延期することはない」などと述べて衆院解散・総選挙に踏み切っており、首相の言葉の整合性を問う声もある。自民党の稲田朋美政調会長は朝日新聞の取材に「2年半先送りするなら、国民との約束を破ることになる。衆院を解散して信を問うべきだ」と述べた。

 ただ、今のところ党内で麻生氏らへの同調は広がっていない。自民党のある派閥会長は「サミット前ならともかく、今さら増税延期に反対しても受け入れられない。消費税や解散をめぐる議論は終わりだ」と冷ややかだ。

 一方、野党からは29日、首相の方針は「アベノミクスの失敗」だとして退陣を求める声が上がった。

 民進党の福山哲郎幹事長代理はNHKの討論番組で「1年半前の衆院選の公約を果たせなかった責任をとり、総辞職するのが筋だ」と強調。共産党の志位和夫委員長も、静岡市で記者団に「自分の失政の責任を世界経済に転嫁し、厚顔無恥、無責任」と批判した。



Posted by いざぁりん  at 10:37