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世の中が右傾化しています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170223-00010005-bfj-soci&p=1
(以下は、コピーです)

「韓国土下座修学旅行…生徒悲痛 ツイート」というブログ記事が、FacebookやTwitterで拡散している。記事の内容は正しいのか。

記事は、韓国への修学旅行の参加同意書を、智弁学園和歌山高校の生徒がTwitterに投稿したと紹介して、「内容が ヤ バ す ぎ る !!!」などと伝えるもの。

Twitterの当該アカウントはすでに削除されているが、ウェブページを記録できるInternet Archiveに投稿内容が保存されている。

あるユーザーが、韓国への修学旅行の参加同意書を撮影した写真とともに、以下の文言を投稿している。

“今日韓国修学旅行の同意書を渡された。
同意書には参加の欄しかなく思想心情に関係なく強制らしい。
前理事長が中央日報に対し植民地を贖罪するような趣旨の事を述べた。
韓国国民の一部は謝罪旅行だと思っているだろう。
勿論私は行きたくない。”

投稿後、このユーザーは他のユーザーとコメントをやり取りしている。

「やっぱり土下座とかさせられるんですか?」との質問に対し、「土下座などはさせられないようです。しかし軍事境界線に行くことや渡航方法は船など生徒も不安を抱いています」と答えている。
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韓国への修学旅行で「土下座」?デマ記事が大量拡散 智弁和歌山に批判の電話が相次ぐ


ブログ記事が取り上げた、削除されたツイート(Internet Archiveより)


なぜ「土下座」?

ブログ記事は「韓国土下座修学旅行」と見出しを取っているが、「土下座」の根拠は示されていない。

記事には制服を着用した土下座姿の人々の写真が掲載されているが、これは智弁和歌山高校の生徒でなければ、土下座をしている姿でもなさそうだ。

一点目の画像内の数字「1」の写真は、恩師に感謝の気持ちを伝える「先生の日」(5月15日)にあわせた行事の様子とみられる。

土下座のように見えるのは、「クンジョル」と呼ばれる韓国伝統の挨拶をしている姿。韓国で最も丁寧なお辞儀であり、体勢は似ているが土下座とは別物だ。

駐日韓国大使館 韓国文化院の広報担当者はBuzzFeed Newsの取材に、「クンジョルは強制されて行うものではありません」と説明する。

「日常的に行うことは少ないですが、式典などのかたい場面、たとえば結婚式で新郎が新婦の両親にクンジョルを行うことがあります」

「2」「3」の写真は、韓国での大学入試の当日、受験者と同じ学校の後輩たちが、先輩の健闘を祈るためにクンジョルをしている姿だとみられる。

「クンジョルは感謝の気持ちを伝える時だけでなく、何かを願ったり、ご先祖さまに祈ったりする際などにも行います」

「4」の写真のみ、日本からの修学旅行生の姿である可能性が高い。

同じ写真を掲載した記事を、産経新聞が1999年3月6日、韓国日報の記事を紹介する形で報じている。以下に一部を引用する。

“卒業式の「日の丸・君が代」問題を苦に石川敏浩校長が自殺した広島県立世羅高校が毎年、生徒を修学旅行で韓国に送り、ソウル市内にある独立運動記念公園で謝罪文を朗読するなど“謝罪行事”をしていたことが明らかになった。五日付の韓国日報が社会面トップ記事で伝えたもので、記事には、生徒たちが市民の前でひざを折り、頭を垂れている写真が添えられ、案内を担当した年配の韓国人通訳の「生徒たちのまじめな表情に感動した」という感想も紹介されている。”

“韓国への修学旅行を引率した世羅高校の複数の教員は「韓国でどう報道されているかは分からないが、宣言文を読み上げる前に生徒たちが座った形で集会を開催。座ったままで黙とうして、頭を下げた生徒もいたと思う」と話している。”

写真を見れば、うつむいている人がいれば、正面を見ている人、後ろを振り返っている人もいる。「土下座をしている姿」というよりも、「座って話を聞いている姿」の方が近いのではないか。

産経新聞の記事でも、修学旅行生が土下座をして謝罪したとは報じられていない。

同意書は本物?智弁和歌山の回答

記事に校名が出ている智弁和歌山高校は、このブログ記事を把握していた。

BuzzFeed Newsは同校広報担当者に、ブログ記事内容の真偽について聞いた。

まず、開学当初から修学旅行で韓国を訪れているのは事実だが、その目的は「謝罪」ではないという。土下座をするようなことはない、と強く否定した。

「国際理解を深めるために、一番近い『外国』である韓国を訪れています。韓国に姉妹校(漢陽工業高校)があるため、若者同士で交流をして、国際人として力を養っていこうという目的があります」

記事に掲載されていた「同意書」については、「智弁和歌山高校のものではありませんが、学園の同意書であることは間違いありません」と回答した。

つまりこの書類は、3つの学校を経営する智弁学園の、和歌山高校を除くいずれかの学校が作成し、生徒に配ったものということだ。

学校側は、先述の投稿をしたTwitterユーザーが学園の生徒であることをすでに確認しているという。具体的な校名は、生徒の特定につながる可能性があることを理由として明かさなかった。

同園の生徒である先述のTwitterユーザーは、「同意書には参加の欄しかなく思想心情に関係なく強制らしい」と書いていた。

これについて広報担当者は、「同意書は、『行かない』という選択肢がないわけではなくて、行く場合に出していただくものです。和歌山高校であっても、同意をせずに修学旅行に行かない生徒もおります」と説明した。

智弁学園の故藤田照清初代理事長が「日本が韓国を支配した35年を贖罪する」という信念により訪韓修学旅行を実施している、との情報に対しては、「過去になにかのタイミングでそういう発言をしたかもしれませんが、実態はまったく異なります」とした。

ブログ記事が掲載されたのが2016年2月。それ以降、智弁和歌山高校には批判の電話やメールが数多く届いているという。

広報担当者はこう話した。

「『なぜ土下座なんてさせるのか!』『反日学校か!』と、多くの電話がきます。学園を飛び越えて県庁にも『そんな修学旅行はやめさせろ!』と連絡がいっているようです」

現在、当該ブログ記事の内容が事実無根であることを伝える記事を、学園のウェブサイトに掲載することを検討しているという。



Posted by いざぁりん  at 10:59