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立派です。
報道は、こちらです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191117-00010000-yomidr-ent&p=2
(以下は、コピーです)
 1音ごとに約6秒間、曲がった指を伸ばして鍵盤を押さえ続け、手の筋肉に指の位置をたたき込むという方法だ。ゆっくりと進めるため、1小節を弾くのに20分かかることもある。時に練習は明け方にまで及んだ。

 「意識がもうろうとするような過酷な状態の中で、体に1音1音ゆっくり染み込ませたので、ちゃんと寝た後に同じ箇所を演奏すると、安定してスッと弾けたんです。その感覚を覚えたら、『これはできる!』って確信しました」

 これは師匠である著名ピアニストのデイビッド・ブラッドショー氏の指導による練習法だった。「『このやり方で本当に弾けるようになりますか?』と聞いたら、先生は『やりなさい。良いものには時間がかかるんだよ』と、いつもおっしゃっていました。もし従っていなかったら、僕は今でもピアノが弾けていないと思います」

 地道に練習を重ね、7年後には5本の指を使ってプーランクの「即興曲第15番」を演奏できるまでになった。

[ピアニスト 西川悟平さん]演奏時に手が硬直 医師に「一生弾けない」と言われ、死のうと…世界を変えたのは「7本の指」

「7本も動く」世界変わった

 絶望の中、ごくゆっくりと演奏する練習法を長年積み重ね、今では右左合わせて7本の指で演奏ができるようになった。

 変化したのは、演奏法だけではない。

 「『なんで指がこれしか動かないんだ。なんで僕だけ、こんなつらい思いをするんだ』って思っていた頃は、何も良いことがなかった。でも、指7本『しか』じゃなくて、7本も動いて、ありがとう!って思い始めた時から、あり得ないことが次々と起きたんです」

 情感あふれる演奏と明るいパーソナリティーが話題となり、米NBCテレビなどで特集された。ヨーロッパでもデビューし、2014年、パーキンソン病と闘う俳優マイケル・J・フォックスさんらと共に、患者支援のチャリティー活動を始めた。16年にはカーネギーホールのメインホールでソロ演奏も実現した。

 日本では自叙伝が出版され、昨年、自身が演奏するピアノ曲が日本映画の主題歌に抜てきされた。一時帰国の際は全国で演奏会を開き、会場は演奏とユーモアあふれる前向きな体験談に笑顔が絶えない。

 「最悪の出来事も、ちょっとした考え方と行動の違いで、最高の出来事に変わることがある、って信じています」。今日も世界のどこかで演奏できる喜びを鍵盤で表している。




Posted by いざぁりん  at 09:35