2016年08月28日
NHKが「24時間テレビ」に殴り込み? 「笑いは地球を救う」をぶつけ「何かが起こる…」
こちらです。
http://www.iza.ne.jp/kiji/entertainments/news/160827/ent16082715140021-n1.html
(以下は、コピーです)
「愛は地球を救う」のキャッチフレーズで親しまれている日本テレビ系恒例特番「24時間テレビ」が、今年も8月27、28日に放送される。一方、同番組が最終盤に差し掛かる28日午後7時からは、NHKのEテレが「笑いは地球を救う」と銘打った番組の生放送を予定。これに対し、インターネット上では「『24時間テレビ』へのアンチテーゼでは」などと注目が集まっている。
その番組とは、NHKEテレ「バリバラ」(日曜午後7時)。「バリアフリー・バラエティー」を略した、障害者やマイノリティーのための情報バラエティーだ。普段は収録済みの内容が放送されることが多いが、28日は「検証!『障害者×感動』の方程式」をテーマに生放送するという。
「なんで障害者ドラマは感動話ばかりなの?」「なんで感動されないといけないの?」
予告動画などによると、そんな疑問を、スタジオやVTRなどで出演者が考えていく内容のようだ。
これだけを見ると、有名人と障害者の交流や、障害を扱った特別ドラマなど、さまざまな企画で「感動」を伝えてきた「24時間テレビ」に疑義を呈したような内容にも感じられる。ただ、NHK広報部は、「24時間テレビ」との関連性や放送日時が重なったことについて「他意はない」としている。
◇
そもそも「バリバラ」は平成24年に放送スタート。熊本地震での障害者の状況や、相模原市の障害者施設で入居者19人が刺殺された事件を取り上げるなど、硬派なテーマを扱う一方で、笑いの要素を盛り込んだ意欲的な企画も続々と送り出しているのが特徴だ。
例えばマイノリティーのお笑い日本一を決める「SHOW-1グランプリ」という企画は、出演者が自身の障害をネタにしたコントや漫才などを披露し合うもので、既に第4弾まで放送されている。
また、26年に番組内で放送されたドラマ企画「悪夢」は、統合失調症の男性とダウン症の男性の交流を「ハートフルコメディー」として描き、脚本を担当した宇田学さんは市川森一脚本賞奨励賞を受賞。番組プロデューサーは昨年5月の授賞式で、「番組のモットーは『NO LIMITS』、限界なし」と語っていた。
公式サイトでは、番組の狙いについて「『生きづらさを抱えるすべてのマイノリティー』の人たちにとっての“バリア”をなくすために、みんなで考えていきます」と説明。タブーとされがちなテーマを異色の企画や演出で描くことで、視聴者に驚きと違和感を与える-。それによって、視聴者が無意識のうちに抱いている障害への「バリア」もまた、浮き彫りになる。
NHKは28日の生放送について、番組の公式サイトで「何かが起こる…」とも予告。ステレオタイプな「障害者×感動」という構図に一石を投じ、視聴者の思い込みを揺さぶる内容にはなりそうだ。
http://www.iza.ne.jp/kiji/entertainments/news/160827/ent16082715140021-n1.html
(以下は、コピーです)
「愛は地球を救う」のキャッチフレーズで親しまれている日本テレビ系恒例特番「24時間テレビ」が、今年も8月27、28日に放送される。一方、同番組が最終盤に差し掛かる28日午後7時からは、NHKのEテレが「笑いは地球を救う」と銘打った番組の生放送を予定。これに対し、インターネット上では「『24時間テレビ』へのアンチテーゼでは」などと注目が集まっている。
その番組とは、NHKEテレ「バリバラ」(日曜午後7時)。「バリアフリー・バラエティー」を略した、障害者やマイノリティーのための情報バラエティーだ。普段は収録済みの内容が放送されることが多いが、28日は「検証!『障害者×感動』の方程式」をテーマに生放送するという。
「なんで障害者ドラマは感動話ばかりなの?」「なんで感動されないといけないの?」
予告動画などによると、そんな疑問を、スタジオやVTRなどで出演者が考えていく内容のようだ。
これだけを見ると、有名人と障害者の交流や、障害を扱った特別ドラマなど、さまざまな企画で「感動」を伝えてきた「24時間テレビ」に疑義を呈したような内容にも感じられる。ただ、NHK広報部は、「24時間テレビ」との関連性や放送日時が重なったことについて「他意はない」としている。
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そもそも「バリバラ」は平成24年に放送スタート。熊本地震での障害者の状況や、相模原市の障害者施設で入居者19人が刺殺された事件を取り上げるなど、硬派なテーマを扱う一方で、笑いの要素を盛り込んだ意欲的な企画も続々と送り出しているのが特徴だ。
例えばマイノリティーのお笑い日本一を決める「SHOW-1グランプリ」という企画は、出演者が自身の障害をネタにしたコントや漫才などを披露し合うもので、既に第4弾まで放送されている。
また、26年に番組内で放送されたドラマ企画「悪夢」は、統合失調症の男性とダウン症の男性の交流を「ハートフルコメディー」として描き、脚本を担当した宇田学さんは市川森一脚本賞奨励賞を受賞。番組プロデューサーは昨年5月の授賞式で、「番組のモットーは『NO LIMITS』、限界なし」と語っていた。
公式サイトでは、番組の狙いについて「『生きづらさを抱えるすべてのマイノリティー』の人たちにとっての“バリア”をなくすために、みんなで考えていきます」と説明。タブーとされがちなテーマを異色の企画や演出で描くことで、視聴者に驚きと違和感を与える-。それによって、視聴者が無意識のうちに抱いている障害への「バリア」もまた、浮き彫りになる。
NHKは28日の生放送について、番組の公式サイトで「何かが起こる…」とも予告。ステレオタイプな「障害者×感動」という構図に一石を投じ、視聴者の思い込みを揺さぶる内容にはなりそうだ。
Posted by いざぁりん
at 18:30