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県民投票を、成功させましょう。
報道は、こちらです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190219-00000065-mai-soci
(以下は、コピーです)
 米国統治下の沖縄を舞台に描いた小説「宝島」で直木賞を受賞した真藤順丈(しんどう・じゅんじょう)さん(41)が19日、那覇市で取材に応じた。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設の賛否を問う24日の県民投票について、真藤さんは「簡単に賛成、反対とは言えないと思うが、『どちらでもない』ではなく、いずれかの声を上げてほしい。その結果を受けて、我々(本土の人間)がどう動けるのか、何を考えていけるのか、が肝になる」と語った。

 ◇「声を上げることで少しずつ世の中が変わる」

 真藤さんは東京都出身。「宝島」は、米国統治下の沖縄で米軍基地から物資を奪う「戦果(せんか)アギヤー」と呼ばれた若者たちが、土地や誇りを取り戻そうと疾走する物語を沖縄の苦難の戦後史を重ねて描いた。真藤さんは書店でのトークショーなどのために受賞後、初めて沖縄を訪れた。

 執筆に7年。沖縄を3回訪れ、米軍基地の周辺を歩き、多くの人と基地問題を語り合った。「戦後ずっと基地がある土地で生きてきた人たちにとって、一概に賛否を言えない難しい問題。(米国統治下でも)親米派、反米派がいて、基地で経済的な潤いを得る人もいれば、米軍機墜落事故で強烈に恐怖を植え付けられた人もいる。とにかく多様な声を物語に込めたいと思った」

 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などを通じて沖縄のニュースに日常的に目を通している。県民投票を巡って5市が不参加を表明した時は「自分は声をすくい集めて物語を築いてきた人間だから、土地の声を奪うようなことはしないでほしい」と思ったという。全県実施を求める沖縄の若者が抗議のハンガーストライキをしたことにも「固唾(かたず)をのむ感じだった」。

 沖縄の「民意」を問う24日の県民投票について、声を集め、紡いできた作家は言った。「『宝島』で描いた時代でも、沖縄の人々が声を上げることで少しずつ世の中が変わり、その流れが日本全体に波及していった。賛成か反対か、いずれかの声を上げてほしい」

 18日のサイン会では沖縄の米軍基地をテーマに作品を書いたことに「ありがとう」と声をかける人もいた。真藤さんは「小説の感想として『ありがとう』と言われたことはなかったので、戸惑いもある」としたうえで、「自分の周りには沖縄に思いを寄せようとする人たちが多いが、無関心、無理解もあると思う。小説だからこその伝え方、響かせ方があると信じている」と語った。



Posted by いざぁりん  at 00:32