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安保も安保法制も自衛隊も、違憲です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150919-00010000-socra-pol&pos=3
(以下は、コピーです)
改憲派の私が「改憲」に反対な理由 (13) 小林節慶応大学名誉教授インタビュー

 新安保法制は違憲と反対してきた小林節慶応大学名誉教授。かつては改憲派で集団的自衛権も合憲との考えだったが、ここ一年で考えが変わっている。例えば、2013年4月出版の『白熱講義! 日本国憲法改正』(ベストセラーズ)では、「集団的自衛権は、世界の常識に適っており、国際法上も根拠があるのだから、日本は採用するべきだ」と述べられていた。この「転向」はいかにして起こったのか、聞いてみた。(聞き手:ニュースソクラ編集長・土屋直也)

―― 以前、小林さんは、国際法上認められた自衛権の中に、個別的自衛権と集団的自衛権のどちらも読み込めるとした上で、現行憲法下でも集団的自衛権が行使でき、また日本にとって必要でもあるということを主張されていたと思います。小林さんは考えを変えられた、ということになるのでしょうか?

 これは安倍内閣が集団的自衛権を解禁するという議論を始めたので、私も集団的自衛権にフォーカスを当てて、真剣に検討しました。安倍さんのおかげで、考えがクリアになりました。
 そういう意味で見ると、自民党の案は「国防軍」という名前を使い、自衛権があるということも言ってて、これはまともな話ではあるんだけれども、ただ、法律に従って海外派兵できる、とある部分には賛成できない(改正草案9条の2、3項)。海外派兵は国家の命運に関わることなんだから、そんなことを「法律」、すなわち、国会の多数決で決めてはだめですよ。そういうことは憲法で歯止めをかけておかないといけない。
 だって、国会の過半数を持っている人達が政権を持っているのだからね。自民党案は、海外派兵を法律事項として扱っているところがだめです。

 自民党の「改憲」に反対する理由は、すでに述べた二つ、つまり「憲法観が間違っていること」「海外派兵が簡単にできるということ」ということの他に、もう一つあります。それは明らかに現行の憲法に違反することを、「解釈論」の名の下に行っていることです。これはただの憲法無視ですよ。

 どんなに立派な憲法でも、それを無視する権力には弱い部分があるんですよ。というのは、憲法は権力を対象とした最高法で、形としては権力の上に置かれているんですけど、最高法というのは言い換えれば、後ろ盾が何もないということでもあるんです。
 民法や刑法は国家権力の後ろ盾があるから、何かがあれば、裁判所が最終的に解決してくれる。でも、憲法ではそれができないんですよ。だから、今の安倍内閣みたいに、憲法を公然と無視することをやられるとね。例えば、安倍政権のトップブレーンの一人の北岡伸一さんという東大名誉教授が、2014年の集団的自衛権の閣議決定の翌日7月2日に、読売新聞紙上で、憲法とは権力者が使いこなすものである、という旨のことを語っていたんです。よくそんなこと言いましたよ。彼が法律学者だったとは知らなかったけどね。

 法律学者にしてみれば、彼の言ったことは、狂気の沙汰ですよ。そういう憲法を尊重しない人達に対しては、どんな憲法論も虚しいものになってしまうんです。そんな人達が「憲法改正」なんて言わないで欲しい。それが、私が今の「改憲」に反対している大きな理由なんです。

 集団的自衛権の行使に関するアンケート調査をやったら、賛成と反対では、反対の方が多い。一番多いのは、説明不足でわからない、という答えです。 私なんかが、ぎゃーぎゃー言って、やっと反対論も少しは浸透してきたと思う。



Posted by いざぁりん  at 10:51