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こちらです。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/173174/1
(以下は、コピーです)
「マリー・アントワネットかよ」――ネット住民もカンカンだ。安倍首相が8日の衆院予算委で、パートで働き始めた妻の月収を「25万円」とトンチンカンな例え話をしたことで、ネット上では、「貧困の実態を分かっていない」と非難囂々だ。庶民感覚からズレまくっているボンボン首相に任せていたら、庶民は殺される。

■首相は庶民感覚ゼロ

 8日の衆院予算委で、第2次安倍政権の方が実質賃金の減少率が高いと野党から指摘された安倍首相は、「私が50万円、妻が(パートで)25万円だったら75万円に増えるが、2で割って平均は下がる」などと下手な答弁をした。この発言にネット住民が噛みついているのだが、怒って当然だ。ボンボン育ちで月給200万円超の安倍首相は、パート主婦の「103万円の壁」をご存じないらしい。

 カツカツの家計を支えるためにパートに出る主婦のほとんどは、税金がかかって“働き損”にならないよう、年収を103万円以下に抑えるように計算して働いている。月平均8万6000円というわけだ。

 安倍首相は夫の月収を50万円とも例えたが、厚労省が8日発表した昨年11月の毎月勤労統計調査(速報)によると、現金給与総額は平均27万4108円、パートタイマーは9万6638円だ。いかに例え話とはいえ、安倍首相の認識は「パンがなければケーキを食べればいい」と言い放ったマリー・アントワネット並みにズレまくっている。

 庶民感覚が抜け落ちているからだろう。安倍首相は10日のNHKの番組で、来年4月に予定する消費税率10%について「前回のような景気判断は行わず、予定通り引き上げていく」と言い切った。

 経済評論家の荻原博子氏は「夏の参院選が近くなったら『消費税は上げない』などと人気取りに使う狙いがあるのかもしれませんが」と前置きしてこう続ける。

「消費税5%→8%の増税で、個人消費は完全に冷え切った。それなのに安倍首相は新3本の矢などと絵空事を唱えています。個人消費が約6割を占めるGDPをどうやって600兆円にするというのか。庶民の現実の生活が見えていない証拠でしょう。増税に加えて社会保険料の負担増、給料は上がらないのに物価は高騰と、家計はとっくに干上がっています。今の状況で消費増税なんて無謀と言うほかない」

 庶民は死ねと言わんばかりだ。実際、97年に消費税を3%→5%に引き上げた翌年は年間自殺者数が前年比で8000人以上も増え、初めて3万人を突破。景気の悪化が主因とされている。

 安倍バブルに沸いた12年以降は2万人台に減ったものの、今は97年当時の状況に似てきている。中国リスクに原油安もあって、円安頼みの日本経済は円高・株安と危機に直面。アベノミクス不況に消費増税で、またぞろ自殺者が3万人を突破する恐れもある。

 消費増税の旗振り役、麻生財務相もかつてカップ麺を「400円」なんて“セレブ発言”で、ヒンシュクを買った過去がある。庶民感覚ゼロ、見殺しにするだけの安倍政権は、マリー・アントワネットのように断罪されてしかるべきだ。



Posted by いざぁりん  at 23:46