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長谷川氏こそ、自業自得です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160929-00000137-spnannex-ent
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スポニチアネックス 9月29日(木)19時53分配信

 元フジテレビのフリーアナウンサー・長谷川豊(41)が29日、自身のブログを更新。テレビ大阪「ニュースリアルFRIDAY」(金曜後5・13)を降板することについて「テレビ上の発言ではなく『ネットのブログのタイトルの文言』が、テレビ大阪の仕事を『降板』というところまで発展するとは夢にも思ってはいませんでした」と思いをつづった。

 「やりがいを持って取り組んできました『ニュースリアル』のキャスターの仕事を降板することになってしまいました」「大阪の皆さんに、私はもっとニュースを伝えたかった。大阪の未来について、もっともっと語りたかったです。それくらい、私は大阪に明るい未来があると信じているからです」と悔しさをあらわに。ブログの過激な表現が原因で番組降板となったことに「ネットの世界で一人でも多くの方に訴えたい、という思いが強すぎて、今回は大失敗してしまったのです。相変わらずの未熟者です。情けない」と反省した。

 「一人でも多くの方に…と煽り過ぎたタイトルをつけ、結果、多くの方に不快な思いをさせ、ニュースキャスターの仕事も失う結果となりました。楽しみにしてくださっていた多くの方々に、もう一度改めて心よりお詫び申し上げます。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。

 長谷川アナは19日、「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」と題したブログを投稿し炎上。これを受け、テレビ大阪は29日、「ニュースリアルFRIDAY」のMCとして起用している長谷川アナを降板させたと発表した。
  


Posted by いざぁりん  at 01:39
運動会に、3兆円は、使いすぎです。
しかも、当初予算は、約7000億円。
公共事業利権の巣窟であるオリンピックは、廃止しなければなりません。
今からでも間に合います。
オリンピック&パラリンピックは、完全に廃止しましょう。
しかし、どうしてもやりたいならば、参加者の参加費で、開催すればいいのです。
スポーツエリートを作ることよりも、多くの人々が、日々の生活の中で、スポーツを楽しむことこそが重要です。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20160929-00000068-ann-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20160929-00000069-ann-soci
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テレビ朝日系(ANN) 9月29日(木)23時30分配信
 東京オリンピック・パラリンピックの経費を検証している都政改革本部が第1次調査報告書を公表し、当初、都が7340億円としていた開催費用が3兆円を超えるとの試算を出した。調査チームは、現行の持ち寄り方式では費用が際限なく増大すると指摘。現行の体制について「(会社に)社長と財務部長がいない構造になっている」とし、国か東京都が開催計画や予算を一元管理すべきだと提言した。さらに、バレーボールなどの3施設について建設中止を含めた大幅な見直しを提案した。大会の組織委員会の会長、森元総理は「IOC=国際オリンピック委員会の理事会で決まり総会でも決まったことをひっくり返すということは極めて難しい問題だと知事に申し上げた」と否定的な考えを示した。これに対し、小池知事は「組織委員会に対して、どのように報告するかはこれから総合的に考えるが、負の遺産を都民に押しつける訳にはいかないので、その観点をしっかり申し上げる」と述べた。会場の変更には、その競技の国際連盟と調整のうえ、IOCの承認が必要となる。3施設に絡む日本の競技連盟は、そろって“困惑”や“当惑”という言葉を使って、これまで通りの会場を要望するコメントを出した。.
  


Posted by いざぁりん  at 01:37
こちらです。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160929-00010001-bjournal-soci&pos=2
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Business Journal 9月29日(木)6時2分配信

●リオ五輪テコンドー制覇の陰で泣いた高校生

 金2つを含むメダル5つの成績で、2016年リオ五輪のテコンドーを制した韓国。だが女子67kg級のオ・ヘリ選手が同競技2つめの金メダルを手にした8月20日、韓国国内ではテコンドーをめぐるもう1つのニュースが祝賀ムードに水を差していた。韓国第3の都市・仁川(インチョン)で開かれたテコンドー大会で、またしても八百長試合が発覚したからだ。

 問題の試合は、高校生部門の準決勝。序盤からA君が積極的な攻撃で得点を稼ぎ、終了1分前には13対7で圧倒していた。ところが終了直前、A君側のコーチが白いタオルを競技場の床に置いて棄権を宣言。観客がどよめく異様な空気のなか、A君は審判から敗北を言い渡された。優勝したのは結局、A君に押されて敗退寸前だった相手選手だ。

 のちにA君のコーチは相手側コーチと共謀して勝ちを譲ったことを認め、仁川市テコンドー協会から除名された。A君の父親はコーチほか仁川市テコンドー協会会長ら4人に告訴状を提出し、検察が捜査に乗り出している。

 事件に対する韓国国内の反応は「またか」のひとことだ。高校生テコンドーで八百長というと、直近では13年のソウル市代表選抜試合が記憶に新しい。敗れた選手の父親が自殺したことから、連日各メディアのトップを飾る大ニュースとなった事件だ。この試合でもやはり5対1で優勢だった選手が、終了間際の50秒間で7つもの反則を取られて敗退した。自殺した父親はテコンドー道場を営んでおり、かねてから競技関係者の不正で心労を重ねていたらしい。1年強の捜査で組織的な八百長が明らかになり、ソウル市テコンドー協会専務、審判委員長、相手選手の保護者ら7人が業務妨害などの疑いで起訴されている。

 14年にはこの件に関与した協会幹部の息子のいるチームが、テコンドーの八百長試合で勝利を収めていたことが発覚。その後も今年4月にソウル市テコンドー協会の前会長ほか、職員ら8人が八百長や虚偽の昇段審査で起訴されるなど、不正が尽きる気配はない。

●八百長まみれの「四大プロスポーツ」

 韓国にとって不名誉なことだが、こうした八百長はプロアマを問わず、それどころか中高生から小学生まで、あらゆる競技に蔓延する病理現象だ。リオ五輪の閉会から1週間後には、また「八百長」がスポーツ紙の見出しを飾った。今度はプロ野球チームNCダイノスのイ・テヤン投手に、八百長で有罪判決が下ったというニュースだ。

 イ・テヤンは弱冠23歳の若手有望株。ブローカーと共謀し、昨年5月から9月にかけて故意に四球を出すなどして2000万ウォン(約190万円)を受け取っていた。量刑は懲役10カ月・執行猶予2年、追徴金2000万ウォン。この事件ではまたネクセン・ヒーローズのムン・ウラム外野手も、八百長に加担したとして摘発されている。24歳のムン選手は入団1年目のルーキーだ。そのほかプロ球団OBや社会人野球コーチがブローカー役を務めていたとされ、球界ぐるみの構図が見え隠れしている。

 プロの八百長はもちろん野球だけではない。プロサッカーでは11年のユン・ギウォン選手の自殺に端を発する一連のスキャンダルが、アマチュアを含む選手58名の永久追放に発展した。野球、サッカーとともに韓国で四大プロスポーツに数えられるバレーボール、バスケットボールも大同小異だ。バレーボールは12年、選手とOBら16人が違法賭博サイトと共謀して八百長を行っていたことが発覚。なかには自ら賭博に参加し、1ゲームあたり1000~2000万ウォン儲けていた選手までいた。バスケットボールも13年にプロチームの監督が金銭を受け取って試合結果を操作していたことが発覚し、懲役10カ月の実刑判決を受けている。

●小学生の不可解なプレーに観客が騒然

 プロの場合はいずれも違法賭博との癒着が原因であり、似た事件は日本でも珍しくない。とりわけ韓国はプロ選手の収入が全般的に低く、最も人気のあるプロ野球で平均年俸が日本の3分の1レベル。ほかの競技では年俸2000万ウォン以下の選手も多い。困窮する選手たちにとって、八百長の金銭的な誘惑に負けるのは理解できる。

 それでも不可解なのは、アマチュアも大学生から小学生まで八百長と無縁ではないことだ。05年には韓国の国営放送KBSが、高校生の野球大会で長期的・組織的な八百長が行われていると報道。11年には中学生の野球大会で、良心の呵責に耐えかねた審判が地方の野球協会ぐるみの八百長を内部告発した。

 小学生の八百長事件で有名なのは、11年の全国小学校サッカーリーグ対抗戦だ。相手選手にわざとボールをパスするなど不自然な試合があり、観客から疑問の声が殺到した。のちに大韓サッカー協会の調査で、両チームの監督が共謀して試合結果を操作したことが判明。両監督に無期限資格停止、また双方の小学校チームにも翌年の出場資格取り消しなどの処分が下された。  


Posted by いざぁりん  at 01:34

2016年09月30日

(続きです)

こちらです。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160929-00010001-bjournal-soci&p=2
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●エリート主義が生んだ「隔絶された世界」

 プロの八百長問題が浮上するたび、専門家やOBらは「選手たちは小学生の頃から八百長に染まっている」と口を揃える。東亜(トンア)大学校生活体育学科のチョン・ヒジュン教授は、メディアの取材に対して「プロの八百長をなくすには、まず小学生の八百長をなくさなければいけない」とまで語った。

 この背景にあるのは日本人と異質な韓国人のスポーツ観、そしてエリート選抜型の養成システムだ。韓国もプロスポーツや国家代表選手の育成が盛んだが、実際に自分でプレーした経験のある人は少ない。日本の中高校生が放課後の部活にいそしむ間、彼らは名門大学を目指して受験勉強に駆り立てられているからだ。

 そうしたなかでスポーツに打ち込むのは、将来プロ選手や指導者として生計を立てる決心をしたひと握りのエリート志望生だけ。彼らは早くから一般大学を目指す子供たちと隔離され、専門の養成システムで特訓を受ける。そこはコーチや先輩の命令が絶対であり、一般常識は通用しない世界だ。こうして世間と隔絶したまま、体育大学、社会人と進んでいく。

 もちろんプロや国家代表として成功するのはごく一部。大多数は後輩を育成する人生を模索する。だが上述の通り韓国はそもそもの競技人口が少ないので、指導者の働き口も十分ではない。そんななか先輩後輩の上下関係や学縁をたどって、あらゆる不正の口利きが横行する。

●18年平昌五輪で「お家芸」は大丈夫か

 たとえば前述した小学校サッカーチームの八百長も、監督同士が成績を融通し合った結果だ。小学校のチームでも指導するのは教師が兼任する顧問ではなく、雇われたプロの監督。チームの成績は監督の評価につながり、本人にとってそれはカネを意味する。だが一度くらい負けてもダメージのない状況なら、困っている他チームの監督に勝ちを売ったほうが儲かるという打算も成り立つわけだ。

 冒頭のテコンドーの件も、恐らく同様の事情でコーチ同士が共謀した結果だろう。また同じく自殺者が出た件は、体育大学進学が絡んでいる。八百長で勝った選手の父親は、地方大学のテコンドー学科教授。息子の進学に大会での実績が足りないことから、大学の後輩と協会の人脈をたどって審判に圧力をかけていた。こうしたいわば裏口入学のための八百長も、日常茶飯事だ。

 次のオリンピックの舞台は、いよいよ18年の韓国・平昌。ポスト・キム・ヨナが見つからない韓国にとって、頼みの綱はお家芸のショートトラック・スピードスケートだ。だがこの競技も例外ではなく、国内試合ではたびたび八百長が取り沙汰されてきた。国内スケート界との不和から韓国人エースが母国を捨てロシアに帰化し、ソチ五輪で金メダル3つを奪取した件も記憶に新しい。

 一連の問題に対して韓国の専門家は、日本のスポーツ教育をモデルに挙げながら「エリート主義を脱して競技人口の裾野を拡大しなくてはいけない」と訴えてきた。だがスポーツ界の体質は変わらず、エリート主義のほころびだけが拡大しつつあるようだ。  


Posted by いざぁりん  at 01:33
こちらです。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160929-00137355-toyo-soci
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東洋経済オンライン 9月29日(木)8時5分配信

木更津で生まれ育ったシングルマザー、佐々木優香さん(30歳、仮名)

この連載では、女性、特に単身女性と母子家庭の貧困問題を考えるため、「総論」ではなく「個人の物語」に焦点を当てて紹介している。個々の生活をつぶさに見ることによって、真実がわかると考えているからだ。
今回紹介するのは、千葉県木更津市に住むシングルマザー30歳。彼女は、なぜ貧困に苦しむようになったのか。

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 千葉県木更津。房総半島の中部にあり、東京湾アクアラインやドラマ「木更津キャッツアイ」で有名になった地方都市だ。移動する人がいるはずの平日夜7時に内房線木更津駅前に着くと、街は驚くほど閑散としていた。人はまばらでパチンコ店はシャッターが降り、数軒の飲食店にはほとんど客はいない。駅前は薄暗く、駐車場や更地ばかり、木更津駅前は知名度からは懸け離れた過疎化が進んでいた。

 「完全に寂れています。この10年でガラリと変わってしまいました。ずっと駅周辺は市の中心だったけど、アクアラインをきっかけにショッピングモールとかアウトレットができて、駅前から郊外に人が流れた。ファストフード店とか商店はどんどん潰れて、この状態。もうダメでしょうね。たくさんの地元の人間が仕事を失ったし、私も両親もずっと貧困みたいな状態です」

 佐々木優香さん(30歳、仮名)は木更津で生まれ育った地元のシングルマザーだ。木更津駅徒歩圏の小さなアパートに2人の子どもと暮らし、福祉用具専門員として高齢者向けの福祉用具レンタル販売会社に勤める。実家は地元で商売をしていたが、商店街の衰退によって廃業。現在、両親はパートで生計を立てている。

 木更津は1997年に川崎―木更津間の東京湾アクアラインが開通。2000年、大規模小売店法が改正されて、企業による開発の格好のターゲットになった。アクアライン以前は値段がつかなかったような郊外の過疎地が買い占められて、大規模ショッピングモールが続々とオープンした。そして、活発に商業活動が行われていた駅周辺や地元商店街は壊滅状態となった。

■社員だが、基本給は15万4000円

 木更津市の平均所得は322万円2835円(2013年総務省土地統計調査より年収を算出)。たった40キロほどしか離れていない東京都の平均年収632万5400円(2015年賃金構造基本統計調査)と比べると、極端に低い。大規模小売店法改正によって地域経済が縮小し、大企業におカネが流れている状態といえる。

 地元の福祉用具レンタル販売会社社員である佐々木さんの給与も安い。基本給15万4000円に職能手当1万円、固定残業手当5000円がついて月給16万9000円。社会保険が引かれた手取り支給額は14万4677円。児童扶養手当4万7000円、児童手当2万円をもらって、親子3人でなんとか生活している。

 「家賃5万円で光熱費と携帯代、学校の給食費とか生命保険を払って食費を使えばほとんど残りません。子どもは野球をやっているけど、急な出費5000円とか6000円を用意するのが難しかったり、来年進学の中学校の制服はどうしようとか。子どもはシニアで野球をやりたいって言っていて、今のギリギリの経済状態では難しい。このままでは子どもの夢も潰れちゃう。いけないと思って、先月社長に給料を上げて欲しいと直訴しました」

どんな会社なのか?

 佐々木さんは勤続3年目。千葉県の最低賃金は時給842円であり、15万4000円の基本給は最低賃金に近い金額だ。福祉用具事業は都道府県から認可されて営業する介護保険事業で、社会保障費の縮小の流れで事業者が手にする報酬は減り続けている。事業所の報酬減は人件費の圧縮に直結する。介護関係職は最低賃金に張りついた給与で働かせる、という意識が根付いている。

 「会社は居宅介護支援事業所と福祉用具をやっていて、福祉用具は私ひとりでやっています。営業、相談、納品、介護保険請求の全部です。3年前に福祉用具の仕事を始めてから必死で勉強して、器具の解体組み立てとかもして専門性は身に付けました。頑張ったのはやはり学歴もないし、子どもと自分のためになんとか手に職をつけようって意識。でもどれだけ頑張っても、ちゃんとおカネがもらえない」

 経営者への給与アップの要望は、はぐらかされて終わっている。詳しく話を聞いてみると、やはり彼女が勤務するのは介護保険の不正請求が常態化している悪質な事業所だった。

 福祉用具貸与・特定福祉用具販売事業は、介護保険法によって人員基準が定められている。常勤換算で福祉用具専門相談員は2人以上の設置が必要だが、佐々木さんの勤める事業所は名義貸しで架空の管理者兼福祉用具専門相談員を置き、最低賃金に張りついた低賃金の佐々木さんひとりに運営させるという状態だった。千葉県や木更津市に虚偽の申請をして、介護保険を不正請求するという手口だ。

■雇用契約書、出勤簿、給与明細を偽造

 「介護保険法で福祉用具専門員は常勤2人以上って決まっている。けど行政の実地調査は報告がないかぎり、定期的に回ってくるだけ。必ず事務所に連絡をして日にちを決めて調査に来るので、そのときだけ介護保険法に則した書類をそろえる。ひとりしか働いていないのに2人以上で運営しているという書類を膨大に作成して、不正を隠すんです。普通に文書偽造。すべて社長の指示でやっています」

 行政の実地調査までに偽造の雇用契約書、出勤簿、給与明細などを準備して人員がそろっているように見繕う。この不正請求は、全国の多くの介護保険事業所で常態化している。

 「うちは200人近く利用者を抱えています。最低でも2人、普通は3人くらいで回す人数です。月に200人の利用者を回れるかと言えば、不可能だし、ひとりだとどんなに頑張っても半年ぐらいはかかる。モニタリングをしたくても、激務でまったくできない状態」

 佐々木さんは、ただ働いているわけではない。資格を取得して、さらに専門性を身に付けて多くの高齢者や家族に信頼され、売り上げを上げても貧困ギリギリの生活から抜け出せないのだ。
  


Posted by いざぁりん  at 01:33

2016年09月30日

(続きです)

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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160929-00137355-toyo-soci&p=3
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なぜこの会社で働くのか

 「低賃金だけど、高齢者や介護にかかわる仕事は本当に好き。好きな分野なので勉強するのも苦じゃなくて、日々の生活と子どもの将来のこともあるし、とにかく専門性を付けないと、って頑張りました。時間を見つけては、いろんなとこに出掛けた。介護ベットひとつにしても、さまざまなメーカーがある。展示会だったり、研修会だったり、福祉用具についてはかなり勉強しました。利用者それぞれの状態も、体型も違う。専門性がないととてもできない仕事です」

 介護は低賃金の代表的な職種だが、賃金よりもやりがいを求めて働く職員が多い。2000年から始まった介護保険制度によって民間に開かれて、介護事業に続々と一般企業が参入している。営利法人の経営者たちは働く従業員に甘え、職員たちの前向きな心を利用し、限界まで搾取やブラック労働をさせて利益を貪るような事業所が後を絶たない。賃金に合わない責任と結果を求められる佐々木さんのケースは、ワンマン経営の小規模の介護事業所によく見られる現象だ。

 「私、今まで本当に福祉用具の仕事を頑張ってきたけど、もうどうしていいかわからないです」

 国による社会保障費の削減、職員の前向きな心を利用する経営者によるダブルの搾取の弊害は厳しい。賃金をつねに盗まれているようなものだ。佐々木さんは売り上げという結果を出しても、何も変わらない現状に頭を抱えているが、経営者が正当な賃金を払うつもりがないのならば、逃げるしかない。

■高校2年生で妊娠、出産

 30歳、子どもは12歳と9歳。佐々木さんは高校2年生のとき、妊娠をした。相手は中卒で建設会社に就職して働く、同じ地元の先輩。悩みに悩んだが、高校中退してできちゃった結婚をした。

 「そのときは自分がいちばんピークに楽しかった時期、学校をさぼったりしながら遊ぶ時間、友達との時間、それでアルバイトでおカネはそこそこ持っていて、さらに楽しかった。周りに子どもを産んだ子はいなくて、正直、産む気なかった。子どもを産むことがどういうことだかイメージできなかったし、自分が母親なんて、絶対無理だって。結局、旦那から産んでほしいと説得されて、渋々決断したのが正直なところです」

 結婚出産して一家は、佐々木さんの実家で暮らした。実家で母親と子育てをし、旦那の18万円程度の手取り給与で生活した。旦那は子育てには積極的で、問題のない平穏な生活が続いた。

 「2人目が産まれた年に旦那はもっと収入を増やすって、転職した。そこからおかしくなりました。地元にある大手製鉄会社の工場で24時間稼働している交代制の仕事に就いて、おかしくなった。工場では24時間鉄骨を作っているんですよ。収入は手取り30万円くらいになって、そこそこ余裕が出てきた。旦那は自分のお小遣いを持ち始めて、ギャンブルを覚えちゃった」

どうして離婚することに?

 ひとつ年上の旦那は、当時21歳。地元や工場の仲間たちと競馬、麻雀、パチンコ、スロットにおぼれた。遊び盛りの18歳で父親になってまじめに頑張ったが、子どもと家族のためだけに生きるのは3年が限界だった。

 「工場はローテーション。時間が空いたり、夜勤明けがあったり。ちょっとだけ眠って昼間からパチンコ、スロットに出掛けた。人とのおカネの貸し借りが始まって、結局、自分の持つおカネ以上を賭けるようになって、最終的には会社から前借りや消費者金融、私名義でも勝手に借りるみたいな状態になった。お給料も手取り30万円あったのが15万円くらいまで減って、それでもギャンブルやめなくて生活ができなくなった」

 ケンカが絶えなくなって、旦那は酒を飲んで暴れるようになった。給与も少なくなって小遣いを渡せなくなり、旦那は借金でギャンブルをした。

 「ケンカして暴れてを繰り返して、最終的にはDV。最後、大暴れされたときに骨を折られた。木更津駅の階段でボカスカ蹴られて、下まで転げ落ちた。私が転がって起き上がろうとしたとき、手をつかまれて指を折られた。手をつかまれて、そのままポキンと」

 彼女の右手の人差し指は、現在も少し曲がっている。

 「それが最終的に離婚したきっかけ。殺されると思った。後から信じられないくらい痛くなった。病院に行ったら関節が粉砕されて緊急手術だって。指も曲がらないし、握力もなくて、パソコンは打てないし、はし、鉛筆なんかも持てない。それが7年前。指はまだ、痛い。冬とか、寒い時期になると、ギンギンするから」

■元旦那の借金返済のため、ダブルワーク

 指を折られて、離婚を即決した。旦那を実家から追い出して、昼間はスーパーマーケット、夜はスナックのダブルワークをした。暴力におびえて暮らすより、自分が大変になってもシングルマザーとして生きるほうがマシだと思った。

 「学歴がないので、昼間は最低賃金みたいな仕事しかないです。だからもう長時間働くしかない。スーパーは朝9時から夕方6時まで、それが終わったら夜7時半からスナック。帰りは2時とか3時。旦那が私名義の借金260万円くらいを残して、それを返さなきゃならなくて。ダブルワークしか手段がなかった。法テラスに相談したけど、結局、自己管理責任ということで全部払えってなったから」

 朝から晩まで働いて、子どもは実家に預けっぱなし。朝から晩まで働いても20万円に届かない。生活費と260万円の借金を返すために働き続け、借金完済に3年半がかかった。

ある問題が起きた

 「私が働くことで、子どもがおかしくなった。まず、夜泣き。2人とも。あと、おねしょ。それまでもあったけど多くなって、ちょっと異変を感じたんですね。母親にも“ちょっと変よ”って言われて、やっぱり母親が毎日一緒にいるからよくわかる。朝、仕事に行くときに娘が“仕事行かないでぇ”ってワンワン泣きじゃくって、泣き顔と絶叫みたいな声が頭から離れなくて。私が一緒にいる時間が少ないことが原因でした。すごくまずいと思った。それでなんとか借金を完済して夜のスナックを辞めて、介護施設の日勤のダブルワークをすることにした」

 実家も廃業するほど経済的に追い詰められていた。もう、これ以上は甘えられないと思った。4年前、介護に転職してから現在のアパートに引っ越している。佐々木さんは介護の仕事に出合って、この仕事を自分のものにしようと思った。介護職のダブルワークを1年続け、3年前に正社員の雇用で現在の福祉用具レンタル販売の会社に就職する。

 「生活が本格的に苦しくなったのは、実家を出て介護の仕事を始めてから。介護はこれから必要な仕事だし、自分の好きな仕事だし、頑張れば何とかなるってがむしゃらにやった。でも、いくら頑張ってもすごく貧乏で、何かおかしいんじゃないかみたいなことを思ったこともあったけど、私は学歴ないし、なんの能力もないから頑張るしかなかった。とにかく必死で働いたけど、子どもに好きなことをやらせることもできない、この状態です。情けないです」

■過剰な人手不足なのに賃金は上がらない

 介護事業所は、介護保険制度からの介護報酬で運営する。介護職、福祉関係職の低賃金は社会問題になり、過剰な人手不足だ。しかし、介護報酬は需要と供給に関係なく国が決めるので、どんな人手不足に陥っても、介護職の賃金は上昇することはない。典型的な官製貧困といえる。

 さらに、ブラック労働を強いて、公金を不正受給する介護事業所が後を絶たない。低賃金の職種に就き、さらに会社から搾取される佐々木さんが貧困から抜け出すことは、今のままでは難しい。

 「頑張って専門性を付けたし、売り上げは上がっているし、社長には子ども2人と普通に生活するために手取り20万円は欲しい、そう言った。まだ明確な返事はもらってないけど、ダメでしょうね。最低賃金で働く人がいくらでもいると思っているし。長男は来年中学生、自分の好きな介護を続けたいなんてわがままを言えませんね」

 ハローワークや求人情報を眺めても、シングルマザーが普通の生活を送れるような賃金の求人はない。頑張った4年間の介護の経験と、信頼されている利用者を捨て、元旦那が働いていた海沿いにある鉄筋工場に転職しようか迷っている。

  


Posted by いざぁりん  at 01:32
Posted by いざぁりん  at 00:36
こちらです。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12581917.html?rm=150
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 長沼裁判で、最高裁は1982年9月9日、自衛隊について憲法判断を全くしないまま原告の上告を棄却した。

 その報に、札幌地裁で自衛隊を「違憲」とした元裁判長の福島重雄(86)は、5年前のことを思い出した。春の異動で、福島が東京地裁から福島家裁へ、札幌高裁の小河八十次(おごうやそつぐ)は隣県の仙台家裁ログイン前の続き所長へと赴任した。小河は、駆け出し裁判官時代の福島が陪席を務めた先輩だった。そして小河は札幌時代に長沼裁判の一審判決を覆した。

 あいさつに訪れた福島を、小河は「昼メシくらい食わんか」と誘った。仙台家裁の近くにあった料理屋で天ぷら定食をつつきながら、小河が突然、ぼそっと言った。

 「長沼事件で一番バカをみたのは、この俺だよ」。福島は、良心的で気の優しい先輩の発言に、心中の屈折を感じとった。陪席を埋められ、不本意な判決しか書けなかったのかと思った。

 地裁所長の「書簡問題」を皮切りに、国の忌避申し立て、国会訴追委による喚問と「訴追猶予」の決定、札幌高裁の注意処分、盟友の再任拒否……。一連の出来事が裁判官たちにどれほど「見せしめ」になったのかとも、彼は改めて思った。

 憲法第9条と自衛隊の整合性について判断を一切回避した最高裁判決の頃から、福島はこの話題を避けた。再び長沼裁判について彼が語ったのは20年近く後のことだ。

 憲法第76条で「その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される」とうたわれた裁判官。「大切なのは、高度な法理解釈の能力ではない。長沼事件は、そんなに難しい事件ではなかった」と福島は語る。「裁判官に本当に必要なのは、違憲と判断したものを違憲と言う気概だ。それがなければ、判決を前にして『逃げ道』を探すことになる」

 原告弁護団の新井章(85)は「実は最高裁にはある手立てを講じた」と明かした。

 弁護団は上告で、控訴審が門前払いの根拠にした「訴えの利益」の再審理を求め、憲法判断は求めなかった。「合憲」が確定するよりましという、苦渋の選択だった。

 自衛隊が合憲か否か、現在まで最高裁は示していない。「だから、長沼一審判決はまだ正面から破棄されていないという見方もできる」と新井は語る。上告棄却の2カ月半後の82年11月27日、中曽根康弘(98)が首相になった。(編集委員・永井靖二)
  


Posted by いざぁりん  at 00:35
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http://digital.asahi.com/articles/ASJ9N42Z9J9NULFA00Y.html?rm=1356
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 生活保護を受ける人は200万人を超え、20年前の2・4倍に増えました。その背後には、さらに膨大な「隠れた貧困層」もひかえています。人々が安心して暮らせる手立ては用意されているのでしょうか。

 「毎月やりくりしても赤字が出ちゃう…」

 埼玉県の女性(77)が、通帳とにらめっこしながらため息をついた。10年前には100万円以上あった貯金は、すでに10万円を切っている。

 40代で会社員の夫と別れ、子連れで住み込みの寮母などをして息子2人を育てた。清掃員をしていた70歳のとき、高齢を理由に仕事を辞めさせられた。その後は探しても職がなく、年金頼みの暮らしになった。

 女性は厚生年金の加入期間もあり、もらえる年金は1カ月で9万円ほど。うち半分は、一人で住むアパートの家賃にあてる。電話代や光熱費などで計1万円強。食費を切りつめても、長年かけてためたお金が目減りしていく。息子たちが月2万円ずつ援助してくれると言うが、もらえない月もある。それぞれの生活で大変なことを思うと、催促はできない。

 年金収入だけでは、生活保護の基準を下回っている。だが、「保護の申請は気持ちの踏ん切りがつかない」と言う。

 「生活保護は本来、障害や病気に悩む人のための制度だと思う。昔から健康に働き、子どもを育ててきたプライドがある。なんとかやり繰りしなければ」

 できる限りの節約が続く。テレビは、地上デジタル放送への対応機が必要になったとき見るのをやめた。新聞購読もやめ、近くに住む妹からもらって数日分を読む。老眼鏡のレンズの度が合わなくなったが、がまんしている。

 2013年秋から、過去の物価下落時に据え置いた分の年金の減額が行われた。「もうこれ以上、どうすればいいの」。女性は、減額分の給付を求める集団訴訟に原告の1人として加わっている。

 国民年金は満額でもらっても6万円台に過ぎない。多くの高齢者が、埼玉県の女性に輪をかけた低年金に苦しんでいる。

 一方、生活保護を受ける65歳以上の高齢者世帯は約80万。低年金でも、生活保護で補えていない人たちがいる。

 主な理由は、「最後のセーフティーネット」とされている生活保護の受給条件の厳しさだ。地域や年齢で決まる「最低生活費」の1カ月分が、収入や貯金などで賄えないと判断された場合、保護が支給される。自家用車を持つことも原則として認められていない。

 きょうだいや子どもに支援できる人がいないかもチェックされる。生活保護への世間の偏見から、申請をためらう人もいる。

 社会保障に詳しい都留文科大学の後藤道夫名誉教授は「丸裸になるまでは自助努力に任せるのが、日本のセーフティーネットの現状だ。最後のセーフティーネットの網にかからず、福祉の手が届かない人々がたくさん存在している」と指摘する。言わば、「隠れた貧困層」だ。後藤氏の推計によると、世帯収入は生活保護の基準以下なのに実際には保護を受けていない人は、少なくとも2千万人を上回る。高齢化が進めば、その数はさらに膨らむ。

■週6日パート、生活保護額よりより低い賃金

 「隠れた貧困層」は、高齢者に限らない。

 神奈川県の40代女性は、幼児から大学生まで5人の子どもを育てるシングルマザー。うどん屋チェーンで働いて生計を立てる。

 パートの時給は約1千円。週6日、1日8時間働いて月収は手取りで約20万円。児童手当などを加えても25万円くらいだ。

 休むと給料が減るので、風邪をひいても働く。本当は正社員になりたいが、子どもが小さいうちは残業できないため、あきらめている。今でさえ、仕事を終えて保育園経由で午後7時に帰宅すると、先に帰った小学生2人がスナック菓子で空腹をなぐさめている。母の帰りが待てず、そのままソファで寝てしまうこともしばしばだ。

 「夫との離婚もたくさん子どもを産んだのも自分の決断だから、生活が苦しいのはしょうがない。いま一番ほしいのは時間のゆとり。ゆっくり子どもと向き合える時間がほしい」

 頭をよぎるのは、生活保護だ。調べてみたところ、子どもが多い女性は、月の受給額が30万円を超える。今の生活よりもずっと楽になる。

 だが、父からもらった乗用車と数十万円の貯金を持っているから保護は受けられないだろう。車は、自宅から遠い保育園の送り迎えに欠かせないし、日々の節約と前の夫からもらった養育費でつくった貯金は、子どもの進学のためのものだ。

 「子どもの将来を守るのも親の責任。ぜいたくしたいとは思わないけど、生活保護以外にもう少し支えてくれる制度はないものでしょうか」(牧内昇平)
  


Posted by いざぁりん  at 00:35
こちらです。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&id=4215379&from=pickup_news
(以下は、コピーです)
 民間企業で働く会社員やパート従業員らが2015年に得た平均給与は420万4千円で、前年を5万4千円(1・3%)上回り、3年連続で増えたことが国税庁の調査でわかった。景気拡大や雇用改善などが影響したとみられる。


 役員らを除く正規社員の平均給与は7万2千円(1・5%)上がり484万9千円。パートや派遣社員など非正規は8千円(0・5%)増の170万5千円だった。両者の差は314万4千円(前年308万円)となり、3年連続で広がった。


 役員らを含め年間を通じて同じ職場に勤めた人は37万7千人増えて4794万人で、調査が始まった1949年以降で最も多かった。男性は2831万4千人だったのに対し、女性は最多の1962万6千人。平均給与は男性520万5千円、女性276万円。差は244万5千円で、前年より2万3千円開いた。


 源泉徴収で所得税を納めた人は0・6%増の4051万4千人で最多となり、税額は3・9%増の8兆8407億円だった。


 業種別でみると、トップは「電気・ガス・熱供給・水道業」の715万4千円。最も低かったのは、「宿泊業、飲食サービス業」の236万2千円だった。
  


Posted by いざぁりん  at 00:34
こちらです。
https://zuuonline.com/archives/105909
(以下は、コピーです)
「幸せな結婚生活」を送るのに必要な最低年収はいくら?

かつてバブル時代、女性が掲げる理想の結婚相手は3高(高身長・高学歴・高収入)と言われていたが、昨今、女性が求める結婚の条件は変わってきているのだろうか。また、共働きが増えてきている中、男性が相手に求める結婚の条件も気になるところである。男女それぞれの結婚相手に求める理想の条件を見ていきながら、結婚するとかかってくる費用を想定し、「幸せな結婚生活」を送るためには、最低限いくら年収があれば良いのかを検証していきたい。

結婚に求める条件とは

内閣府が発表している「平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)」の結婚観についての調査結果をみると、未婚の人が結婚について「必ずした方が良い、できればした方が良い」と回答した割合は男性20代で70.9%、30代で64.5%、女性20代で68.0%、30代で55.0%と、20代・30代ともに男性が上回っており、女性の結婚観の方が低いことは意外であった。

相手に求める条件は未婚者かつ将来結婚したい20代・30代の男性では「価値観が近いこと」が一番高く、続いて「一緒にいて楽しいこと」「一緒にいて気をつかわないこと」「金銭感覚・容姿が好みであること」「恋愛感情」となっている。

同じく未婚者かつ将来結婚したい20代・30代の女性においては「一緒にいて楽しいこと・一緒にいて気をつかわないこと」に続いて、「金銭感覚」「経済力があること」「恋愛感情」となり、女性の方が結婚相手を選ぶ基準に経済的な面を求めることがうかがえる。

結婚する上での不安要素に対する調査では未婚者かつ将来結婚したい20代・30代の男性では「経済的に十分な生活ができるかどうか」が57.2%と最も高く、続いて「配偶者と心が通わなくなる・不仲になること」(52.1%)となった。未婚者かつ将来結婚したい20代・30代女性では、「配偶者と心が通わなくなる・不仲になること」(61.2%)が最も高く、続いて「配偶者の親族とのつきあい」(58.5%)であった。

男性が結婚相手に求める条件として「経済力があること」は、7.5%と低かったが、結婚後の不安要素に「経済的」な点が高くなるところをみると、共働きが増えている中、まだまだ男性が経済的に頑張らないといけないという気持ちがうかがえる。では、夫婦の年収がいくらあれば生活していけるのだろうか。

結婚生活に必要な年収は「497.9万円」?

結婚生活に必要な夫婦の年収(税込)の調査報告では「20代・30代の未婚の男女」は497.9 万円に対し「20代・30代の既婚の男女」は484.2 万円と、必要と考える年収額平均が、未婚の方が14万円ほど高い。この数字はあくまで平均であり、住んでいる地域や人それぞれ結婚生活に求める生活レベルで異なってくるが、ここでは既婚の男女が回答している484.2万円で、結婚生活を送れるのかを見てきたい。

2014年の総務省「家計調査」のデータによると勤労者世帯のうち2人以上の世帯の消費支出は1ヶ月平均約31.9万円となる。平均的に見れば、先に述べた未婚の男女が結婚生活に必要だと考える夫婦の年収「497.9万円」で足りることになる。

2016年の厚生労働省の調査によれば、男性の平均年収は約335万円、女性は約242万円となっている。つまり、結婚に必要な平均年収から見ると、男性だけの平均年収だけでは不足するため、結婚後、女性の収入も必要となってくる。

ただし平均消費支出に貯蓄は含まれておらず、また、子供の人数や進学方針、自宅を購入したいなどのライフプランによっても必要な準備資金は異なってくる。

夫30歳(年収350万円)・妻28歳(250万円)でシミュレーション

以下の条件でシミュレーションしていこう。

・子供を2年後に1人希望
・5年後に3000万円のマイホーム購入希望
・貯蓄300万円

教育費は、高校まで公立、大学が私立文系のコースで約890万円かかり、中学まで公立、高校から私立、大学が私立文系のコースで約1050万円かかる。

進学コースをどうするかでも教育費は変わってくるが、少なくとも大学に入学する前までに300万円準備できると安心である。2年後に出産するとすれば、19年間で300万円を準備する必要があり、今から月々約1.3万円を貯蓄していく必要があるといえるだろう。

また5年後にマイホームを購入するのであれば、頭金を20~30%準備したいので、600万円から900万円必要になる。貯蓄で不足する300万円を5年で準備するなら年間60万円、月々5万円必要となるだろう。毎月の消費支出の他にこういった貯蓄が必要になる。

仮に、生活費が25万円かかるのであれば、教育費、住宅購入費として月々6.3万円貯蓄するとなると毎月約32万円は最低でも必要になる。このまま共働きであれば貯蓄の準備ができ、もし妻が出産後退職し収入がゼロになると難しい。シミュレーション通りの生活費、貯蓄を考えると、年収約450万円は必要だろう。

「20代・30代の既婚男女」が回答した、生活に必要な年収が484.2 万円というのは現実的な数字であろう。結婚する際には、毎月必要な生活費、教育費、マイホーム、老後資金がいくら必要なのかを想定した上でマネープランを立てると、自分が求める「幸せな結婚をするための」最低年収がいくらかイメージできるはずだ。

今関 倫子 ファイナンシャル・プランナー (AFP)
外資系保険会社勤務中にファイナンシャル・プランナー(FP)を目指し、AFP(日本FP協会認定)資格取得後、独立系FP事務所に転職。女性を中心に年間のべ200件以上のマネー相談を受け、多くの経験を経て独立。個人マネー相談、執筆、マネーセミナーを中心に活動中。FP Cafe登録FP。
  


Posted by いざぁりん  at 00:34
こちらです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160926-00000010-ftaiwan-cn
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(台北 26日 中央社)卓球選手の福原愛と江宏傑の結婚をめぐって、日台の一部のメディアでは「格差婚」だと揶揄されている。これに対し江の姉、江雅菁さんは25日、自身のフェイスブック上で「2人の愛は金銭では測れない」と不満を露わにした。

雅菁さんは「弟の収入は報道とは全く異なる。ニュースで伝えられた数字は実際よりかなり少ない」と報道内容を否定。似たような記事はここ数カ月間いくつも出ており、ずっと気になっていたものの、弟が自ら外部に説明しようとせず、自身も公の人物でないため、あえて説明するのをためらっていたという。

雅菁さんは一部メディアが裏付けを取らないままにデタラメに報道していることを強く非難し、「もっと下調べをしてくれませんか。報道するなら本当のことを伝えてください」とつづった。

2人の収入格差について一部メディアは、福原の年収が最盛期には1億円を超えていた一方、江の年収は400万円程度だと報じていた。
  


Posted by いざぁりん  at 00:33
こちらです。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160927-00000008-pseven-life
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「友を引く」として葬式を避ける「友引」。これが決められなくなるとして、葬儀業界に波紋を広げているのが「2033年問題」だ。
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〈終活業界に激震!? 友引が消える 六曜の2033年問題〉と大見出しを打ったのはシニア向け雑誌『ソナエ』(9月16日発売号)だ。「六曜」は、「友引」「大安」など日の吉凶を示す民間信仰。結婚式の日程を考えるときに「大安かな」と自然にカレンダーに目をやるように、日本人にとって身近な縁起物だ。
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 旧暦(天保暦)の日付の確定には、
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(1)新月と新月の間を1か月とする。
(2)「その月が何月か」は春分、夏至など太陽の動きから算出される「中気」の日で決める。春分のある月が2月、夏至は5月、秋分が8月、冬至は11月とする。
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 など複数のルールがある。ところが、2033年秋に、「ルールを全て満たそうとすると、『9月の次の月が11月』になってしまう」といった不具合が生じてしまうのだ。これは1844年に天保暦が導入されて以来、初めての異常事態だ。
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 旧暦の日付が決められない以上、六曜も「友引」の日も決まらない──これが2033年問題である。最も混乱が懸念されるのが葬儀業界だ。火葬場は、葬儀の日としては避ける人が多い友引を定休とするところが少なくない。
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「友引の休業日は、火葬炉のメンテナンスのために必要なものです」(都営の瑞江葬儀所管理事務所)
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 年間130万人が亡くなる多死社会において、うまく休業日が設定できず、火葬炉の金属部分などが熱疲労を起こして事故などになればそれこそ一大事だ。
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 影響は業界全体に及ぶ。桐ヶ谷斎場など6斎場に61基の火葬炉を所有する東京博善の管理本部は「毎年12月に葬儀業者向けに翌年の友引日を記した冊子を配っているが、その時までに六曜が決まっていなければどうしたらいいか」と話す。僧侶でジャーナリストの鵜飼秀徳氏もこういう。
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「寺院関係者は葬儀がない友引をコンサート観賞や家族旅行に充てる場合が多い。友引がなくなれば休日を決められなくなる」


 春分などを決める立場の国立天文台(文科省所管)は「あれこれいう立場ではない」とコメントするのみ。
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 日本カレンダー暦文化振興協会は解決に向けて昨年8月、2033年11月に閏月(※暦のズレを調整するために例外的に設けられる「13番目の月」)を置く案を発表したが、この方法も旧暦のルールを全て満たすわけではない。
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 そのため、「他の案が今後出てきてもおかしくない」(業界関係者)といい、仮に友引がカレンダーによってバラバラなら、火葬場、葬儀業者、僧侶の日程が合わず、葬儀日程がスムーズに決められない事態も発生する。住職の都合に合わせてスケジュールを設定したら遠方で骨を焼かされるハメに──といったケースが続出する懸念もある。
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 ただでさえ2033年頃は団塊世代が80代後半になり、“葬儀インフラ”が足りなくなる時代だ。「混乱を避けるためには、できる限り見解を統一させることが好ましい」(中牧弘允・暦振協理事長)
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「穏やかな死」のためにも、無関心ではいられない。
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※週刊ポスト2016年10月7日号
  


Posted by いざぁりん  at 00:07
こちらです。
http://www.news-postseven.com/archives/20160922_450755.html
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80分の本編中、セリフが一切ないことで話題のジブリ最新作『レッドタートル ある島の物語』が9月17日、公開された。

同作の監督は、オランダ出身のアニメーション作家で、『お坊さんと魚』(1994年、6分)でセザール賞短編アニメーション賞、『岸辺のふたり』(2000年、8分)で米アカデミー賞短編アニメーション映画賞など、世界各国の賞を受賞したマイケル・デュドク・ドゥ ・ヴィットが務めた。今回の作品は、『岸辺のふたり』を観たスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが、「この監督の長編を観てみたい」とオファーしたものだという。アーティスティック・プロデューサーは『かぐや姫の物語』の高畑勲監督だ。

あらすじは、嵐の海に投げ出され、無人島にたどり着いた1人の男が、必死に脱出しようと試みるも、不思議な力で何度も島に引き戻されてしまう。そうこうしているうちに、海でレッドタートルに遭遇。島へ戻ると、赤い髪の女性が現れる…というもの。

第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門特別賞を受賞し、スタジオジブリ初の海外共同製作作品、短編映画で著名な監督の長編、そしてセリフなしと注目を集めるなか、Twitterには早速見に行ったという人からの声が投稿されている。それらによれば、

「レッドタートル見終わった。一回見ただけでは難しいな…解説とか欲しい」
「セリフのない作品てのもあってものすごく難しい作品だったと思います。あと4回は観ないと理解できる気がしない…」

など、難解だと感じたという人や、

「レッドタートルみてから、ぼーっとしてるときにレッドタートルのこと思い出してしまう。あれはなんだったのか..という呪縛にしっかり飲まれてたこれも作者の意図なのか」
「レッドタートル、あの暮らしは絶対にいやなのになんか懐かしくなってしまったのなんだろう 生命は海からうまれた、みたいな圧倒的ホームカミング感」
「レッドタートルを見た。
静かに力強い作品だった。
生きて死ぬこと。
受け止めること」
「レッドタートルは、詩的で、哲学的でもある美しい映画。こういう作品を劇場で観られることに感謝。ぜひ劇場で観るべき」

など、観終わってからも考えさせられるといった人が多い。また、

「レッドタートル見終わった。
うーんこれはほとばしるほど芸術的だって作品」
「レッドタートル観ました 台詞がなく芸術的で感性を試される作品でした。色鉛筆タッチの背景が綺麗」

と、その芸術性を評価する声もあがっている。

この秋は、『シン・ゴジラ』『君の名は。』『聲の形』『怒り』と、邦画が豊作。芸術の秋に、どっぷり浸れそう?  


Posted by いざぁりん  at 00:06
民度の低下です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160926-00000075-mai-soci
(以下は、コピーです)
 信号のない場所で横断歩道を渡ろうとする歩行者がいても、9割以上の車が一時停止していないことが26日、日本自動車連盟(JAF)が公表した自動車運転に関する全国調査の結果でわかった。大部分のドライバーが歩行者優先のルールを守らず、道路交通法に違反する行為が横行している実態が明らかになった。

 調査は8月15日~9月1日、全国47都道府県の計94カ所で実施。平日午前10時~午後4時の間に、片側1車線の道路上に信号機が設置されていない横断歩道でJAF職員が横断を試みた。この結果、通過した乗用車と自家用トラックの計1万26台のうち、歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止したのは757台と全体の7.6%のみ。調査した94カ所のうち48カ所では、止まった車が5%未満だった。

 道交法は、横断歩道を渡ろうとする歩行者がいる際、横断歩道の直前で車を一時停止させ、通行を妨げないよう義務付けている。違反者には3カ月以下の懲役か5万円以下の罰金が科される。現実には取り締まりはほとんどなく、歩行者が車に道を譲ることで事故を防いでいる状態だ。全日本交通安全協会の幹部は「横断するのが子どもやお年寄りでも車はほとんど止まらないだろう。警察官が張りついて取り締まるのは難しく、運転者の良識に任せざるを得ない面がある」と、お手上げ気味。JAFの担当者は「運転免許取得時に必ず習うはずなのに忘れてしまうのか、道交法違反の認識がない可能性がある。今後のキャンペーンで啓発活動に取り組みたい」と話した。

 JAFは今回の調査に先立ち、6月にインターネットで全国アンケートを実施。「信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしているのに、一時停止しない車が多いと思う」との回答が86%に上っていたことから、初の実態調査に乗り出した。  


Posted by いざぁりん  at 00:06
総理が、軍国主義的&独裁国家的な拍手を求め、自ら拍手しています。
武力で国家を守ることに対する拍手ですから、これは、憲法違反です。
そして、野党に対する威圧、です。
総理と与党の、パフォーマンスです。
https://www.youtube.com/watch?v=H9nv3F-ZcAo  


Posted by いざぁりん  at 00:05
総理が、あおっているように見えます。
総理のパフォーマンス、そして、根回しもあったのでは?
独裁国家的です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160927-00000063-jij-pol
(以下は、コピーです)
 民進党は27日午前の衆院議院運営委員会理事会で、26日の衆院本会議で安倍晋三首相の演説中に自民党議員が立ち上がって拍手したことについて抗議した。

 共産党、日本維新の会も同調した。これに対し自民党側は「申し合わせてやったことではなく自然発生的に起こった」と釈明。一時的に議事進行に影響が出たことから、与野党は今後同様のことが起こらないよう申し合わせた。   


Posted by いざぁりん  at 00:04
与党のやる、スタンディングオーべーションは、官製スタンディングオーべーションであり、これは、野党や国民に対する威圧となるので、やってはなりません。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160927-00000069-san-pol
(以下は、コピーです)
 安倍晋三首相が所信表明演説を行った26日の衆院本会議で、自民党議員の多くが立ち上がって拍手を送る一幕があった。首相が海上保安庁や警察、自衛隊に「今この場所から心からの敬意を表そうではありませんか」と呼びかけ、首相も演説を中断して拍手した。大島理森議長が「ご着席ください」と注意するまで拍手は15秒間ほど続いた。

 本会議の首相演説が拍手で中断するのは異例。本会議後の自民党役員会でも話題となり、高村正彦副総裁は「演説の最中のスタンディングオベーション(立ち上がっての拍手喝采)は自分の経験上も初めてだ」と述べた。

 日本維新の会の馬場伸幸幹事長は本会議後の記者会見で「異常な光景だった」と述べ、生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎代表も記者会見で「今までの日本の国会ではやらなかった。北朝鮮か中国共産党大会みたいだ」と批判した。

 ただ、旧民主党政権の平成21年10月26日、鳩山由紀夫首相の所信表明演説の終了間際に同党議員が総立ちで拍手したこともあり、小沢氏は当時、幹事長だった。
  


Posted by いざぁりん  at 00:04
こちらです。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12578657.html?rm=150
(以下は、コピーです)
(へぇな会社)サンヨネ 利益の7割還元、社員は家族

 なんでもおいしくて安心、とスーパー「サンヨネ」(愛知県豊橋市)は地元で支持絶大。愛知県内だけのチェーンだが、牛乳や調味料など様々な自社ブランド品があり、新鮮で高品質な農産物は生産者との直接取引で安定した価格。そして売り場には活気がある。競争が厳しい流通業界にあって、同社ログイン前の続きは「パートナー(従業員)第一主義」を掲げ、従業員の表情が明るいのだ。

 お客さんが大事、は当たり前。明るい食卓を応援する仲間と働く職場も明るくなければ、と創業家4代目で営業本部長の三浦和雄さん(60)は言う。「従業員はファミリー。“家族”で分けるお金を人件費と称して切り詰めるのは変です。うちは福利厚生も含め、粗利益の7割近くを還元しています」

 2004年開業の蒲郡店は、にぎわう売り場の2階が広い休憩室。大きな窓のそばには、しゃれたテーブルと椅子。一角には掘りごたつも。床はブナとクリの板張りで、壁などの塗料は健康に配慮したドイツ製品をみんなで塗った。快適に仕事できるように、例えば水を使う鮮魚の作業場は床素材の工夫で冷え対策。さらに家族と過ごす時間も大切、と営業時間延長に背を向け、全店が午後7時閉店だ。

 その気があれば70歳まで働ける体制なので、査定では健康を重視。筋力がアップすればプラス査定になる。その査定表には笑顔の写真添付を求め、笑った表情が不自然、といった異変にもすぐに気づいて相談に乗る仕組みだ。

 「いい会社をつくりましょう」の社是で知られる伊那食品工業を手本と仰いで10年以上。「最初は『何か裏がある』と思われていたようですが、すっかり浸透した今は以前とは別の会社になっちゃいましたね」。社員もパートも全員が豊橋市公会堂に集まる6カ月に1回の「パートナー総会」では、この精神を繰り返し直接伝えている。

 職場が楽しければ、人は自発的に動き、どんどん成長する、と三浦さんは実感している。「そこが機械とは違うんです」(織井優佳)

     *

 1892年創業。小売業を始めた1945年から無借金経営。店舗は愛知県内に計5カ所。従業員はパート含め約650人。昨年度の売り上げは186億円。


 ■社員のつぶやき 蒲郡店店長・宮路基(もとし)さん(41)

 30歳で住宅業界から転職で入社。みんな楽しそうに働いてるし、お客さんも笑っているのが印象的で。休憩室は明るくアットホームな雰囲気で、食事時はおしゃべりが弾む。ストレスが少ないのか喫煙者が少なく、僕も自然にやめちゃいました。
  


Posted by いざぁりん  at 01:35
こちらです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160926-00000007-ykf-soci
(以下は、コピーです)
 豊洲新市場(東京都江東区)の主な施設下に盛り土が行われなかった問題で、都の独断で作られた地下空洞の安全性に注目が集まっている。空洞は地下水から汚染物質が検出された場合に浄化作業を行う“危機管理用”だった可能性も浮上。8年ぶりに再招集された専門家会議は安全性の検証に乗り出したが、識者からは液状化が懸念される場所に作られた地下空洞は大きなリスクを抱えているとの指摘も上がる。

 24日、専門家会議の座長を務める平田健正氏(放送大和歌山学習センター所長)は豊洲の水産卸売場棟の地下空間を視察。17日に都庁で開かれた会見では「敷地全体で盛り土をするという前提が崩れている。安全性の再検証が必要だ」と終始厳しい表情を崩さなかった。

 都は現在、過去の担当者らに聞き取りを行っているが、証言の食い違いなども相次ぎ、調査は難航している。なぜ、地下空洞が設置されたのか、謎は深まるばかりだが、真相に迫る鍵として、注目を集める発言がある。

 2008年12月、汚染対策の工法を検討する技術会議で、都側が「万が一、地下水から汚染物質が検出された場合に浄化が可能となるよう、建物下に作業空間を確保する」などとした説明だ。

 産経新聞によれば、主要施設1階のコンクリート床部分には巨大な搬入口が用意され、地下に重機などを搬入できるようになっている。ある都幹部は、同紙の取材に「建物下の地下水で汚染物質が出た際に重機を入れて掘るため、地下空洞を設けると説明を受けた」と答えたという。

 つまり、地下空洞は“危機管理のため”に設けたという理屈だが、その空洞が豊洲市場の安全性を揺るがすことになっているのだから、滑稽だ。

 地下空洞にたまった水について都は「雨水」と説明してきた。水の検査では、環境基準値を下回る微量のヒ素と六価クロムが検出されたと発表。懸念された発がん性物質のベンゼンは検出されず、都の関係者からは、安堵の声も漏れた。

 だが、日本環境学会元副会長の坂巻幸雄氏は、「普通の雨水にヒ素が含まれることはない。水は地下水に由来している可能性が高い」との見方を崩さない。ベンゼンは揮発性があることからすでに蒸発してしまっていることも考えられ、「地下の空間の調査も詳細に行うべきだ」という。

 さらに、坂巻氏が懸念するのは、豊洲市場の耐震性の問題だ。

 坂巻氏によると、豊洲市場が建つ土地はもともと埋め立て地で、液状化が懸念されていた場所。こうした場所の地下に構造物を設けると、地震などの影響を受け、構造物が地上に浮き上がってくる恐れもあるという。

 「実際、東日本大震災で液状化した地域では、地中のマンホールが浮き上がるという問題が発生している。東京にある地下トンネルなどでは、地下水位の上昇でトンネルが浮かび上がる傾向があるとして、重しを下ろすなどの対策が講じられている。豊洲市場の地下空洞はこうした環境を考慮した上で作られているのか、再検証が必要だ」と坂巻氏はいう。

 東日本大震災の後、豊洲市場では108カ所で液状化の痕跡が見られたといい、「安全対策が講じられていないところに、首都圏を直下型地震が襲えば、建物は壊滅的な被害を受ける恐れもある」(坂巻氏)という。

 次々と問題が指摘される豊洲市場の地下空洞。専門家会議には、徹底した安全性の検証が求められる。  


Posted by いざぁりん  at 01:33