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こちらです。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161208-00109657-diamond-soci
(以下は、コピーです)
 「子どものIQはどうすれば伸びる? 」「なぜ、ごっこ遊びがそんなに大事? 」「外国語や科学、音楽への興味を育むには? 」……脳科学から心理学、教育学まで最新リサーチを網羅し、いまの科学の常識で「これは絶対にいい! 」と断言できる子育て法を厳選、網羅した『いまの科学で「絶対にいい! 」と断言できる最高の子育てベスト55』が話題だ。「最もクールで、最もわかりやすい」「これからの子育ての新基準」と全米で絶賛された話題のベストセラーから、驚きのノウハウを紹介する。

● 「語りかけ」をすればするほどIQが上がる

 3歳までにたっぷり言葉を聞いた子どもは、親の語りかけが少なかった子どもに比べて、語彙力とIQが高く、成績が良くなります。

 では、いつからスタートすべき? 出産予定日の10週間前からです。胎児は、母親の体内で反響する音を聴いて、言葉を吸収しはじめます。

 ■「豊かな語彙」で語りかける

 やさしい言葉で端的に説明しましょう。赤ちゃん言葉にこだわる必要はありません。いずれにせよ、赤ちゃんはほとんどの単語を知らないのですから。

 「見て、ひこうき! 」と言うかわりに「あれは水上飛行機よ。飛行機に脚が2つあるわね。あれは『フロート』というの。フロートがあるから、飛行機が水の上に浮いていられるのよ。水上飛行機は水に浮くの」などと説明してあげてください(私が娘にこういう説明をすると素直に「ふうん」と応じます)。

 ■「前向きな言葉」で語りかける

 励ましの言葉をかけましょう。たとえば、次のどちらが子どもの励みになるか、おわかりですね。

 「まあ、お水をコップに入れるのね! おっとと、水がこぼれたわ。そうね、コップをならべるのって、むずかしいわよね。いいわ、もう一度やってみましょう。手を使って、ここを押さえて……」

 「ママがやるから、やらなくていいわよ。あなたがやるとこぼしちゃう」

 前向きな語りかけのコツは、次の3つです。

 (1)子どもの言葉を言い換えて「くり返す」
「ボール! そうよ、○○ちゃんはボールで遊んでいるのね」

 (2)「前向きなフィードバック」を与える
「上手」「そうよ」をたくさん使い、「ダメ」「やめて」「下手」はなるべく言わない。

 (3)命令調ではなく「ていねいに頼む」
「~してくれる? 」「~できるかな? 」
 何かをしてくれたら、「まあ、ありがとう! 」と感謝。

 ■じかに語りかける

 会話を横から聞くだけでは、子どもの語彙力や語学力に大きく貢献しません。CDやビデオを流すのも同じこと。脳は、顔と顔を合わせた対面の関わりによって刺激を受けます。その傾向が非常に強いため、実際の人との関わりの多さが言語学習の成果を大きく左右することになります。

 ■つねに語りかける

 話しかけられる回数が多い子どもは、脳が活性化します。出かける場所や会う人を増やすことが、見るものを説明したり名前を教えたりする機会につながります。

● 「赤ちゃん」に効く語りかけの方法は? 

 話しかけても答えない相手にどんどん話しかけるのは少々違和感があるでしょうが、そのうちに慣れます。

 ■音読する

 新聞の記事を音読に使えば、親にとっても時事ニュースに触れられる時間になります(赤ちゃんが新聞を破って口に入れないように注意)。

 ■これからの予定を説明する

 赤ちゃんには、思った以上の理解力があります。何かをするときやどこかに連れて行くときは、先に説明するとよいでしょう。

 「オムツを替えるわよ。おしりふきを使うわね。両脚を上げて……はい、下ろして」「帽子をかぶせますよ。一緒にお散歩に行きましょうね」「今日はおばあちゃまが会いに来てくれるわよ」

 ■親の1日を話して聞かせる

 親がすること、見ること、思うこと、感じることを、説明しましょう。目を合わせ、笑いかけ、くすぐりながら。話の「内容」は重要ではありません。

● 上手に語りかける「コツ」

 ■洗濯物をたたむとき

 「まあ、よかった、靴下が2足そろってるわ。靴下が2足、そろってる! なくさないように、上を折り曲げてまとめておこうね。これでよし」

 「このシーツ、温かくて気持ちいいわね! (赤ちゃんの頭にシーツをかぶせて)○○ちゃん、どこかなー? (シーツをめくって)あ、○○ちゃん、見つけた! 」

 ■散歩に行くとき

 今日の行き先と、通りすがりに目にする景色を説明しましょう。

 ■服を着せるとき

 「さあて、今日はどのシャツを着る? ママはこれがお気に入りよ。頭にかぶせるわよ(赤ちゃんが逃げようとすると)いらっしゃい、おさかなちゃん。まだ終わってないわよ(と、赤ちゃんを抱き寄せてキスをする)。左の腕を通して。右の腕を通して。いいわよ。まあ、かわいい。かわいこちゃんだこと! 」

 ■哺乳瓶のミルクをつくるとき

 「キャップ。ミルク。お湯。しめて。ふって、ふって、ふって! 」

● 「よちよち歩きの子ども」に効く語りかけの方法は? 

 成長して活発になると、語りかけがラクになり、違和感が薄れます。

 ■子どもがしていることを「実況中継」する

 「○○ちゃんは引き出しを開けました。閉めました。開ける。閉める。開ける。閉める。よくできました! 引き出しを引いて開ける。引き出しを押して閉める。引く。押す。引く。押す。あら、ペンだわ。○○ちゃんは、引き出しのなかからペンを見つけました。まあ、ペンのキャップを取ったわね! それ、ママが預かるわ」

 ■「関心を持っていること」を説明してあげる

 「そうよ、それはパパのヘルメット。ヘルメットよ。パパが頭にかぶるの。ストラップをあごでぱちんと止めるのよ。これで安全に自転車に乗れるの」

 ■単語から「文章」をつくる

 「フ・タ。これはフタよ。お鍋にかぶせるもの。ママはお鍋にフタをかぶせる。○○ちゃん、お鍋にフタをかぶせてくれるかな? 」

 おしゃべりが始まると、こういった関わりが楽しくなります。それに、たまらなくキュートです。子どもはたちまち、親の言うことをなんでも真似しはじめます。言ってほしい言葉を教えましょう。
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● 3歳までに聞く「単語数」が語彙力を決める

 貧困層が通うプリスクールの教師のベティ・ハートは、4歳児の語彙力を向上させるべくあらゆる手をつくしましたが、望みはかないませんでした。

 彼女がカンザス大学の修士課程の指導教官トッド・リズリーと共に出した結論は「4歳では手遅れ」というものでした。

 2人は理由を知るために、42世帯の追跡調査を開始。2年6ヵ月にわたり、1ヵ月に1時間の頻度で、家庭内のすべての会話を録音してもらいました。

 録音テープは合計1300時間。書き起こすのに6年かかりました。

 ハートとリズリーは、裕福な親と貧困層の親の子どもとの会話の違いを分析する過程で、さまざまな角度から「会話の質」を研究しました。名詞と動詞を混在させているか? 語彙のレベルは? 前向きな会話か、ネガティブな会話か? 

 その結果、最も興味深い変数となったのが「単語数」でした。

 ・生活保護を受けている世帯の子どもが聞く単語数は、1時間に「平均600語」。親が専門職に就いている世帯の子どもは、1時間に「2100語」。

 ・親が専門職の家庭の子どもは4歳までに「4800万語」の語りかけを受けている。貧困層の家庭の子どもは「1300万語」。これでは、貧困層の子どもは語彙力と会話の獲得に遅れが出て当然で、この差はのちの学習力に影響する。

 ・子どもが3歳の時点の言語能力から、9~10歳の言語能力は推測できる。

● 親がこれだけの語りかけをしている家は、子どものIQが高い

 語彙力とIQが高く、成績優秀な子どもに育てるには、どのくらい「たくさん」聞かせるべきなのでしょう? 

 研究によると、そのために必要な単語数は1日2万1000語。1時間あたり2100語です。かなり手ごわく感じませんか? 私も最初はそう思いました。

 でも、1時間2100語は、休みなくしゃべり続けなければならない分量ではありません。1時間に15分間おしゃべりしている程度の分量です。




Posted by いざぁりん  at 02:12