京つう

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楽譜をコピーしただけで、逮捕される可能性のある社会が、きょう、到来しました。
ここで言う楽譜は、著作権の有効期限内の楽譜で(作曲者の死後50年以内の楽譜)、かつ、これを、複数の人で使おうとした場合、そして、使っている場合、です。
ここで言う使うとは、練習、レッスン、本番、の全て(形態が有料であっても無料であっても)を含みます(複数の人との使用の意思がるならば、コピーしただけで、アウトです。もっと言えば、脳内に複数の人とのコピー譜使用をイメージしただけで、アウトです)。
逮捕を避けるには、著作権の切れた作品を使うか、構成員全員が楽譜を購入するか、しか方法がありません。
そもそも、楽譜は、同種のものがそんなにたくさん販売されている訳ではありません。
構成員全員が、楽譜を購入すると、入手の困難や、お金の無い人の人の敬遠が、起きるでしょう。
パート譜のばら売りがされていない場合は、総譜&パート譜(大部で高額です)を、構成員一人一人が買わなければならないという、非常に非合理的なことが起こります(ところで共同購入の場合、パート譜の数とパートの人数が一致していれば、問題ありませんが、不足がある場合は、共同購入でさらに買い足さなければならなくなります)。
そして、絶版(よくあることです)の楽譜に至っては、つまり、全く演奏できない、ということになるのです。
バッハやモーツァルトは、演奏もコピーも自由ですが、最近の曲を演奏する場合は、とても不自由な社会になってしまいました。
我が国において、音楽は今後、衰退していくと思います。
残念なことです。
以下の図が、分かり易いです。
http://www.asahi.com/articles/photo/AS20170711000083.html
http://www.asahi.com/articles/photo/AS20170711000082.html





Posted by いざぁりん  at 10:09